前回のエントリーから3週間近くなりますが、そのうち2週間ほど子供がどこかから貰ってきた溶連菌がうつって体調不良でした。

溶連菌は抗生剤を飲めばなんてことはない病気です。実際、菌を貰ってきた1年生の次女は数日でケロッと回復していました。

今回は次に家内が罹患して、なんとか共倒れだけは避けなければと、気力で発症を抑えていたのですが、彼女が回復したところで気が緩んでしまったのかついに発熱、しかし原因がわかっていたので医者でも数分の検査と診断で、この熱が下がれば出歩いていいですよということだったので、その時点では気軽に考えていました。

そして、その最初の週末で何とか回復させ、月曜日から連続で静岡、宇都宮とミニ出張をこなした水曜日、本当は朝から具合がまた悪かったのですが、この日はどうしても再調整できないMTGが3つもあったので朝から晩までハードな1日、案の定帰宅すると急激な悪寒とともに39度という近年まれにみる高熱にうなされ、そこからこの3連休を含めた5日間も寝込んでしまう有様でした。

2度目に病院に行ったときにはすでに検査で陰性だったのですが、熱が下がらず最後は全身に溶連菌の毒素による発疹までできていて、医者からは免疫力が低下していたんでしょうねと言われて衰えを実感させられました。

と、ここまでは単純に体調の話ですが、寝床でずっと考えていたのは、仕事の変質に転換が間に合わなかったな、ということです。

明らかに30代とは違う求められる仕事の質と量、経営者として事業拡大のために切り換えないといけない考え方や判断、それからもっと根本的に家庭経営ですね。

別に1つ1つは分解すると大した問題でもなく、全般的には上手く回っているのですが、同時多発的に発生し複合化してくると一気に問題解決することが難しいですね。特に家庭では高校生の教育と、会社では幹部人材育成と、どちらも未知の経験で自分自身が頑張れば何とかなる問題でないことが一番の課題。

これに加えてひとりで新事業を立ち上げようともしているので、かなり無理をしているのは自覚していますが、とにかく打ち手が1つでなんとかなるような状況ではないことと、それに対処する経験値の不足を強く実感しました。

最初は心労によって免疫力が低下していたんだと考えてもいたんですが、そう単純な話ではないと思い直し、ここから引き下がるつもりも毛頭ないので、今回の事案をもう少し掘り下げて考えて、さらなるステップアップを目指したいと思います。

たまには病気で寝込むぐらいが大事故にならず済むのかもしれませんね。私が個人的に企画に関与している電子書籍関連の仕事では皆さまにご迷惑をお掛けしていますが、デジカル本体は社長が数日寝込んで出社しなくても何事もなく動くようになっていて成長を実感しました。