来年の人材戦略について

業界構造に合わせた個人商店的な経営では、いずれシャッター商店街化して自滅する。そういった危機感を感じて、それまで売れるに任せた行き当たりばったり寄せ集め集団を、経営課題に基づくプロジェクトを並行して回せるチーム体制に転換しようと決めました。

それから3年が経とうとしています。自分自身の整理のためにも、これまでの経緯と今後の取組について書き残しておこうと思います。

まず社員を増やすことを課題としました。何事においても成長、発展の基本は人が増えることです。こう書くと雇用を確保する素晴らしい会社のように思われないか心配なので率直に書きますが、成長に伴う人材の新陳代謝は必然だと考えています。能力や技術だけでなく、会社の成長に気持ちがついていかないこともあるものです。その際に少なくとも社員数が減らないようにと考えてきました。

次に社員の平均年齢を下げること。自分の子供もあと数年したら社会に出てくるといったことを考えると、入社させるさせない以前に(少なくとも多少は手伝わせようと思ってまいすが)、常に若者を受け入れられる素地を整えておくことを考えています。

それから社員の育成と評価、待遇改善の仕組み。地味な活動で絵にもならないのでブログにもほとんど書いていませんが、仕組み構築に今期から2年の計画で取り組んでいます。それもまずは経営陣である取締役の意識改革を最初の課題として進めています。

彼らは10年以上一緒にやってきて危機も様々乗り越えてきた仲間で、その事には簡単な感謝の言葉では足りないほどと考えていますが、それはそれ未来は未来ということで、次のフェーズに駒を進めるために必要なことでそれが厳しい改善であっても率直に伝えています。現状もしっかりと変革しつつあり頼もしい限りです。

重要だけど緊急ではないこれらの仕事はつい後回しにしがちです。実際いま事業開発を平行して進めているので、個人的にも思考能力の限界を感じています。しかし人材育成、社員雇用は経営の最重要課題。

これほどまでに非定型で非連続的な解のない仕事はなく、自分の脳力なんてこんなものかと現実を突きつけられるのは面白くありませんが、そういった難問を突きつけられるのは選ばれた幸せと思ってやってます。

最後に今後の人材採用に関連して。

40代も後半に入って年配の方々とのお付き合いも見直すことにしました。教わるよりは教える方に重心を置くべき年代になったという自覚もありますが、今年になって20代社員が一気に増え、彼らと接するうちに自分自身の感性の劣化を痛感したためです。

加えて今年は、理論(理想か)と現実がぶつかった時に、容易に思考停止に陥る理屈倒れな人をたくさん見て、なんと稚拙で戦術レベルな人が多いのだろうと思いました。簡単にいうと左翼のおじさんですね。

戦略どころか作戦立案や戦闘すらできないのに、いまだに既得権益を防御壁とばかりに最初から洞穴の籠城戦に持ち込もうとしているのが見えてしまうと、こんな人達と一緒に戦ったら最後は玉砕自滅間違いなしなので、近づかないようにしています。しかし、そういう人たちが戦前の旧軍部批判をしているのは本当に噴飯物です。

価値基準を同じくする確かな未来像を描いている人を見定め、実際の目前の仕事の完結に焦点を当てて今後の展望を自ら開いていこうと思います。

若いからいいという訳ではありませんが、少なくとも既得権益がないというところでベースラインを合わせ、自分の頭で考えて市場を開拓することができるような人材で、市場に出回っている人材ではなく、潜んでいる人となると限られてくるように思います。いずれにしても自らの足で探すのみです。

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