計画を出してというと予定表が出てきて、毎度天を仰ぐ日々。これを教えるのは至難の業だと思っていましたが、ようやく指導育成ポイントがみえてきました。

予定と計画が違うこと教え、実際に計画を立てさせ何回か実践させること、やることはこの2つだけです。自転車と同じように何度か失敗して体で覚える必要があるんだろうなと思います。

以前は、この人に計画の立て方を教えるのは難しそうだなと思ったら、予定を淡々と処理すればよい作業を切り出して渡していましたが、そんな悠長なことをやっていられない時代になってきていると感じてます。

デジタル化で誰もが短時間で成果物を仕上げられるようになってきて、従来パーツを作るだけでこと足りていたものが、それを複数のスタッフと連携して組み立てる仕事まで求められるようになっています。

正確にいうと、そういうことができる能力高い方々がアシスタント業務の求人に応募してくるようになってきています。

計画を立てることができる人は、計画を変更することができるので、自ら柔軟性をもって他のスタッフと連携して作業をすることができますが、予定を立てることしかできないと、計画通りにいかなくなったとたんにその部分が団子状態になってしまいます。

少子化で若者が減ってきて、この先、新卒一括採用、アシスタントからキャリアアップという手法も取れなくなってくると思いますので、ちょうど良いのかもしれません。

そんなことを考えながら、大学生の長女に予定と計画の違いを質問したらスラスラ答えて驚いたので、誰に教えてもらったのかと尋ねると、受験勉強の仕方を通じて学校で教わったとのこと。

なるほど、確かに世の中うまく調整がとれていると思います。