ネットメディアの力で日本の観光をリノベーションする

これも備忘録的なもので結論ないです。このところ河野さんとSEIHAの将来像を語っていて最終ゴールというか行き先に見据えているところの話です。

結局お前はいったい何がやりたいのか?ということです。今短期・中期的には、インターネット上に面白くて役に立つ使われるメディアを作って運営してという事業をやっていこうと思っていますが、そのメディア事業って本来的にこの社会にどういう役割を果たすのか?ということとかですね。そういったことを考えてます。それはクリエイティブや広告収益の話なんですかね。まだ儲かってない人間が偉そうに語ることではないですが、直感的にこれまでのマスメディア的な手法で物事をとらえていては、その本質的な意味をとらえ損ねそうな気がしています。あくまでも直感で。知ったかぶりで。

今回SEIHAに取り組むという大義名分で、今年になってからも国内外いろんなところに出かけました。それこそ経営的な危機なんていいながら毎月どこかに行ってますね。いままで自分では明確に認識していなかったのですが、乗り物乗って未知の場所に出かけるの好きなんだと思います。

観光というほど何かを語れるものを持ってはいないので単なる感想でしかないのですが、最近、若者がドライブに出かけないとか、海外旅行にいかないとか、いろいろとマイナス要因で語られていますが、実際のところ、もうそういったわかりやすいモノサシではかるものは面白くないからなんだと思うんですよね。いわゆる名所観光ツアーやいわゆる連休の行楽といったものは前近代的なイベントなんですよ。いや高度経済成長的かな。

もっと気楽に手軽に、しかし教養を深め体験を得られるように、単なるドライブでもない、単なる鉄道旅行やバスツアーでもない、なにか新しい行動パターンというかライフスタイルがあるんじゃないかと思っています。実際、古屋さんなんか見てるとお友達と一緒に週末ちょっと京都にって気軽に行ってて、あれって観光?行楽?よくわからないけど楽しそうです。

そう考えると、たぶん、”一生懸命”全国のお城を巡るっていうのもものすごくアリなんだと思うんですよね。お遍路じゃないですが。それを観光というのか何か別の言葉があるのか、今はよくわかりませんが、そういった人の新しい行動パターンというかライフスタイルに役立つ存在意義あるメディアにしたいです。

事業を加速させるタイミングについて考えている

決算書が仕上がって納税も済ませたので、取引銀行にそれぞれ決算報告に伺う予定です。初めて借り入れしてからずっと律儀にやってます。別に行かなくたって構わないし、もしかして迷惑なのかもしれませんが、銀行の取引といっても肌合いが合うか合わないかが全てなので、きちんと計画書を作って簡単に説明できるようにして、その話を聞いて貰えるのかどうかを確認するために訪問するようにしています。

対面する担当の方がどういう意識で仕事をされているのか、貸すときは向こうも私の品定めをしているわけですから、というか最悪なことに連帯保証人なんだし、こちらとしては真剣です(融資が実行されるかどうかは、機械的にプログラムで算出されるわけだが)。

実際、今回それを実感することがありました。この7月末に2行分の借り入れの借り換えを実行したのですが、メインの取引先でも、あまり顔を出さなかった担当の方ではなく、新しい提案を熱心にしてくれた方と取引を実行しました。そうすると、仕事を他行に持って行かれたメインの担当の方が、配置替えになりましたと先週上司の方と挨拶にいらっしゃったので、やっぱりそういうことって大事なんだと再認識しました。今度の担当の方が良い仕事をしてくれる人であって欲しいですね。

ただ、これまでは大手を振って出かけられたのが、今回は赤字決算書を持って行かないといけないので極めて残念です。もちろん心情としても足が非常に重いのですが、それでもきちんと業績回復の道筋を示して堂々と胸張って行かないと、本質的なところで信用を得られないと思っています。今週はこの仕事に集中です。

確かに赤字というのは単に年間決算のタイミングの問題なので、そういうのはたいした問題ではないという認識もあるでしょう。それこそ今や黒字の会社のほうが貴重な世の中なので、そんなに危機的なことでもないという慰めもありがたく頂戴します。が、会社の体質がきちんと収益体質になっているのだったら、何がどう転んでも黒字なんですよ。そこをきちんと見据えないといけないと思っています。

今現在「強いチーム」作りで邁進していることも、それ(収益力アップ)が全てで、社員の労働強化をしようなどとはこれっぽっちも思っていません。いやそんな後ろ向きな考えどころか、そもそも実現したいこと(プロジェクト)が山のようにあり、そのためには人と資金が絶対に必要で、この「強いチーム」作りは、次の展開を見据えた組織の土台作りであり、そこから生まれた収益が次の展開の資金になるわけです。

今期「も」、新しいアイデアの収益化に向けてさらに頑張って取り組んでいます。現在開発が遅延しているSEIHA事業で見据えている収益源泉はかなり裾野が広いものです。先日、河野さんと今後の課題を整理して、この先事業化の加速地点も見えました。

ただし、そこに行き着くまでには、2つのハードルがあります。

1つは、もちろん実態としてのメディアを作り上げ運営すること。ことこの開発に関してはサイトの開発だけでなく、明確に人材の能力開発も意図しています。はっきりいってそれは投資というよりは博打に近いです。そもそも人の潜在的な能力など予め図りようもなく、また確約もなければ日々いろいろな心情の変化もあります。そこに収益化の計算など立ちようもありませんから、ここは愚直に毎日厳密に、今日一日を集中して仕事をする以外に道はありません。

まず現有の人材で高品質なものを短期間で公開する、それが第一目標、それからそのメディアに多くの人を集める(集まるようにする。新しい人材も)、それが第二目標。この2つ目の目標を達成するためには、普通にサイトが作れますとか、その程度の人材では無理です。コミュニティサイトを自ら企画し運営している(規模は問わないし、それは数年間運営したWPやMTの自作ブログでいい)そういう経験がないと勤まらないと思っています。ユーザーを集めるだけでなく、そうやって人材も集めます。

ちなみに、人材を意識して考えるようになって思うことは、仕事に関して社会的経験値が低い人が多いなということ。この場合の仕事というのは、学校出て就職したあとに会社で命じられた業務のことではありません。何か一つ責任をもって、もしくは自分で決めたことに対して、きちんとやり遂げた経験の無い人が多いということ。何でもいいので一山越えた経験があれば、未知の仕事に直面しても、自ら見通しが立てられるだろうし、最低限の約束を守ることができると思うのですが、その段階で挫折する人がこんなに多いのかと、これは社長になって驚いていることの1つです。

それから2つめのハードルは、そのメディアの収益化。運営コストを上回る収益をコンスタントに上げられるのかどうか、そもそも売れるのかどうか。どんなに偉そうなことをいったところで「事業の成果はお客様から得られる」のですから、それがなかったら何の意味もない。会社をやる意味は全くないです。

この収益化は事業を加速させるための次なる直接的な資金調達を考慮する場合に重要な要素となります。アイデアだけでも投資が実行されることもありますが、そのアイデアを実行して収益化に成功していれば、投資家が門前市をなすがごとくは当然として、余計な口出しをされないどころか、さらに加速させるためのバックアップを得られた上で、条件も互角に交渉をすることができると考えています。

今日現在、赤字を抱えていますが、そこまでやって初めてV字回復だと思っていますし、そこまでやります。

幸いなことに、フロアの模様替えをして依頼、社内の雰囲気も一変して、みな仕事に集中していきているように実感します。毎週やっている朝礼もだんだん上向きな雰囲気に変わってきていて、社内で取り組んでいるあまたのプロジェクトの進捗が遅れなくなってきました。

なによりSEIHAプロジェクトが俄然その進捗に緻密さを増してきています。

現状のご報告(2010/10/04) | 制覇 SEIHAプロジェクト公式サイト

もともと、私も取締役萩原も、売り込みが得意なわけではないし、デジカル自体も泥臭い営業をしないでどうやったら社業が向上するのかを考えてこれまでやってきたので、そういったDNAの部分を大切に、この先も当社の今後の動向が見逃せない、そういう状態に持って行って営業していこうと思っています。

もう頑張らなくていい、真剣にやってほしい。

昨日、SEIHAチームに「攻城団」開発作業の一時中断を命じました。

先月30日のオープンを延期し、今月中旬のオープンを目指して連日の徹夜状態の作業。7月末から実質無休で過ごしている彼らの現時点の仕事の精度をみて、疲労困憊、憔悴しきった状態と、疲労のため、思考能力も落ち緩みきって緊張感なくダラダラとした状態を放置していては、永遠に仕上がらないと判断しました。

あえてかっこよくいえば戦線が崩壊する前に「後退」を命じたわけですが、内実としては大企業のように代わりの作業者がいないので、戦力温存のために引いただけのことであって、もし潤沢に作業者がいるのであれば絶対に引き下がらないポイントです。昨日も彼らには伝えたのですが、この点は血も涙もなく、私は損耗率の世界だと思っています。どんなに努力しても敵弾に倒れる兵はいますから。

つまり単純に開発作業が遅れています。

もちろん初めての経験で上手くいかないことは織り込み済みですが、本来であれば、この開発作業以外にも早急に着手すべき、未経験の重要課題は山積で、運営、プロモーション、営業活動など、ビジネスの成否において重要なタスクにまったく手が付けられていません。

なぜこのようなことになってしまったのか。

その原因は開発作業のチームワークの形骸化、それにつきます。本来であれば本部から指示された進むべき方面に向かって、どの陣地から攻略するのか、それを作戦立案、指揮命令するリーダー(リーダーシップ)が、このチームには存在していないのです。現時点では、本部から降りてくる矢の催促に、各個に自分が正面だと思っている方向にめくらめっぽう撃ちまくっているだけの状態です。

この点、チームワークの大切さをどれだけ口で説明しても、実体験として仲間と協調して目標到達を目指したことがない人には、なかなか伝わらないのだなと感じています。というのも、進捗遅れを指摘すると、殊勝なことに「ボクの仕事が悪くて彼に迷惑をかけています」というような発言が聞かれるのですが、それはチームワークでもなんでもなく、体の良い詭弁でしかないことに気づいていません。

本来であれば、目標達成のためには、双方に問題点を指摘し合って、一致団結その問題解決に当たらなければならないのに、つまり問題点には自ら気づき、はたまた横目で発見しながらも、自らそれを発言したり、相手に厳しい指摘をすることがないのです。それは烏合の衆。単なる隣席の同僚状態です。

だったらプロジェクトリーダーを配置すればいいじゃないか、という意見が聞こえてきますが、このブログを遡って貰えればどこかに書いてありますが、このSEIHAプロジェクトの目的の1つは人材育成。その人材とはスーパー作業者の育成のことではなく、企画担当者の育成を意味しています。

彼らがプロジェクトリーダーとして育つように、あえて責任を持たせて仕事をさせていくことに意味があると思っていて、実際に共通の目標に向かって邁進する「実体験」を今まさにやっている、というわけです。

昨日は、そういった長期的な視点から、会社は君たちを指揮官に育て事業拡張しようと投資をしているのに、自分のタスク達成しか視野にいれず、あまつさえそれが未達成でも平謝りですませている点を認識し、いちはやく改善して欲しい、そういう話しをしてみました。

こうなってくると、会社のカネを使って自己の栄達にだけに投資している人のほうが、道義的には問題でも能力的にはまだましです。

ただし、実際に彼らは無休で仕事をしています。これ以上、発破をかけようと思ったところで湿ってクタクタになった導火線に火がつきそうもありません。そう考えたところで、ふと彼ら自身の考えているこういった極限の状態で「頑張る」という認識が、私とそれと異なっているのではないかということに気づきました。

本来「頑張る」とは、やると決めたことを達成するために力を尽くし、最善を尽くすことを意味していると思いますが、どうやら彼らの「頑張る」という認識は、無理のない範囲で全力をつくすこと、という前置きもしくは天井があるように思いました。

心折れそうだ、とか、もう限界です、みたいな弱音は日々聞いていますが、実際、逃走したり倒れたりしているわけではありませんから。

ただ、ここで、いまさら認識のズレを確認したところで、それを修正する時間も無駄なので、言い方を変えてみました。

「もう君たちは頑張らなくていい、ただ真剣にやってくれ」と。

「真剣ってどういう意味ですか?(僕たちは真剣にやっていないということですか?)」と質問されたので、君たちは真剣じゃない。真剣勝負で負けたら死というような意識で、自ら設定した作業納期を一度でも守ったことがあるのか?ないよね。と

まだプロジェクトは絶望的なところに到っていません(というか、依然として好機が目前にあります)。そういう状態だからこそ、あえて一旦引いてそういう話をしてみました。そのうえで、やっぱり作業者としてしかやれないというならば仕方がない。それで限界を超えて倒れても私は知らないし、そうなったとしてもこの事業完遂のために、代替作業者を用意するだけのことです。

血も涙もないですが、それが私なりに嘘偽りなく真剣にやっているということで、大げさかもしれませんが、会社をたちあげてたった8年ですけど、綺麗事で事業が立ち上がるとは今更考えていませんし、形振り構わずだったからこそ、今があると思っています。

あ、ちなみに本部である私と河野さんのホットラインは本日も活性化していますし、すでに次を見据えた動きを始めています。

お互いプロジェクトの成功について真剣ですからね。

SEIHAフレームワークで未来の読者を作ろうと考えています。

名古屋のジオメディアサミットでお披露目してから、SEIHA(攻城団)って、面白そうというお話をチラチラと頂けるようになりました。そう面白いです。何が面白いかって、社長の自分にとってはサービスを使ってみたいという思いのほかに、このフレームワークを広めていくとこういったことが実現できるという思いがあるからです。

そのひとつはすでに観光立国という視点からこのフレームワークの将来像ということで書いてみました。もう一つは、そのエントリーでもちょっと触れましたが、なぜ一介の編プロがこんなことを始めようと思ったのか、その起点となるところにある、新しい出版を手がけたいという観点からも書いてみたいと思います。

そもそもこのSEIHAプロジェクトには、前身としてハブメディアというプロジェクトが存在しました。これはデジカルがウェブメディアを作る会社に転身するための最初のステップとして河野さんと相談して準備したコンセプトであり、その背景には「無駄な本を作らなくて済むシステム」を世に提案しようという思いもありました。

まだこのシステムで具体的な成功例を上げるに至っていませんが、ウェブでコンテンツを連載することがどういうことなのか(どういう評価を得られて、また評価が得られないのか)を知ることができました。ここで得られた経験をもとに、コンテンツサイトを作って運営するという手法は、現在は「編集者.jp」というサイトに繫がっていて、これは編集者のベストプラクティスを共有しようという大義名分のもと、当社のデザインサービスのマーケティングツールとして大きな役割を果たすに至っています。

この編集者.jpについては、寄稿についてもお話をいただくようになりまして、まさに今週から新しいコンテンツが一つ増えました。

あの編集者のキャッチコピー力

このほど、「キャッチコピー力の基本」を上梓された川上徹也さんが、AERAやディスカバートゥエンティーワンなど、出版業界でキャッチコピー力といえば、といった方々にインタビューしています。今週水曜日から連載開始です。

話が大幅にそれました。

先週書店の店頭で、業界紙に連載されていた書店員のコラムをまとめた本を手に取りました。買おうと思って手に取ったのですが止めました。なんだかワーキングプアをことさらに強調するような、やさぐれた感じがなんとも重苦しいというか、そういや最近、書店ってなんだか未来を感じられる場所になっていないかもなぁ、という思いがわき起こってくるのを実感したためです。

本は好きです。年末本棚を全部潰したにも関わらず、もうすでに本棚一杯に新しい本が増えています。でも、そんな本好きがすっかり行かなくなった場所があります。それは街の図書館。なぜかって答えは簡単です。そこに並んでいる本を読むよりも、iPhoneでRSSフィードやメールやTwitterのつぶやきから、リンクされたコンテンツを読んでいるほうがとても楽しいからです。恐らく今図書館に行っても、書架から本を引っ張り出す前にiPhone引っ張り出すと思います。

これって図書館の役割がなくなったと言いたいわけではありません(完全電子化されたらなくなるのかもしれないが)。iPhoneの中身が図書館に置き換わると思っているわけでもありません。もっというと、電子書籍がリアル書籍に今すぐ取って代わって書店がいらなくなるとも思っていません。

単純にその場が楽しいかどうか、楽しくしようとしているかどうかの問題ではないかと思っています。

それでSEIHAフレームワークですが、ここではランドマークスポットのデータベースを使って、いろいろな人が情報を読んだり、書き込んだり、写真を見たり見せたり、そのことについて会話したりできる場所を作ろうと思っています。そこでコンテンツを読んだり見たり聞いたりして、それで満足して貰えれば十分だし、さらにそのコンテンツを再編集したものを、そのコミュニティで提供できるならば、それこそ無駄なく出版が実現できるのではないだろうか、とそのようなことを考えています。

もっとも自社出版の本だけを売ろうと考えているわけではなく、そのコミュティの参加者に深く伝わる、これまで知られていない本も改めて売る機会を作ることができるのではないかとも考えています。

何が言いたいかというと、それで出版社の本が売れるようになれば、その周辺で商売を続けている当社も自ずと儲かるというお話で、売れる本作りをトータルにサポートするという社是でやっていますが、さらに大きな枠組みでこれをサポートできると思っています。

関連して。

今朝ほど、河野さんからネット広告に関する自主勉強会の資料が送られてきました。そのうち公開されるということですが、一読して面食らいました。こりゃ訳分からんな。と。それで、またぞろ勉強の虫がうずき始めていたのですが、いやいや待てよと、今度は考えを変えて、ことSEIHAに関してはネット広告で一緒にビジネスを組み立ててくれる、自分よりも優秀な人をしっかりと探そうと思っています。

SEIHAのフレームワークは、ランドマークスポットの情報を活かすことで、物販を含めて全方位でビジネスが組み立てられると考えています。今後どんどんと人材を集めて行こうと考えていますが、いま河野さんと今すぐにこういった人が必要だと話をしている人材は、次のことができる人材です。

・SEIHAの自社サイトを立ち上げまくる(事例をたくさん作る)
・SEIHAのスポンサードの営業をする(平たく言うと広告です)
・SEIHAの企業担当者向けのセミナーを開催する

SEIHAは10年は儲かって楽しめる事業だと思って取り組んでいます。デジカル自体は、前期赤字決算だったということもあって、今期は身を引き絞って経営をしていますが、それでも果敢にベンチャー事業に取り組もうという考えです。

しかしベンチャーだからといって無給に近い薄給で我慢しろというつもりはありません。私自身が子だくさんで経営者をやっているので、この辺りはちゃんと食べていける算段の上でチャレンジし続けています。今すぐに高給を期待されるのは困りますが、楽しんで儲けようと思っている人とは一緒に仕事をしたいと強く願っています。

ちょっと大連に行ってきます。

予てよりお伝えしていた通り、大連に行ってきます。目的は2つ、SEIHAプロジェクトの開発を依頼している会社に行って、大西くんが1日詰めて、遅れた仕事を取り戻すこと。もう一つは玉造くんと新規BPO取引先へのご挨拶。

2泊3日ですが、実質的には1日しか活動時間がありません。ほんとうは旅順にも足を伸ばして旧関東州の史跡を巡りたいのですが(本当に行きたい)、5社回らないといけないので観光は難しいかもしれません。

今回、この出張が初海外という玉造くんが準備でかなり頑張りました。SEIHAではデザイン以外にデータ入力も担当しており、そちらもシステマチックに作業を進めて遅延もなく(すばらしい)、さらに作業を加速するためのアウトソース先確保が課題だったのですが、加えて案件で一杯一杯のデザイン室に代わってDTPのアウトソース先の確保もできました。

あれこれ事細かく指示することなく自分で訪問先を探してアポも取って。新卒入社3年目、一皮むけた感じがする2010年の夏です。

SEIHAプロジェクトは、大西くん、玉造くんの30歳前後のチームです。今年の初めに河野さんとこのプロジェクトを立ち上げるにあたり、社内で伸びしろのある人物を選ぼうということになって、せーので出した人選がお互いにこの二人でした。

大西くんはディレクターからプロジェクトリーダーへ、玉造くんは、エディトリアルデザインからウェブデザインへ、それぞれ活躍の場を広げているところです。二人ともすでに制作面では、クライアントを持って仕事ができるのですが、その仕事を少し絞ってこのプロジェクトに当たってもらっています。

小さな会社としては、収益事業の人員が減るのは大きな痛手ですが、ここでいったん腰をかがめて縮んでおかないと、大きく伸展しないという考えでやっています。

SEIHAについてはもう一つお知らせがあります。大連から帰って翌週30日(金)に、今度は名古屋に出張します。目的は、「ジオメディアサミット名古屋」への参加。SEIHAと第一弾の「攻城団」の初めてのプロモーションです。ライトニングトークにも申し込みました。予算も時間も極力削減するためクルマで日帰りの強行軍です。

二人とも何も言わずに今年の夏期休暇を返上してくれました。当然、私も今年は休暇返上で各種プロジェクトに望みます。しかし、悲壮な感じは全くなく、なすべきことの山脈を一つ一つ越えていく覚悟が、SEIHA以外のスタッフにも定まっている感じを受けています。

選挙が終わっても相変わらず世の中停滞気味ですが、デジカルは、みんながのんびり休んでいる間にものすごい差を付けてやろうと思ってます。まずは大連。行ってきます。

初次見面、我叫香月登。

今月の初め新たな大連の会社から営業メールがあり、さっそくデータ入力の仕事などを依頼したところ期待以上のクオリティとスピードで納品されました。すると直後に、その社長さんが訪日するということで先々週来社されました。

やり手の社長さんっていうのはどこでも似たようなものなんでしょうね。体格良くて大声で、何店舗も展開している飲食チェーン店の社長さんのような方がいらっしゃいました(あとで聞いたら実際に飲食店を何店舗も経営してましたが)。面談自体は、今回通訳の女性を伴っていらっしゃったので本当にご挨拶という感じです。

エレベータまで見送りの際、社長さんがちょっとお手洗いを拝借ということで、その間通訳の方、趙さんに、「中国からいらっしゃったんですか?」と尋ねたら「東京に住んでますよ」というではありませんか。「じゃあ中国語のレッスンとかやってくれます?」と気軽に聞いてみたら、「やりますよ!」というではないですか。じゃあ、あと詳しくはメールでってことになって、はやくも先週の水曜日からレッスン開始です。

それで今日は2回目のレッスンだったのですが、来月、趙さんが北京に行くというので、ちょうど大連に行きたいと思っているので通訳と案内をしてくれませんか?とお願いしたら、「実は大連の社長から一度来なさいと言われてたよ」、ということで、これまた快諾していただきました。

ホテルも航空券も手配してあげますということで、この面倒な仕事、誰かやってくれないかなーとツイッターでつぶやいたりしてたところなので、渡りに船とはまさにこのことですね。

それにしても今年になって、はてさてこの件どうしたものかと思って考えていると、今回のように意図せぬところからいい話がやってくる感じです。我ながら相変わらず運が良いなぁと。

そうそう、今日趙さんから聞いた話では、日本人が仕事の完成度を99%目指すとするならば、中国人は60% でよしとするとのこと。確かに今SEIHAで開発をお願いしている件でも、最初はやります!お任せください!と言ってましたが、ふたを開けてみるとみたいなことが発生しています。

しかし、そういう仕事は中国人同士でもそうだということで、日本人からみて単純に仕事が雑だということではなく、そういう基準で仕事をしているので、そのつもりできちんと最後までお付き合いをする必要があるようです。一つ学びました。

このところ元気のいい中国の方と関わっていて、とにかく熱意とスピード感が爽快ですね。やっぱりこう元気よく稼いで儲けてっていうのはいいですね。どうしてそんなに惹かれるのだろうかと思うのですが、それはよく取締役萩原と言うところの雑草系の出自だからだろうなと思います。花のない雑草は、日々の信用と実績の積み上げでしか存在を許されません。

いまはまだ吹けば飛ぶような小さな会社ですけど、これからの10年、本気でグローバルな仕事で成果をあげたいと考えています。

追伸

S子さん、頑張って更新しますよ!

SEIHAサービスの目指すところ

SEIHAプロジェクトが実現するサービスの本質ですが、私自身は新しい出版の形を実現したいという思いがあるということは何度か書きました。でもそれは個人的な思い入れで、サービスユーザーにとって、ほとんど意味のないことだと思っています。ほんとうの意味でSEIHAがスタートして世の中にどういう貢献ができるのか?そこにある思いはひとつです。

多くの人にもっと各地方に足を運んでもらいたい。

あ、地方という言い方も適切じゃないかもしれません。言いたいことは東京の時代は終わったのかなということ(街に魅力がなくなったという意味ではなく)。東京一極集中という考え方が、これからネットの時代が進むにつれてさらに合わなくなっていくのではないかと感じています。

限界集落という言葉がありますが、過疎の問題なんて私が小学校のころから言われていることですから、これは間違いなく中央一極集中のシステム(中央によるいろいろな延命措置)が招いている結果的な問題じゃないかと思いますね。話がそれました。

で、単純に都市と田舎という構造が壊れることを望んでいるわけではなく、逆にもっと田舎を田舎として大切にするためにも、地域ごとに都市に人口を集中させ、近郊とのバランスがとれるような、そういった国土に再編していくべきではないのかと感じています。

これを地方分権などというと政治的な話になりますが、ネットに親和性の高い若い世代の方々が、それこそ今の大河ドラマの坂本龍馬のごとく、日本各地に旅にでるようになって見聞を深めれば、新しい動きが生まれるのではないかと期待しています。

ウェブサービスを提供することで、何が便利になって、どう楽しくなるのか、その本質をきちんと押さえて置かなければ、闇雲にアクセス数を稼いで、それがいくらになるというような単純計算では、この先長く残っていくサービスにはなり得ないと考えています。SEIHAがそういった旅の動機付けのひとつとして、新しい人の流れを作る一助となるようなサービスになれればと考えています。

このように、実際的に人びと動きを作るということで(観光という意味でも)、実生活に具体的な影響を与える導線の一つになりたいと考えてSEIHAのサービスを開発していますが、今回その最初のテーマをお城と据えた河野さんの先見の明に改めて感服しています。

私自身は、出版というテーマと、もともと国史学専攻だったということも(研究職は挫折したけど)今回の企画提案に即断即決した理由ではあるのですが、どうして日本全国にお城がこんなにあるのか?ということを考えてみたら、一極集中になる以前の日本の歴史に触れることになるわけで、自ずと東京対地方という対立構造ではない、新たな関係性が見えてくるのではないでしょうか(あ、単純に江戸の昔に戻ればいいというような無責任なエコアイデアには反対です)。

観光は、これからの日本にとっても重要な課題となる分野だと思います。これからの日本の課題に多少なりとも貢献できる今回の企画、全力で取り組む価値があると考えています。かつ、このテーマ絶対は、グローバル展開に繋げたいと思います。

一番楽しいのは、大儲けできることを想像したとき

と、いうような話を何かの本で読みました。

確かにベンチャーが楽しいのは喫茶店でワイワイやっているときでしょうね。なんだかいけそうな気がする〜ってときが気分は最高。で本当のベンチャー最大の課題は高めたモチベーションを維持し続け、広げた大風呂敷を、技術的にビジネスモデル的に、キッチリと畳むことができるかどうかです。

昨日は大笑いの話をしましたが、やっぱりチームには気の開けた人間が必要ですね。「七人の侍」をたまに見返しますが、冒頭、侍をスカウトする様子はとても参考になります。あれは人材を集めるための重要なポイントを押さえていると思います。

ここ数日、佳境にはいってきたSEIHAの立ち上げを直接指揮するため毎朝MTGを開催していますが、注意しているポイントは、プロジェクトの詳細を詰めることとともに、メンバーが全体像を見失わないようにすること、またその全体像を具現化するために(つまり立ち上げ後に何をどうするかを決めるために)、今どういった作業に集中すべきかを整理することです。

果たしてこのプロジェクトが成功するのだろうか? 形が見えてきていよいよとなってくると、これで本当に大丈夫かと不安は増大するものです。こういうときこそ、目線を下げず、また視野をさらに広くして、地に足を付けて作業を進めていきたいですね。

ということで、改めて今回開発しているサービスの将来性やビジネスモデルの新しさという点で、ちょっとこれはかなり儲かっちゃうんんじゃないの? と今朝はチーム全員で再認識し、不敵な笑みもこぼれてきたので、ちょっと大丈夫だと思います。

今日は河野さんがいらして攻城団のデザインを詰める作業がありますが、また彼らも張り切って作業が進むものと思われます。

とブログの下書きを書いてたら、MTGが終わってデザイン方針が決定したようです。さっき見ましたが、うん良い感じになってきましたよ。

Internet Forum 2010

昨日の午後、セッションを絞って出かけてきました。ソニー銀行の河原塚氏による「顧客インサイトから新しい価値を創造するWebサイトの企画設計」とトライヴァルメディアハウスの池田氏による「ソーシャルメディアが切り拓くマーケティング新時代」の2つです。

池田氏のプレゼンは時間も短く、ソーシャルメディアって何?というようなマーケティング担当者さん向けということで、あ、知ってるという内容ではありましたが、とても簡潔にまとめられていてよい復習になりました。

セミナーでも紹介されていましたが、ソーシャルメディアって何?っていう方はぜひ下記の映像を。

日本語訳はコチラを参照してみてください。でも、たぶんコレ見てわかる人ってやっぱりソーシャルメディアにどっぷりな人なんじゃないかなーとか思ったり。

ソーシャルメディアマーケティングを「公園で商品を宣伝すること」と置き換えて考えてみてくださいという話があって、なるほどとも思ったのですが、ただ、丁寧な応対で接客すること(もしくは安易に近づかないこと)や押し売りをしないということは商売をする上で当たり前のことだと思うので、それが本質でもないような気もします。いや、正直私もソーシャルメディアマーケティングってまだよくわかりません。

ただ、その人が集まる公園そのものを作って運営すること、それはとても魅力的な仕事だなと感じています。小さな公園から大きな公園まで、マンションの敷地内の箱庭みたいなところから、球技ができたりキャンプもできたりするところまで、人が集まってきて楽しめる場を作るという仕事はぜひやってみたい。で、どちらかというとただ遊ぶ場所というよりは、いろいろな情報を持ち寄って、新聞とか会報誌、情報誌みたいなものをあれこれ言いながら作る場所みたいなものができたらなと思っています。あ、これはSEIHAプロジェクトの話です。

セミナーを聞いてから、池田さんの本「キズナのマーケティング」を買おうと思っていたら、名刺交換した方には本をプレゼントしますということで頂いて帰りました。なんとも太っ腹です。これからさらさらっと読んでみます。

前後しますが、河原塚氏のセミナーは、ソニー銀行で取り組んだウェブサイトの企画設計実績例を説明いただいて、これは企画を考える上で非常に参考になる内容でした。まずなによりもWEBとリアル(対面)で得意とするものと苦手とするものを整理せよ、ということ。これは本当に重要なことで、かつ企画を提案する場合にとても難しい部分だと感じています。

私としては、このソーシャルメディアに対する取組を新しい出版の枠組みの一つだととらえていて、企画提案をする意味では、企業のマーケターの方とも、代理店の方ともフラットにお付き合いできるようなポジションを目指したいと考えていますが、担当者の方から「企画持ってきて〜」と言われてホイホイ出せるようなものじゃないなとも感じています。

企画を成功させるためには、リアルな現場を知っている担当者の方とどれだけしっかりとした関係性を保持できるのか、どうやってコンテンツを持っておられる現場の方々と関係性を作るのか、にかかっているように思います。ひとまず一緒に企画を考えますとは言えますが、じゃ具体的にあなたは何をするの?というところで提供できるサービスが固まっていないので、そこを明確にしたいと思います。

それから「企業サイトのメディア化」、「Owned Media」といわれるものの課題として、下記をあげられたのですが、この必要な人材と書かれていること、以前より河野さんからも指導頂いている部分ですが、この点が元編集者として血が騒ぐというか、売れるメディアを作ってみたいという衝動に駆られる部分なんだなと改めて実感しています。

で、何より、これからのデジカルでこの部分を担う人材を増やしたいと考えています。必要なのは企画とその実現力です。

■運用負荷の高さ

・「作る」より「続ける」難しさ

■必要な人材

・読者のニーズを掘り起こす「企画」スキル
・メディアを運用できる「編集」スキル
・消費者主導のウェブでの「対話」スキル
・専門分野での法知識が必要な場合も

あ、最後に補足になってしまいますが、今回参加した目的は、そこにお客さんがいるのかどうかです。満員のセミナー会場をみて、ここで新しいビジネスを作りたいとさらに確信したところです。まずはSEIHAから。あと、依頼を頂いているメディアの企画の実現です。

SEIHA「攻城団」ドライブ

昨日は一日、SEIHAチームと一緒に掛川城まで出張ってきました。

改めて、このSEIHAプロジェクトについて話をします。この「攻城団」の企画は、河野さんが以前から取り組んでおられたもので、それをハブメディアの実現を加速するためにもということで、フレームワークの手法とともに提案をいただき、その場で即決してプロジェクトを立ち上げました。当社としては、会社の新しい姿を体現するためにもプロジェクトチームに若手を抜擢し、これを河野さんに直接薫陶いただくカタチでウェブメディアビジネスの実現を図っています。というわけで当プロジェクトは、デジカルの業態転換の一丁目一番地です。

また、このプロジェクトは私にとっては新しい出版のカタチを体現するものでもあります。河野さんからフレームワークの提案を頂いた瞬間に、これは出版と同じ構造を再現できると感じたのですが、より具体的には、集まった情報を再編集して、低コストで有益な情報が掲載された出版物を「定期的に刊行する」ところまで実現したいと考えています。この出版物は、書店ではなくコンビニで販売することを強烈にイメージしています。この件については、いずれどこかの出版社と組んで仕事をしたいと考えています。

また、日本でこれから重要的に取り組むべきとされる3K、環境、健康、観光のうち、観光に焦点をあてる企画でもあり、このSEIHAのフレームワークは、将来にわたってさらに大きな発展の可能性を秘めているとも感じています。

特にこの観光という観点は、日本の産業構造を考え直すにあたって重要な課題であると考えていて、いろいろ書きたいこともあるのですがまた別の機会にします。

で、その観光というキーワードで考えたときに、それに関与するメディアを作ろうという人間が、そもそもそういうことを楽しんで感じてみないとウソじゃないの?ということで、1日使って大西くん、玉造くんらとでかけました。彼らは免許を持っていないということで、古屋さんにも運転手をお願いして4人で出かけました。

と、まぁ長々と書きましたが、私は単純に遊んできました。目的地は掛川城、で、ついでに下りのSA、PAもSEIHAしてみました。

高速料金5700円とありますが、なぜか3800円でした。ETC割引?
朝食は海老名SAで有名なメロンパン。これは美味。特製パンは11時からの販売。
足柄SAはのF1コーナーは潰れてました。足湯も中止に。ここはいつも寂れた感じ。

SA、PAって始めてはいるときに限らず、どこまで駐車場の奥行きがあるのか分からないのは不便ですね。この案内図だけでもナビで表示されないものかと。

いままでお土産コーナーをちゃんと見たこと無かったけど、結構変なもの売ってますね。
富士川SAのスタバ。ここはオススメ絶景スポットです。
由比PAも良い感じのところです。
本当は富士宮焼きそばの予定が、日本坂PAでしらす丼食べました。社長のわがまま。
予定通りに掛川城到着。大手門から望む天守は遙か彼方です。
桜も満開で、まさに物見遊山。
いいですねー。
最高ですねー。
で、遙か遠くと思っていた天守閣。意外に小さくて、どうやら遠近法の錯覚だったみたい。
下に茶室や御殿もあるということで後で回ります。
天守最上階。しもじもは、って言葉が飛び交います。

城の受付の方に尋ねたところ、休日はボランティアのガイドさんが天守の近くに立っているそうですが、平日は予め予約しておかないとダメだとのこと。残念です。

茶室で呈茶サービス。500円です。かなりいいお茶だと思いました。
図々しくもガイドをお願いし、奥の小間も拝見させてもらいました。

茶室は新しい建築ですが、御殿のは江戸後期の建物そのままです。いろいろな城に行きましたが、御殿の現物が見られるのは珍しいです。しかもどの部屋も見学し放題。これは素晴らしいですね。

くるしうない。ちこうよれ。
御殿からの眺めも素晴らしい。
ほんといい時にこれました。さぁ帰ろう。
富士川SA上に併設された道の駅。ここも見学ポイントです。
無料の富士山展望ラウンジがあるのです。
が、何も見えません・・・。
気を取り直して、最後に富士宮焼きそばを試しました。

普通に美味しかったですが。焼きそばは焼きそばだな。と。
なんでここに。どうして売れてる。やっぱり足柄SAは変だと思います。

SAにはコンシェルジュのお姉さんがいます。いろいろと取材をしてみました。足柄SAは懇切丁寧にいろいろとお客さんの状況などを教えてくれましたが、海老名SAは、木っ端役人って感じで大変残念でしたね。虫の居所が悪かったんでしょう。

ようやく海老名まで戻ってきました。日も暮れてきて帰ってきたなという感じ。
お疲れ様でした。ちなみにプリウス普通に乗ってこんな感じの数字です。