それは最初に「小さな完成品を作って売る」こと。

スタートアップの流行で、そんなの知ってるよという方も多いと思いますが、およそ新規事業開発と名の付く仕事は、これが全てだと思いました。あとはそれを事業として成し遂げるまで諦めない情熱があるかないか。

ただこの「小さな完成品を作って売る」がネットの普及で難しくなっていると思います。

単純に、いろんなものを簡単に作れるようになって誰もが直ぐに売ることができるようになったからですが、さらに難しくしているのは、ハードルが低くなったことで信じられない悪手を平気で打ってくる人がいたり、はたまた購入者の方にも無自覚に営業妨害する人が増えているためだと思います。何をするにしても手軽になったわけですねネットによって。

ただ直接的な被害がないにしても惑わされたり不快な思いをしたりで、案外精神的に無視できないダメージがあるので、そういった様々なノイズや余計なコミュニケーションをいかに減らすことができるかどうか、それがこれからの時代に新事業立ち上げに従事する人が求められる資質ではないかと感じてます。

しかし、新規事業を始めるにあたって積極的に情報収集しないというのは、ある意味これまでの常識からは矛盾した行動ですよね。

思うのは「本を読め」とか「ネットを使え」とか、今となっては大変無責任なアドバイスだということです。だからといって実践だけすればいいわけでもないところが難しいのですが、要するに自分の頭で考えろということですね。

それは得意な方です。