デザイン部門に新しい仲間が1名加わりました。それでもまだまだ猫の手も借りたいといった現場の様相です。

が、今後も増員は感覚に頼らず、あるべき基準値から逆算して、計画的かつより厳格に採用基準を設定して取り組みます。また採用以上に社員育成の面にも重点を置き、仕事の質向上を目指します。

「質」については、一定量の仕事を超えたところがスタートであることは言うまでもありませんが、知能や技術で補えない部分で差別化を図るべく現場に望んでいます。

以前は労働集約型事業からの脱却を目指していたのですが、これは大変浅はかな選択で、最初に目指すべきはこの労働集約型事業の高収益化であって、その実践の先に業態転換(新規事業)の展望が開くとシナリオを書き替えました。

今回も新入社員が当社の仕事のスピードに驚いていましたが、確かに相当な速度と回転数だと思います。もちろん初期的には稼ぐに追いつく貧乏無しだとガンガン仕事を入れるようにしているわけですが、回ってくるうちに仕事がどんどん入って休めない状態を楽しむような空気にしています。

芸人が売れてきたら「寝る間も無いよ(嬉)」というあれですね。実際案件が積み上がってきたら「いや〜売れっ子だねぇ」と社内MTGで円陣組むようにして、現場で問題解決して乗り越えるよう仕事の進め方を伝授してワークフローを作っています。

その上で、ダラダラ深夜残業や休日出勤するのはヘボディレクターという評価にしています。これであと1年ぐらいすればここから中間層ができると思うので新たな地平線が見えてくると思います。

これから本格的に取り組むもうひとつの課題(業態開発)は、コンテンツビジネスの部分です。なんと定義したらいいのかわかりませんが、これぞ未来の出版社といったようなものを作ります。

もちろん他にも事業プランは考えて着手もしていますが、いまは一度にできる資本も体力もないので、捨象と集中で一点突破します。

そしていままで何でも孤軍奮闘だったのを止め、このために最初にチームを創って仕事することを決意しました。が、現時点でその実務社員がいません。

ということでまず秋までに一人、プロジェクトをたくさん回せる実務担当者を採用します。とにかく働くのが好きで、仕事の成果をどんどん上げ、自分の力で数字を積み上げるのが大好きな人(そうしてみたい人)ですね。

まずはその人と既存の後方支援部隊とで参謀本部を作って、そのあとにコンテンツクリエイティブ担当の社員採用に着手します。

これから暫くは土台作りに集中です。