個人的にEvernoteを使い始めたのは2008年6月28日。つい最近のことのようですがもう7年も経ってました。いまやMacだけでなくiPhoneやAndroidでも最初に入れるアプリです。

最初はどんな情報もどんどんEvernoteに取り入れていましたが、あるとき仕事に行き詰まりを感じているときには未整理ノートが溜まっていることに気付いて、以来ノート、ノートブック、タグの使い分を日々追究して整理をしていますが、今はその作業自体を頭の整理方法の1つとして活用しています。

使い始めの頃、ありとあらゆる情報やメモを入れていて、「これ見られたら頭の中を覗かれるようで恥ずかしいなぁ」と思っていたこともありましたが、思考を見える化するためのツールとして最適だと思います。

そのように知識ビジネスに有益なツールであるEvernoteを、今年の6月からプロジェクト管理ツールとして全社に導入して使い始めたのですが、どうなったかというと大変なことになりました。

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これまではサイボウズLiveやChatwork、Googleドキュメントなどのツールを組み合わせて使っていて、その機能制約がそのまま情報収集整理の指針になっていたんですね。これがEvernoteの白紙になったことで、もたらされたのものは輝かしい発想の自由ではなく、情報過多による混乱と未解決事案の山の「見える化」でした。

そして、いかに社員が何も考えてないか、考え方を知らないか、知らなくても平然としているか、そこに悪意がないからこそ、これを集約して一つの方向に流れを整えていくことの前途を思うと、まさに天を仰ぎ見る思いをこの2ヶ月ぐらいしていたところです。

見えないから幸せなことがあるんだなと思いましたが、もはや知ってしまった以上はこれを整理整頓していくほかありません。ただ知識ビジネスの生産性向上の本質に行き当たったようにも思うので、今いる社員の育成とともに、新たにこのような基盤で新しいビジネスを考えられる人材を登用することに注力したいと思います。

Evernote大好きというマネジャー志望者を探します。