「不調も三年続けば実力」の3年目

2011年2月6日「不調も三年続けば実力」

今読んでる羽生さんの本にも書いてありましたが、「不調も三年続けば実力」ということ。自分がこれは本格的にマズイことになったと最初に認識したのは一昨年の2月。それからなんとかしようと考え動き始めたのが一昨年の8月。ということは残り1年半ですね。気合い入れてやっていきたいと思います。

さて、このブログをずっと読んでくださっている方にはご存じのことですが、この強気のエントリーを書いた直後に震災があって、SEIHAの開発が頓挫して、事務所の移転縮小を決意実行して、2期連続の赤字転落。。。

今となっては、気合い入れてやっていきたいという言葉が痛々しい限りですが、あれから1年半経ちました。

ご報告しますと、昨日9期の決算が正式にまとまり、3期連続の赤字は回避できました。ほんとうに首の皮一枚。いや、一旦切断された首を、そーっと乗っけているぐらいかもしれません。

自己評価はともかく、現実として立て直しのきっかけを掴んだことは事実です。まずはここまで懸命に支えてくれた社員や、陰日向に声援支援を頂いた取引先や関係者の皆さまに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

2年連続とんでもない赤字を作って、取引先銀行への決算報告巡りが大変シンドイ状況でしたが、今年はV字回復の結果で大手を振って回れます。金融機関の中小零細企業に対する優遇特例措置も今年度が本当にお終いだと思うので、間に合って良かったと思います。

こう書くとほんの数行なんですが、昨日はこの1年半の出来事が様々に去来しました。会社としてもいろいろありましたが、個人的には人間力を磨きに磨かされた日々だったと振り返っています。

しかし、決算はあくまでも経過の一つでしかありません。依然としてSEIHAの開発で作った莫大な負債を返さないといけませんし、なによりも当社の業態転換はその端緒についたに過ぎません。まったく祝杯をあげるような心境ではなく、昨日も一日、半年後のことを見据えて地道に仕事を成果を積み上げるのみでした。

これが誰かの役に立つかどうかわかりませんが、この状況を乗り越えられた要因について書き残しておくと、まず借入や食べ盛りの子供がたくさんといった背負うものがあったということが1番でした。

投げ出せない背負えるものがあるということは、修練という点で本当に重要なことだと思い、そういう環境を持てること自体感謝すべきことだと思うようになりました。

また事業で挑戦して人間関係や仕事の結果を残すことができるということは、単なる金融資産家よりもかなり幸せなことなんだろうなと改めて思いました。この発見は何よりも収穫だったったと思います。もちろん関係者が裕福になるように今後も事業は進めます。

それから、こういった経営経済危機を体験していたり、行き詰まっている様子を客観冷静に分析して、的確な助言をしてくれる人が複数いたということが大きな支えとなりました。恐らく彼ら、彼女らの助言がなければ早々に諦めていたと思います。同時に助言を聞きそれを実行に移すことの難しさも痛感しました。

最後に。家族が両親も含め何ら責めることなく、ただひたすら見守ってくれたことが一番の助けだったかもしれません。「どうするの」「大丈夫なのか」など、いちいち五月蠅く言われていたら、やはり途中で面倒になって投げ出していたかもしれません。

気をつけないとならないことは「不調」と「実力不足」を混同してはならないということのようです。実力、つまり腕を上げるためにも日々の研究・作業で絶え間なく努力を続ける必要があります。一方「不調」というのは、正しい取り組みをしていて結果が出るまでのタイムラグのことを言うということで、なるほど、そう思えば恐れることもないなと思いました。

経営者としての不調は一旦リセットしました。次は実業家として業態転換の成功へつなげたいと考えています。SEIHAの開発頓挫と入れ替わりで、昨年から電子出版事業に取り組み始めておよそ1年。

今期からはこの分野に100%全力投球と決めて専念しています。あと半年ぐらいで最初の軌道に乗せるべく活動中です。

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