着想から7年、プロジェクト構想2年、開業準備に半年。宿願であったウェブ制作事業HONTENTSを開業しました。

今更ウェブ制作会社?の疑問もあるかもしれません。ただ私自身の考えとしては、今こそと考えています。また単純にホームページを作ることだけの事業ではありません。

HONTENTSは、「本質をコンテンツにする」をキャッチフレーズに、企業の本質的価値をコンテンツとして生成し、それを適切な制作物として顧客、見込み客、読者に届ける仕事をします。

2つの視点からこの事業を着想しました。

1つは当社の主幹事業である書籍制作業において、近年ますます盛んになる自費出版事業を目の当たりにし、書店流通に弱い自費出版をウェブサイトと強固な連携を取ることでネット上で実質的な出版を実現しようというもの。

もう1つは、電子書籍からスタートして作り上げたボーンデジタル出版からの着想で、ウェブサイト並びにSNSでの情報発信を出版との密接に連携させることで、出版の概念を拡張するもの。

ウェブ制作と書籍制作の垣根を取り払い、コンテンツ主導で企業の情報発信をサポートします。あくまでも企業の本質を伝えられるように設計しますので、短期的な効果を期待する広告宣伝目的のウェブサイトは当サービスでは切り捨てました。

このサービスの設計にあたっては、制作に関してレトリバーデザイン社と全面的に事業提携しました。創業10年の実績あるウェブ制作事業を実績、技術丸まる内包する形で本事業はスタートします。

さらに代表の笹金さんにはHONTENTSサービスのプロデューサーとして就任して頂きました。笹金さんは、私が7年前に本事業を着想したときに、デジハリさんに依頼して作ってもらったウェブデザイナー養成講座の講師として出会いました。

そして私が数多あるウェブ制作会社を吸収したり、フリーランスのウェブデザイナーを採用したりといった手法を取らず、笹金さんとの提携を長期間かけても模索した理由に本事業のほんとうの本質があります。

それは笹金さんが自社をとても丁寧に経営し10年存続させていること、旧来的な制作会社のような事業構造ではなく、プロフェッショナルのネットワークを構築し仕事を進められていること、クライアントとも長期に渡る関係を維持されていること、などから事業経営者としての視点をしっかりと保持され維持されている点です。

今更言うまでもありませんが企業のウェブサイトも自費出版書籍も「経営者」そのものです。”顔”とか”分身”とかではなくそのもの。本人と切り離そうとしても切り離せないものだと考えています。

だからウェブサイトだけ本だけ綺麗に作っても意味がありません。中身(コンテンツ)がない人には中身のないものしか作れません。そこから顧客に率直に語れるのは我々が経営者だからこそだと考えています。

HONTENTSは、経営者が提供する経営者のためのウェブサイト制作事業です。この点をまとめたビジネスブログを立ち上げました。当面は我々も体制を整えながらですので、地味にそれでいて分かる人には刺さるように、本事業の営業活動を開始します。

短期間で結果を求めるような事業ではありません。着実に大きく成長させるべく取り組みます。

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