実務家は素直な心で本を読むべき

先日のエントリー、紹介した本の書名の間違いをコメントで指摘していただきました。ありがとうございます。

夢をカタチにする仕事力 (光文社新書)
夢をカタチにする仕事力 (光文社新書) 別所哲也光文社 2009-05-15
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おすすめ平均 star
star熱意とあるべきビジョンは必ずしも一致しないんだなぁ
star感服すべき行動力

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Amazoneのレビューを読んでて、ちょっと気づいたというか、考えたことを少し。

”本”に「具体的なノウハウがない」って言う人がいるんですね。が、普通、”マニュアル”と銘打ってないものには正解なんか載ってるわけないじゃないかと思います。たとえばこの別所さんの本 にもしそれが載っていたとして、それをなぞってみたってそれは別所哲也の夢なんであって、自分の夢じゃないし。

実用的なアイデアやノウハウを たかだか800円で求めようというのもよくわかりませんが、少なくとも志もってことに望もうと思っている人間が、それを達成した人の話を聞いて得られる ものはおよそ金銭に換算できるものじゃないと思うんですよね。だから私はいい本だと思ったわけですが。

松下幸之助もいっておられますが、素直な心で物事を見られないというのは、その時点で実務家としてはもう失敗だろうと思います。お稽古でも先生の話すことを聞く姿勢や、指導を受けたときの態度についてはかなり厳しく教わっていますが、人(この場合、先生や親、上司、先輩のような先人)の言うことを素直に聞くというのは、言うことを聞いてひたすら言われた通りにするとは違うんですよね。どうしてこの人はこういうことを言っておられるのか?それを自分でよく考えろということなんですよ(きっと)。

実務家の本を実務家が読むのであれば、これはもう素直に読むしかないでしょう。きっと学校で本は疑って読めといわれたままなんでしょうね。研究者と実務家では本の読み方が違うと思います。

もし本当に実務家として精進しようと思うなら、手に取る前に(買う前に)その本の価値を見通すべく眼識を鍛えるべきだし、手にして違うと思えば静かに閉じればいいし、損したと吹聴するのは愚の骨頂です。いずれにしても実務家が儲からないどころか損してどうするのかと。

素直な心。これは本に限らないかもしれません。たとえば社長が売上が上がっていない、だからこうやって営業に行けと言ったとして、それが「社長にとって都合のいいこと」なのか、「会社の利益を考えてのこと」なのか、はたまた「自分の間違いを指摘されているのか」を見極めるためには、素直に話を聞いてよく考えなきゃだめですよ。

もし社長の都合ばかり言っているならその会社を去るべきだし、そうでなければ自分の営業を改善すべきだし、会社の利益を考えてなかったらいまからすぐに考えればいいことだし、いずれにしても自分の性格じゃないとか、何度もうるさいとか、俺は違う方法でやるんだとか、そういったねじまがった心構えでは、誰も儲からないし、自分も損しますよね。

新型プリウス ヘッドアップディスプレイ

はい。アクセス対策エントリーです。

最近でこそ、”紙”や”メディア”系で引っかかってくるようになりましたが、検索サイトからは圧倒的に”プリウス”で検索されています。

で、月曜日に正式発表で、その日に担当のナガイさんが「今朝の10時届いたばかりです!」と12時には持ってきてくれたみたいです。

p1010077

ま、納車が遙か先ですからね。気持ちだけでも一生懸命やっていただきたいところです。

新型プリウスの納期目処のご案内(5/19時点)

で、今週は忙しくてようやくじっくりと目を通しているところですが、ナビのオプションでヘッドアップディスプレイがありますね。このタイプを注文したかどうか定かでないです(いや、ほんとカタログも見ず、試乗もせず買うなんて)。自分の場合は、先進的なものを買うことに意味があるので、これちゃんと確認しておかないと。

新型プリウス ヘッドアップディスプレイ

で、そのアクセス対策ですけど、いちおうこのブログも社長ブログとしての役割も担っているわけでして、いろいろ実験しながらやっています。前のアメブロのときにもいろいろと試してみて、自分の場合はアクセス数だけを稼ぐだけでは何の意味もないことはよく分かりました。

それで今回は、将来の当社のミッションとなるメディアをテーマに語っているわけですが、やはり注目を浴びないと知らない人の目にとまることもないので、このあたりのさじ加減というか、何をどうしたらどうなるのか(どういう意味を持つのか)、ということを研究中です。

編集者のときは、この(原稿の)部分どう思いますか?と相談してくる著者に「はっきり言い切ったほうがいいですよ」「きちんと思いをきちんと伝えるべきだと思います」などとアドバイスしていましたが、いざ自分で書いて自分で編集っていうのは、そういう背中を押してくれるものがないので案配が非常に難しいですね。しかも書いてからの反応がダイレクトだし。

そういうところは、いわばオーナー社長な感じですねブロガーって。だから個人事業者や零細企業の社長さんは、単に宣伝したいという思いもあるとは思いますが、ブログと親和性が高いんじゃないかなーと。

ただ、これからはどんどん世の中が企業(個人事業者や社会起業家も)に対して絶えずオープンであることを求めていくでしょうから、ブログに限らず、ネットで相互につながれる仕組みを求められていくと考えていて、もっと多くの企業がブログをはじめとするネットメディアを必要としてくるんじゃないかと思っています。そのときに単にシステム入れてコンテンツ作って提供するだけでなく、コンテンツのマネージメントやデザインを提供するお手伝いをしたいと考えています。

あ、これ別のエントリーにすればよかった・・・。

という具合になかなか難しいです。

鮮度と勢いだけの人生は必ず行き詰ります。

これはいい本。

と思って紹介しようとおもったのにAmazonで出てこない。なぜ。

別所哲也 著『夢をカタチにする仕事術 映画祭で学んだプロジェクトマネジメント』光文社新書

書名を間違ってました。ご指摘ありがとうございました。

別所哲也 著『夢をカタチにする仕事力 映画祭で学んだプロジェクトマネジメント』光文社新書

え?あの別所哲也が?と疑って手にとってみましたが、案の定、役者がなんで?という視線の中、悪戦苦闘する非常に泥臭いお話です。好きですね。こういうの。

プロジェクトマネジメントの本は、教科書や小説仕立てのもなど様々なものがあり、大抵は役に立たないので手にしないのですが、ひとりの俳優がショートムービーの映画祭を開催したいという思い一筋に(プロジェクトを成功させるのに必要なことは、これがすべてだといって過言ではないんだろうけど)、数々の困難をどういった心構えと活動で乗り越え成功に結びつけたのか、その実体験を余すところなく語っておられます。

当社の30過ぎの社員向けなので、若向きな引用になってしまいますが。

どんな業種業態に就職しても、社会人として動き出して数年は、まだ新人です。
出合うこと、出会う人、仕事のルールなど、学生時代のアルバイトやサークル活動とは全く違う、厳しさと刺激に圧倒され、時間が猛スピードで動いていきます。僕自身、寝るのがもったいないと感じるほど、やりたいことを実現していきたい、与えられたチャンスに応えたいという気持ちで、前のめりに仕事に立ち向かっていました。しかし、三〇歳をこえたとき、ふと立ち止まってしまった。自分はこのままでいいのかな、と。
鮮度と勢いだけの人生は必ず行き詰ります。新人の間は、なんでも教えてもらえるし、間違うこともできる、いわば特権的な立場です。しかし、三年、五年と時間が経って後輩ができると、教えてくださいとも、わかりませんとも言えなくなっていくものです。だからこそ、新人の時代にたくさん失敗して、恥をかいて、ビクともしない強い自分になっていかなくてはいけないのです。しかしそれは、その時代がすぎ去って初めてわかること。これは真理だと僕は痛感しました。(P.56)

そうなんですよね。30過ぎてからわかるですよね。20代にやっておくべきことってのが。同じく自分も40過ぎて、来年あたりから30代にやっておくべきこともわかるんだろうな。

で、どうすればいいかなんだけど、自分の場合は考え方の問題だと思っています。以下、プロジェクトマネージメントをやりたい若い人向けなので、そうじゃない人は読み捨ててください。

例えば、儲かったらクルマを買おうと思っている人は、たいていいつまでたっても儲からずクルマが買えていないと思います。もしくは宝くじに当たったら何しようみたいに考えている人にとって、実はその考えている贅沢は何が何でも本当に実現したいことではないというようなことかな。

そうじゃなくあのクルマを買うために稼ごうと考えなきゃだめなんだと思いますね(本当にクルマが欲しいなら)。こういう30代を過ごそうと思っていま20代をどうするか、この仕事を達成するために今日何をするべきか。全部同じ構造だろうと思います。ちなみにプロデューサーなら、できれば貯金してクルマを買おうじゃなく、あくまでも稼いで収入を増やして買おうという考え方が必要かと思います。

誰にでも困難はあると思いますが、今日の困難を凌げば明日がくる(つまりいつか宝くじがあたる)というような考えでやっていると、そのうち絶望感に襲われることになるでしょう。でも、楽しい明日にするために今日これを成し遂げようと考えて活動すれば、たとえもがき苦しむことがあっても、自分で希望の炎を燃やし続けることができるはず。

若くて自分には実績がないから企画が通らない、営業で受注できない。本当にそうでしょうか?

この場合の実績って上手い仕事をしたとか、華麗な成果をあげたとかじゃなく、失敗した、怒鳴られた、恥かいた、顰蹙買った、そういった実績なんだと思いますよ。だからいま君らに必要なことは、そういった数々の問題を乗り越えてきたという自信じゃないかと思います。ここまで折れずに頑張ってこれたんだから堂々とやっていけばいいと思いますよ。

ということで今日も企画営業頑張って(笑)

チームアラフォーでスタート

新たにベンチャー事業に取り組むにはいささか薹が立っているのかもしれませんが、メディア事業部のメンバーは全員アラフォー。4月のスタート以来、名和も寺内もいろいろ事情があって、ここ一月ほど実質監督一人状態でしたが、本日から再スタート切りました。

いろいろとお話をいただいていた関係各位にはお待たせいたしました。改めてご連絡を入れて参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

新設事業部は、

・実績がない
・制作人員がいない
・厳しい経済状況

というトリプルパンチで絶壁を登がごとき困難ですが、こういう場合、それが困難であればあるほど自分は裏返して考えるので、だからこそどこまでも謙虚になれる、素直にアドバイスを聞ける、小さなことにも感謝ができるということで、初心に返ることができるからいいことだと考えます。

そして、そうやって登り始めてしばらくすると、「ああ、やつはまだあの辺か」とか「お、あそこまでいったけど、いつ落ちるやら」とか、そういった冷ややかな第三者からの視線を下から感じ始めるわけですが、そうなると俄然燃えてくるわけですね。

実はすでに2回ほど落っこちましたけど、しっかりと命綱はつけているので登り切るまで何度でもチャレンジです。

今回は、具体的にウェブメディアで商売をしようと考えています。これが新たな出版の定義として一般的になるにはまだしばらく時間が必要なようですが、気付いたときに登り始めても遅いので先を急ぎます。

地図を買い、登べき絶壁を見定め、最初の足がかりまでは見つかっているので、途中テラスになっている部分にたどり着いたらすぐに次のメンバーを募集します。すぐかもしれませんし、数ヶ月かかるかもしれませんが。

今日の昼、毎日ブログを編集している吉永先生から電話がありました。いま我々で検討しているウェブサイトのビジョンにぴったりのものを見つけたからお互いそのサイトを分担して分析していこうという話。そのときの「僕らのビジネスを実現するのに」という枕詞にいたく感動しました。

先生は10歳ぐらい年上でいわばアラフィフ?ですが、そのアグレッシブな感覚には完敗してるなー(プライベートもアグレッシブなんだよね)ということで、チームを作るということについて、また少し考えが進みました。

・チャレンジするのに年齢関係なし
・「僕らのビジネス」とメンバーで共有できるビジョンが必要

ツイッター?

社長がそんなことをする暇はないととめられてたけど、昨日、企画の打合せをしていて、社長だからこそ、これやっぱりやっとかないと。

http://twitter.com/nobosan

wpのプラグインを入れてみたので、そっちに配信されるかテストもかねて。

ずっと、トゥイッター、って頭の中でささやいていたんだけれど、ツイッター派が多数派ですか。

ついでにテクノラティの登録。
テクノラティプロフィール

企画会議をオープンにするたった一つの理由

来月もハブメディア会議を開催します。

前回とても残念だったこともあり、河野さんに丸投げせずにきちんとコミットしなければと反省しました。次回も新たな社外参加者の申し込みがあったようで、毎回社外からの参加があることは大変ありがたいことです。

このハブメディアの会議をオープンにしている理由なんですが、コミュニケーションを軸にしては、河野さんほど上手く説明できないので、いち経営者として社員たるプレイヤーに何を望んでいるのかという観点から話をしたいと思います。

まず、もともと社員の企画力を向上させることを目的の1つに据えている会議なので、社外の多くの方の意見を聞くことによって、視野が広がる機会にして欲しいと願っています。それによって、なんだたいしたことないな、と尊大で自信過剰になってもらうのは困りますが、過度に謙遜、卑屈な、いわゆる雛鳥体質な社員のままではもっと困ります。

世の中スゴイ人もたくさんいるけど、たいしたことない人もたくさんいるんだ、と分かれば、どんな人とも安定したコミュニケーションがとれるようになるはずで、新人のころから社外の人と接することで、人間関係のバランスをとれるようになって欲しいという考えです。そうやって自分を客観的にポジショニングできれば、あとは人よりも5%程度多く努力をすれば、きっと楽に生きていけると思いますし、かつそういう人が増えていけば、我が国もこの先、正常に発展していくことでしょう。

それから、もっとも大きな理由ですが、企画は、それを「実現したもの」が勝ちと考えているためです。裏返せば、プロデューサーとしてもっとも恥ずべき態度は、「あれって俺の企画だったんだよね」ということですね。いますよね、いつも話は勝った話ばかりなんだけど、実績は?って人が。

定型な商品を販売する会社と違って、様々な形のデザインを開発販売することになるメディア企業を目指す以上、全ての社員にはきちんとした実務家としての気構えを持って欲しいと願っています。前回、企画会議に参加する心構えみたいなものを語りましたが、もっとも重要なことは、その企画会議が終わった瞬間から何を実行するのかということだと思うのですよ。

企画会議でも、最初は、さすが誰それさんは冴えてるねと言われていたとしても、何の実行も伴わないのであれば、そのうち、あの人って重箱の隅つついてばっかだよね。といわれるに決まってます。特に若者は経験値や実行力が足りない分、その有り余ったパワーを論評批判に向けがちですから(要するに頭でっかち)。

だから、この企画は自分がなんとしてでも実現するだという信念をもってして取り組んでいれば、企画会議でどんなにアイデアを開陳したとしても、あとから追っかけて真似た企画をやってくる人間がいたとしても大丈夫でしょう。

そもそも類似商品なんて世にたくさんあるわけで、いずれ競争になるのは明白のこと。だったらその最初から全力投球しておこうようとということですね。

かくいう自分も、もう立派な中年ですけど、こんなにブログで偉そうに吠えてると、なんだ偉そうに言ってるけどそんなもんか、というような声がいつも聞こえきていて(心の中で)、必死ですね。

これって(ついでの話にして申し訳ないんですが)、どうしていろいろなコンサルタントがいる中で、私が河野さんにアドバイザーをお願いしたのかと言う話にも繋がるのですが、それは河野さんが、常にご自身でメディアを実践されているからなんですね。ネットってブログだけ読んでれば本当に立派なことを仰ってる人ってたくさんいるんですが、実践されている(いや、できている)人はまだまだ少ないと感じます。

ちなみに、会計参与をお願いしている先生も、単に税理士だけでなく、税理士法人を経営されておられるからであって、実務家なんですよね。そうじゃないと本当の経営は教えられないと思いますから。

この先、プロフェッショナルな人々がどんどんブログを始める時代になってくると思います。そうなってくると単なる批評家は一掃されるでしょうけど、そういう時代にプロデューサーになろうというならば、誰よりも実務家としての能力を問われると考えています。

と、そういうこともあって、当社のハブメディア会議については、参加者であれば、社外の方であってもアイデアを開陳することには何の問題もないですし、広く衆知を結集できるまたとない機会だと思います(そうしなければ)。

あ、読み返したらたった一つの理由になってないや(笑)

紙の本は99%なくなりますよ。

断言できる理由、それは紙の本が”印刷”という技術だからです。そして、「紙の本に限ってそれは無い」と錯覚しやすいのは、「紙に印刷する」という技術があまりの大発明であったからです。あまりに長く親しまれすぎて、それが技術だと認識できないのです。

紙の本が100%亡くなると断言できる、たった一つの理由:今週の天牌

誰が書いているのか分からないブログの意見を引用するのって気が引けますが、みんな熱く語っているので(「※極論を書くこともありますが、あまり本気に受け止めないでください」ってあるし)。

すでにコメントや他のブログの感想に誰かが書いてあるように、論じる時間軸の問題で、数年後にはなくならないだろうけど30年後はわからないし、具体的に実用系の本は、もう余命は10年ぐらいじゃないかと思っています。その理由は、このブログの人の言うとおり、技術の問題だと思うから。

読んでいると反論のほとんどが、100%はありえないよ、とか、本はステキだからなくなって欲しくない、というような本質的なものじゃないですが、実際、じゃ紙の本は減らないのか?と問われたら反論する人は一人もいなくなると思いますね。

ちなみに私自身が、何よりもこのままだとなくなってしまうだろうなぁと思うのは、今紙の本を作っている人たち(うちの社員もそうだけど)が「なくならない(なくなって欲しくない)」と思っていることですかね。

そのうちデバイスとしての本が好きってのは、WindowsよりもMacが好き程度のことになると思います。

で、「紙の本」はなくなるかもしれないけど、「本」はなくならない。ということで、書籍のウェブ化を実現するのがハブメディアです。

ビジョンを語るって難しい

猛烈にビジョンを語らねばと考えているんだけれども、これが非常に難しい。熱い思いはあっても、それを伝える術がなかったら何の意味もない。

そんなことをこのマンガが教えてくれましたよ。

極道めし 1 (1) (アクションコミックス)
極道めし 1 (1) (アクションコミックス) 土山 しげる

おすすめ平均
starsこの作者の描く「飯」はとてもうまそうに見える
starsあちこちで評判なのも頷ける!
stars久しぶりに、おもしろい!!と思った。
stars(トンカツに)かぶりつくんや・・・。
stars最良の調味料は空腹!

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同房の囚人がおせち料理をかけ、いままでに食べた旨いものの思い出話を競うという、そのシチュエーションだけで十分に面白いんだけど、美味しそうに語る場面ばかりでなく、全然カスリもしないやつや、話しているうちにまずいものの話になってしまうやつとか、梅干し!と叫んで唾液を出させるだけは反則だとか、読んでいるうちに、自分の語ってることってこのダメなほうじゃないか?と気づいてしまいました。

自分の食べたものをいかにうまそうに語るのかって想像以上に難しい話。何しろ自分がどんなに旨かったと思ったとしても、相手がそれを食べてなかったら全く伝わらないんだから。

ましてや事業の魅力を伝えるなんて、熱い思いだけでなんとかなるなんてどんだけ甘いかって話ですね。体験のない人間にもヨーシ、ガンバルゾーと思わせることができるかどうか。

ここはよく指導されている大事なところなんだけど、バカにも伝わるようにってこういうことかと。伝えられないお前がバカだとよく分かりました。

あ、マンガのほうはこんな難しいこと考えずに純粋に面白いですよ。

首が飛ぶ

貴人点という、貴人さんにお茶を差し上げるお点前があります。貴人とは、官位のある高貴なお方、すなわち貴族の方々のことです。天目茶碗を貴人台に乗せて点前をするのですが、安定が悪いというか、平行に置くには気をつけないとならない茶碗。ふとしたはずみで茶筅がコロコロと落ちてしまいました。

(ありえない痛恨のミス!)

と思ったら、すかさず「貴人さんの前で落としたりしたら首が飛ぶわよ」と先生。

確かに。実際、利休の高弟、山上宗二なんて、秀吉にちょっと気にくわないからと耳鼻そがれて簡単に打ち首になってるし。貴人さんが信長だったりした日にはもうねえ。やばいよね。

今では日常生活で、そういった生死をかけた緊張感って、よほどのことがない限りありえないわけだけど、もしかすると強烈なプレッシャーを跳ね返す、いや受け流すか、まだ自分にはよくわからないけれど、そういった強靱な精神力が現代の日本では損なわれてしまったものなんじゃないかなぁ、なんてふと思いました。

ほんの一瞬、精神修養の厳しさの向こうにある面白さというかそういうものがチラッと見えた気がします(いや、まだ全然修行中なんだけど)。ダイエットや健康を極めだしたら楽しくてやめられないみたいな感じか。よくわからないけど、この先、かなり役立ちそうな気がしてます。

直心是道場

燃えてるよ

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肉も燃えてますが自分が盛大にです。

今日は月例の経営会議でした。予定通りとはいえ売上が落ち込んだので会議は厳しいものに。会計参与の前沢先生にはまだまだ経営が甘いとかなり渇を入れられました。経営者は結果が全てです。

そういうことだけではないのですが、今日は出版事業部の連中と食事にでました。しばらく高級なところにもいってましたが、別に高いもの食べさせてくれたからって働くような時代じゃないし、チープなところのほうが創業当時を思い出していいだろうと隣のビルの安い焼肉屋にしました。みんな腹一杯たべて飲んで、この前食べにいった高級レストランのランチ一人前と同じ値段だったのは笑えましたね。いい時代です。

ついでに社長は酒も断ちました。実は先週から口にしてなかったんですが、V字回復達成までは断酒です。短絡的で実にくだらないことですが、だからこそ誰でもわかりやすくていいんじゃないでしょうか。儲けて減量もできて一石二鳥。しかし、まもなくビールが美味しい季節です。V字回復はなるはやでお願いする次第です。

で、だからお前ら頑張れみたいなことを言ったんじゃ何の意味もありません。二時間ぶっ続けで、香月はいったい何をどうしたいのかトコトン語らせてもらいました。「あの会議のあとで良くそれだけしゃべれますね。」と、萩原があきれてましたけが、とまらないんですよね(笑)

実際には、話したことの二割ぐらいしか伝わらないことを延々語り続けることができる。そういうバカならないと務まらないし、だからといって本当のバカになったら会社は潰れるし。経営ってのは本当にやってもやっても飽きないですね。