読まれる本のデザインをつくる仕事

当社では書籍のデザイン制作事業を運営しているチームを「ISSHIKI」と名付けています。

本を作るためには、原稿を編集したあと印刷製本するまでに、レイアウトして表紙カバーを作る必要があります。レイアウトもレイアウトデザインを作って組版をする必要があって、最近は図解本が増えきたので、イラストレーションも求められるようになってきました。

この「ISSHIKI」は、複数のデザイナー、クリエイターで構成された制作チームなのですが、装丁、本文デザイン、組版をトータルでデザインすることでデザインの統一感を出すとともに、対象読者にあわせたテイストの調整、提案を柔軟に対応できることが強みです。

文字にすると簡単ですが、結構な手間暇かかっています。実際この手の本を企画して作るとなると本当に大変で、私自身、企画編集したらあとは誰かに上手く仕上げて欲しい編集だったので、自分が欲しかった制作チームを自社で作ってみましたというわけですね。電子書籍も同じように作ってます。

最近は版元の編集者の皆様だけでなく、一般の事業会社さんやフリーランス編集者の方々からも問い合わせを頂くようになってきました。

どういった実績があるんですか?というお問い合わせを頂きますので、プレゼンシートを作ってみました。

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そして、私自身は、このデザイン制作の前段部分のコンテンツの企画編集部分をEMDという概念でサービス事業化しようと考えています。このEMDでいくつか新しい実績をつくることが出来てきたので次のフェーズに進めたいのですが、1つ前のエントリーで書いたとおり、今回は腰据えて取り組む考えです。

晴耕雨読

すでに梅雨が明けたような天気ですね。最近、雨を鬱陶しくて面倒といった感覚がなくなって、逆に慈雨という言葉を噛みしめるようになりました。もしくは雨降って地固まるといったことも。

そういう意味では、今年は真正面から梅雨を楽しんでみようと思っていたら、あてが外れて晴れ続き。もちろん晴れている方がよいので、それはそれでよいのですが、なぜ雨でも楽しめるようになったのかと、この際振り返ってみました。

大量の天気情報

最大の理由は、テレビを見なくなったこと。もちろん大画面で各種動画サービスはみてますが、それに忙しくて、いわゆるテレビ局の番組を見なくなりました。唯一ニュースは朝晩見ているのですが、これが何かにつけて天気の話題。

世の中平和な証拠で結構なことすが、晴れでも雨でも一大ニュースになっていて、そのうち天候でいちいち何かを左右されるようなことが滑稽なことだなと感じるようになり、夜のニュースで最初が天気の話題であれば、その時点で見るのを止めるようになりました。

晴れの日に傘を借りた

もう一つの理由は、銀行取引が拡大したためで、例の「晴れの日に傘」をヒシヒシと実感するようになったためです。大変ありがたいことですが、まさに備えあれば憂いなし。おかげで多少の雨が降ったところで、ネガティブな感情に陥ることがなくなりました。

晴れの日に傘を借りるからこそ安く借りることができるわけで、特に今は大安売りされていますから、借りておかない手はないということです。それに新品の傘を置いたままにしておくと、雨が降りそうだなとわかったときも、雨にならないようにしよう頑張る思わぬ効能があることもわかりました。

晴れの日は何をするのか

そういうように考えてみると、これまでは雨が降ったらどうしようと、つまり「もしも」のことを中心に考えていて、肝心の晴れの日は勢いにまかせ、あまり深く考えずに動いていたことに気づいて、もったいないことをしていました。

ということで「晴耕雨読」という言葉を思い出して、そういえば雨が降ったら本を読んでというのは実践してきたけど、晴れの日に淡々と耕す畑がどういうもので、耕すとはどういうことかを、本当にじっくりと考えることなくやってこなかったなと感じています。

改めていろいろと周囲の人や環境に恵まれていることに感謝しかありませんが、戦に打って出るばかりで、地道に田畑を耕すことを疎かにしていたかもしれません。

おわりに

こんな四字熟語を安易にタイトルに使おうと考えるだけで我ながら焼きが回った気もするし、晴耕雨読なんて雨の日のタイトルとして選択するイメージを持っていましたが、今更ながら辞書引いてみると、悠々自適な生活を表す言葉なんですよね。豊かな生活を目指すと社内で言っている割には言ってる本人が貧しい発想でした。

今期は個人的にもデジカルとしても、15年目の転換点と設定して進めているのですが、期末が近づいてきて、なるほど物事の受け止め方、考え方の切り替えを求められていたんだなと実感しているところです。

こういうことを書いているということは、いままさに雨が降っているということなのですが、もう晴れ間が見えているので、次に晴れたときにどう動くか、今回は気分や勢いに左右されることのないようじっくり腰据えてと考えています。

「ISSHIKI通信08」発行しました

今月の請求書に同封してお届けします。

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ISSHIKIは、デジカルの書籍デザイン制作チームの名称です。書籍の装丁デザインとレイアウト・デザイン及び組版制作を一式提供するところから命名しました。最近はイラストレーションや編集作業の一部も一式に含めて請け負っています。

ISSHIKIでは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化を図っています。企画編集に多忙な編集者の皆様に、ISSHKIで頼んでよかったなと思って頂けるよう、スタッフ一同サービス品質向上に努力しています。

今月のトピックは、技術評論社の傅さんから玉造さんがもらってきた「職場の問題かるた」で遊んでみたというお話。職場環境改善はISSHIKIチームでも喫緊の課題で、日々現場で対話を続けています。

掲載実績は数ヶ月までまでの「主な」もので、多忙を理由に更新が滞っていました。実績を知りたいとのご要望にお応えするべくウェブサイトの改修を来月から開始します。

ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

3年後を見据え考え方と動き方を切り替えている話

月次で経営会議を実施しています。1年前の今日、大きく舵を切り替えました。それでどうなったのか、これからどうしていくのか、振り返りと展望をまとめてみました。

荒波に立ち向かった1年となりました

昨年7月に初めて展示会に出展し、わずか10ヶ月で2回目の出展。双方の展示会を起点として新しい仕事に取り組んでいます。

その新しい仕事には2つの種類があって、未経験の仕事に挑戦する取り組みがある一方で、変革を迫られつつもいまだ模索に終始して案件にならないものもあって、時間軸が大きく違う2つの取り組みを同時に見ている私自身の体感速度は、ますます加速しています。

デジカルとして求められていること、トップとして求められていること、一人のプランナーとしてやってみたいこと、そこにマネジャーとして「働き方改革」なる変革の大波も押し寄せ、会社としても個人としてもしっちゃかめっちゃかの怒涛のごとき毎日です。

もちろんこうなることは予測済みで(何しろそうすると自分で決めたのだから)、あえて荒波に突っ込んだわけですが、予測していたからといって大変な状況が軽減されるわけではありません。ただ、大波に揉まれ水を飲んで苦しんだとしても、予め波がくるとわかっていれば、乗り切ることはできて溺れることはないものですね。

いったい何が苦境の原因なのか、その原点に向き合ってみると、意外とたいしたことではなかったりします。そういった気づきを得られたことが今回最大の収穫です。

3年後を見据えたビジョン

昨年9月にリブート宣言したビジョンに向け駒を進めています。
https://www.digical.co.jp/about/

創業当初より「新しい出版のカタチ」を模索し「読まれるモノとコトをデザインする」をミッションに事業に取り組んで参りました。創業 15 年となる 2018 年を転機として、原点である「出版編集」に立ち戻り、この 5 年で拡大成長したブックデザイン・制作事業と電子出版関連事業を両翼として、これらを統合した新たな編集デザイン・サービスを全国展開する計画を準備しています。
進化を続けるデジタルクリエイティブのノウハウをコンテンツ企画編集に活かし、出版・メディア発信の力で、顧客の皆さまとともに創造的な仕事を作り豊かな生活を築くことを目指します。

書いて半年以上経っていますが、今回はブレることなく進められていて、いま3つのことを考えて取り組んでいます。

まず書籍のデザイン制作事業「ISSHIKI」の事業運営体制を再構築。業界縮小とネットコンテンツデザインの隆盛によって、撤退したり細分化した業者が増えているのか、トータルデザインの提案やワンストップサービスの価値は高まっています。伝統工芸とまではいいませんが、希少性の高いデザイン制作事業として、今後も磨きをかけていこうと考えています。現場も静かに燃えてきているのを実感します。

次に、電子書籍やPODといったデジタル出版や、メルマガやブログといったデジタルコンテツ配信を出版と組み合わせたりする案件、そのコンテンツ制作に出版編集のスキームを適用する企画が増えています。ただ想定していたよりも概念の浸透スピードが遅く(逆にいえば私が早すぎて)、事業として成立するまで時間が必要という認識です。この仕事は取り組み方を単独コンサルティング活動に絞り、3年後をめどに事業体へ整えていこうと考えています。

そして、社員の産休入りでトーンダウンさせた自社の電子出版事業「金風舎」について、上記のコンサルティングを実践する過程で得た知見や、働き方改革で体感している社会の潮流を見据え、コンテンツの企画制作段階から新設計で出版企画を実行しようと考えています。実は今こそ出版社を始めるチャンスと思ってます。

考え方改革を実践中

今回わざわざ困難な方向に舵を切っているのは、制約条件がある方が、それも強力な制約条件がある方が、その間に追い詰められ縮められた分、知恵も出て後々伸びが大きいと感じるためで、その視点に立った考え方と行動の切り替えを実践しています。

まずはご存知の通りフィジカルな改造です。目に見えて変化を見せることができ、健康にもなって一石二鳥です。この1年、風邪どころか一切の体調不良もありません。4月の展示会に向け自己トレーニングに留めていたのですが、もう一絞りしようと集中トレーニングをいつ開始するかトレーナーさんとタイミングを相談しています。

次にいまはまりそうなのは、タイムマネジメントの観点からの睡眠です。睡眠なんて努力も工夫も不要と思っていましたが、これは奥が深いし大した投資でもないのに莫大なリターンがあることに気づきました。今までなんともったいないことをしてきたんだと思いますね。

そしてメンタルマネジメントの研究です。この10年、禅寺にいったり茶道の師匠についたり、カウンセラーにみてもらったりと、いろいろと平常心の研究をやってきましたが、これもすでに昭和平成の取り組みかもなと感じています。

というのも、iPhoneを持つようになってライフハックにはまった結果、個人的な生産性はかなり向上したのですが、このところ限界を感じていて、身体的に健康になって衰えを感じなくなってしまったが故に、今度は頭の回転と心の動きが自分で求めている行動の結果に追いついてない感覚があります。

そんなときにいくつかの本を読んでいて。なんとなくモヤッとしていた霧が晴れたというか、いままでその視点はなかった、なるほどそうやればいいのか!とかなりの気づきを得て密かに実践中です。

同世代のおじさん向けにいうならば、アムロのためにマグネットコーティングが必要だということで、個人的にニュータイプ化プロジェクト実施中です。完全にひとり趣味なのですが、実益と盛大に一致しているので邁進します。

「ISSHIKI通信07」発行しました

今月の請求書に同封してお届けします。

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ISSHIKIは、デジカルの書籍デザイン制作チームの名称です。書籍の装丁デザインとレイアウト・デザイン及び組版制作を一式提供するところから命名しました。最近はイラストレーションや編集作業の一部も一式に含めて請け負っています。

ISSHIKIでは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化を図っています。企画編集に多忙な編集者の皆様に、ISSHKIで頼んでよかったなと思って頂けるよう、スタッフ一同サービス品質向上に努力しています。

今月は担当書籍のうち、桐原書店の語学書「FACTBOOK」が紀伊國屋書店で著者フェア開催となった件がトピックです。通常は書店店頭販売しない書籍ということで売上げランキング2位となりました。

掲載実績は「主な」もので、ここ最近は多忙を理由に更新が滞っています。実績を知りたいとのご要望を沢山お寄せいただきますので、そのご要望への対応強化をすべくウェブサイトの改修を計画しています。


ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

14年目の運動会

週末は長男が1年生のころから数えて連続14回目の運動会でした。

ひところは3人同時で撮影編集係は大変でしたが、数年前から次女のみとなって多少寂しくなってきたところに、今年はいよいよ昼食が親子別になって、ますます地味な感じになってきました。これも時の流れですね。

といっても地味になっているのは我が家の話だけで、学校の方は少子化が嘘のように、この数年のマンション建設ラッシュで近辺住民激増のためクラスは倍増となり雰囲気は様変わりです。

校舎建て替え前は、昭和の牧歌的な自分もよく知る運動会の雰囲気でしたが、最近は新校舎のように現代的な野外スポーツイベントをみているかのようです。このあたり社会的な進化を痛感しますね。

そして観覧側も、昔はキャンプセットをもってきて酒盛りに近い親御さんたちもいらっしゃいましたが、ここ最近は学校やPTAの皆さんの努力で見違えるように皆さんスマートに観覧、撮影されていらっしゃいます。

というわけで、今年もそうなんだろうなとのんびりでかけたのですが、さていよいよ撮影だとビデオを取り出したところで、いきなり怒号が聞こえてきました。何事かとふと横を見ると、PTAのパパさんが最前列で仁王立ちして撮影をしている年配の男性二人に腰を低くするように注意しているところでした。

間違いなく生徒の祖父世代の方々だと思いますが、お二人とも体格良くしかも高そうなゴルフウェアを着こなして堂々たる容貌でしたので、恐らくそれなりに地位のある方なのだと思います。ただ、いきなり息子のような男性に面前で咎められたので、鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情でフリーズしてました。

もう少し言い方もあるだろうなとも思ったので、だからこの世代はといった話にするつもりはありません。逆に、多少は反面教師として将来の学びを得た一方で、このところ強く閉塞感を感じる代わり映えしない現状とに照らし合わせ、現役世代としては、もっと考え抜いた対応をしていかないとならないんだろうなと、単に先輩世代を責めても仕方ないぞと、そういった思いを強く抱きました。

小学校の運動会参加もまだあと2年。

「ISSHIKI通信06」発行しました

先月の発行のお知らせが1月ズレていました。ということでこれは1ヶ月遅れの発行のお知らせです。

先月送付の請求書に同封してお届けしています。

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ISSHIKIサービスは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化も図っています。

掲載実績は「主な」ものです。この他の実績についてはウェブサイトからお問い合わせください。ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

自負心との付き合い方

上手いタイトルを思いつかないのですが、言いたいことは「おじさんになっていることを自覚するのは難しい」ということです。

編集者として仕事を始めたその翌年にWindows95が発売され、すぐにインターネットがやってきて、今で言うところのブラック企業な環境でDTPをする編集者として解説書を作ってました。

もともと今で言うところのアーリーアダプターな父親のお陰で、高校生のころから自宅にはNECのマイコンが家にあって、デジタルには慣れ親しんでいた方なので、コンピュータ技術書の仕事は面白く、HTMLからExcelVBA、Linuxそして自作パソコンと手当たり次第自力でやれることはやってきて、ネットのサービスがいろいろと出始めると、これを端から試して回って、そこそこ何かがわかっていると思ってきました。

確かに、それは小さな会社で雑用係を兼用せざるを得ない社長業をやっていくにはとても役立って、またそういったことを活かして新しい事業を作っていきたいという野望に燃えてやってきましたが、時の流れは残酷ですね。決して怠けていたわけではないですが、やはりすべてのことを自分の力でやれるわけでなく、限界があることを知らされました。

もともとエンジニアの技術や才能があるわけでもなく、それ以前に編集制作会社としてやることに追われていて、簡単にいうと器用貧乏な状態のままここまでやってきて、ふと気づくと何もかもが中途半端な状態になっている、そういう状態です。

ほんの一瞬、もういちど学校にいって自分で勉強するべきかと思いましたが、15秒ほど悩んで止めました。これまでウェブエンジニアリングについて、きちんと人に任せることなく片手間でやっていたことを反省し、専門家にお願いして体制をしっかりと構築し直すことにしました。

ほんとうに今更ですが、気づいてやり方を変えたので良しとします。おじさんはおじさんらしく、いろいろと若いものに気持ちよく働いてもらえるよう、その気にさせるような仕事に徹しようと思います。

誰が一木支隊を全滅させたのか

金曜日に買ったのですが読みやすかったので週末に読み終えました。

ガダルカナルの初戦を日本側の現場をミクロな視点から実際はどうだったのか、一木支隊長の人物像や遺族、生き残った隊員のオーラル・ヒストリーも交えて詳細に再現してあります。

敗軍の将であることや、突撃して全滅していることから「定説」としては、猪武者と表される一木支隊長ですが、実相としては、理知的かつ人間的魅力に溢れる現場指揮官で関係者の人物評も高い人物でした。

盧溝橋の現場指揮官として有名になったあとも、上官の牟田口連隊長が自らの功績と自画自賛する一方で、たまたまその現場を担当しただけと謙虚な態度だったというエピソードが印象的です。

ミッドウェーの攻略部隊として出征し、海戦敗戦の事実を秘匿する理由でグアムに留め置かれ、そのままガダルカナルに正確な敵情を知らされること無く転戦させられますが、この間、部下の掌握に努め士気を高めており、あの牟田口連隊長をしても「極めて勇敢で、用意周到な人物であった」と表するだけあって、著者は「一木支隊長の統率は、陸軍が明治揺籃期より追い求めてきた統率の一つの完成形」と分析しています。

それだけに、すでに歴史として知っている17軍司令部と大本営とのやりとりを観ながら、何も知らされず愚直に任務を遂行する一木支隊長の立場を俯瞰してみるとやりきれない思いです。

ただ私自身、大組織のなかなか曲がらない様子をみていたり、自ら監督している事業の成果を上げられなかったりすることを振り返ってみると、当時の軍司令官や参謀と同じ立場だったとしていったい何ができたのかと、諸行無常との感想で、支隊長の長女の、良き父親としての思い出話を読んだあとで、一木大佐が戦死したのが49歳だったというのを知って、さらに感慨深い思いです。

ノンフィクションの読み物として面白かったのですが、なぜ「全滅」したのか、どうしてそれが教訓として生かされなかったのか、ということに関して、日本とアメリカの組織の違いについて、「任務重視型」と「情報(環境)重視型」の違いをわかりやすく解説してありました。

この点、まさに組織の改革を実践している真っ最中なので参考となりました。私自身、経営者としては後者のつもりでしたが、まだまだ不足していることを知らされた感じがします。

「デジタルファースト」から「マルチプロダクト」へ

底本(原本)のない電子書籍をボーンデジタル、電子書籍から書籍にする出版方法をデジタルファーストと呼ばれています。

JEPA|日本電子出版協会 ボーンデジタルとは?

当社では、主に電子書籍をPODにしたときにデジタルファーストと呼んでいて、これに特設ウェブサイト(ランディングページ)の構築までセットにしたメニューとして「プロパブ」を準備しています。

「プロパブ」デジタル出版とウェブプロモーションで直接伝える。 | 株式会社デジカル

今後、この「プロパブ」の展開に力を入れていきたいと考えていますが、やはり同時に「単行本が欲しい」「ブランディングサイトを作りたい」といった要望もあり、さらにはコンテンツ制作時に、随時メルマガやブログとしても発信していきたいといった要望もあります。

こういった制作出版手法を上手く表現できる(自分なりに納得できる)言葉を探していたのですが、金融商品販売のときに使われる「マルチプロダクト」といった用語が一番近いと感じています。

コンテンツ制作も配信・出版もある種の構造としては投資活動ですし、取り組んでいる事業の「一流」化の商品展開としても合致します。

現時点では、私一人が構想するのみで、まったくの模索段階に過ぎませんが、将来的に「マルチプロダクト」戦略で展開したいと考えています。