こういう記事は書きたくない記事だけど、ソーシャルメディアを実践する身として備忘録も兼ねて書き残します。ただ、炎上させるのは本意じゃないので詳細は書きません。

社員がつぶやいたことについて「こんなこと書かれては困る」というクレームを頂戴しました。当然のことながら悪意があってのことではなく、ひとまず無知と勇み足が原因だったのですが、内容を詳細に聞くと、やはり受け手がどうとらえるのか(面白がってRTしたくなる)、そのつぶやきによって関係者がどのような影響があるのか(え?聞いてないよ。何でこんなこと書かれてるの?と思う)、そういった思慮や配慮が足りないなと思いました。

こういうことはtwitterに限らず、ブログだろうが2ちゃんだろうがFAXの怪文書だろうが同じことではあるのですが、じゃあtwitterで生じた場合にどう対応したら?ということは恥ずかしながらこのように直面して初めて真剣に考えました。

「内部情報が漏れる会社と思われたら御社は困るのでは?」

ことの軽重はともかく、いただいた言葉を重く受け止めすぐに対策を取りたいと思います。

問題は、twitterのようなコミュニケーションツールを使うにあたり、結局のところ使用する人のモラルやマナーの問題だとして実質的な社員指導育成の放棄をしていた私の責任ということだと思います(と思って対応しなければなりません)。こんなことではこの先社員が増えて、どんどんtwitterを気軽に使い始められたら・・・。

それこそビジネスマナーのセミナーに社員を行かせていますが、ことコミュニケーションツールについては、社員に使用を許したり、率先して利用させたりする以上、社会常識としてどうあるべきか(振る舞うべきか)という話だけでなく、このツールはどういう仕組みで情報が伝達し、その伝達が加速していくのか、そういった仕組みをきちんと学ぶ必要があると思いました(それこそメール導入時以上にです)。

先進的なことを受け入れることに熱心な社員の意気込みだけに頼って、会社としてどのように取り組んで行くのか厳密に考えていなかった点は率直に反省したいと思います。そして本格的にソーシャルメディアで商売をしていこうと決めたこのタイミングで今回のようなクレームをいただけて良かったと思います。