うちでも小学生組が「ブーッ、ブーッ。ブーッ、ブーッ。」とあのCMを口ずさんでグルグル回ってますが、その「結果をコミットする」です。

この数年間の取組で、自分自身のメタボ解消はぼちぼちですが、会社の方は極めて筋肉質な体質に生まれ変わり、昨年、一昨年と事業計画の目標値通りに伸ばしてきての3年目。教科書通り、セオリー通り、そしてアドバイス通り、1秒1ミリの無駄も許さず徹底的にやってきて、最近は自分でもかなりピリピリきているのを実感します。

実はここ1年ぐらい家でギクシャクしていて、いつも何にそんなにイライラしているのか原因が掴めなかったのですが、つい先日、長女の電話代に2万近い請求が来たとき、あ、自分が許せなかったのはこのどんぶり勘定なんだなと、同時にその前提として何事も任せた「つもり」になっていたということに気付きました。

任せるということは、自分で考え責任持って行動してもらうことを見守るということですが、完璧な計画経営管理を目指していると、その途中経過の「無駄」や「遅延」が許せない。なんでそうするのか、どうして考えないのか、まだやらないのか、と、まぁいちいち先回りしてイライラしているわけですね。

そして、失敗しないように、間違わないように、その都度修正を徹底すれば、確かにその計画通りに実現するわけですが、結果もその計画通りにしかならないわけです。この先会社をどんどん伸ばしたいと思いながらも、なぜ伸びないかとやきもきしていたのですが、なんのことはない自分自身で伸ばす芽を摘んでました。まさに過ぎたるは及ばざるがごとしを地で行く愚かさですね。

いや薄々気付いてはいたのですが、どうしていいのかがよく分かりませんでした。結果をコミットして体を絞り込んだとして、それでどうするのか?までは見据えていなかったということです。

とにかく結果を出す部分については一段やりきった感があるので、恐らくここで会社経営の手法を根底から変え、例えるならば引退したアスリートが、楽しく旅番組に出演していて気付いたらちょいメタボ、みたいなイメチェンで余裕を作りたいと思います。

8月から正式に管理職を配置して現場から距離を置き、またあらたな事業部門で拡大を前提に管理職を採用することにしますが、そこで多少の無駄や遅延を見守れるように、考え方行動全部刷新したいと思います。

どうしなければいいのかがまだピンときてませんが、とにかく超正論、超冷徹、超高速なのを止めることですね。実際、緩んだ大企業の方が大きく儲かっているわけで、まさに稼ぐに追いつく貧乏無しと零細企業経営を意識しすぎ、やり過ぎだったと思います。

それこそ自分の体を絞ることを頑張ってれば丁度いいあんばいなのかもしれないですね。