記録として今年も書き残したいと思います。

44歳になりました。

去年は三成に興味を持っていると書きましたが、今日の「官兵衛」でもよい感じで三成がクローズアップされてきました。

いま何のために彼のどこに着目しているのかは最大の企業秘密なので書きませんが、現代のビジネスパーソンにとって実際的に参考になる人物だと思います。多分に反面教師としてですが。

すでに舵を切って進路をとって航海を進めているので、45になって改めての決意表明はないのですが、進んでみると分かってくることもあって、そのことを書いておきたいと思います。

それは年齢を重ねたからというよりは、創業経営経験の結果ということですが、ふと手元を見ればコンパスや六分儀などがあり、こうすればレーダーも作れるな、といったことが分かってきました。なによりも最大の気づきは、航海の目的が明確なのであれば海図はいらないということです。

航海術や船の改造や乗組員の訓練は航海をしながら手がけ、航路を見つけたら港ごとに着実にロジスティクスを整備していく。

たった1年ですが、外から見える以上に、会社の内部は着実に成長充実してきました。いまは結果を出すことを急いでいないので、進めている事業は3年後を見据えて設置しています。

そしてその次の3年でさらに舵をきって、肝心なのは6年後も航海が続けられているかどうかだと思っています。もちろんどこに進むべきなのか今はまったくわかりませんが、見ている水平線はそれぐらいの距離です。

そういえば一つだけ加齢のお陰なのか、「待てば海路の日和あり」ということをすこし理解できた気がします。そして「待つ」ことが一番難しい仕事だということも。

出版は暴風の逆風ですが、微風ながらも電子書籍の方は順風のようです。得手に帆を上げ、引き続き船を大きく設計して船団を組み、乗組員と航海を楽しみながら、さらに航路を切り開きたいと思います。