夕方、考え事をしようとしても邪魔が多いので、外に出かけました。
何かの情報誌で厚生年金会館前に落ち着いた音楽喫茶があると知って、実は、最近お気に入りです。オーディオマニアじゃないからよく分かりませんが、かなりいい機材でいい音が出ています。
二階にある店で靖国通りが見下ろせるのですが、席について珈琲を頼んで、さてと、とメモ帳を開いたら、眼下にパトカーに制止されてミニバンが止まりました。
何の違反だろうと思って何気なくみていたら、運転手の女性だけでなく助手席の男性にまで免許証を提示させようとしているじゃありませんか。?と思った瞬間に、車道側の後部座席に座っていた男性が現れたかと思うと、様子をうかがうように通りの反対側に歩き出し、脱兎のごとく駆け出しました。
??と思うまもなく、助手席側で尋問していたお巡りさんが追いかけます!
という状況からカメラを手にしました。


あっという間に追いついて向こうの横断歩道で信号が変わるのを待っていたのですが、突然逃げ出してバスと接触しそうになって、再びお巡りさんが追いかけます。








この間全部で20分ほど。
新宿なので、昼間でもよくパトカーが集合して、それらしい怪しい黒いクルマを囲んでいるような場面には出くわしますが、目の前で一部始終を見たのは初めてです(もちろん撮影したのも)。
夕方の靖国通りなんてすごい渋滞になるわけですが、余計な混乱を引き起こさないようにということなのか警察の迅速かつ無駄のない対応には感心しました。
それにパトロール警官から刑事から救急から交通鑑識からとスムーズな連携みてて、そのプロフェッショナルぶりにも脱帽です。サードウォッチっていう結構好きなアメリカドラマがあるのですが、まるでそんな感じでしたね。
危険を顧みず一人逃走した犯人(というか不法入国者じゃないかな)を追いかけた警察官を見てて、なんだか、自分の仕事がものすごく小さく感じて、せっかくのブログネタを上手く伝えられない文才の無さにも軽く失望中です。
警察の皆さんほんとご苦労様です。
あ、肝心の考え事する暇がなかったよ・・・。