大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

羽生 善治

出版年月日:2011-02-10

価格:864円

情報取得日時:2014-10-14 23:47

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初めて将棋を生で観戦しましたが。女流棋士ということもあってかなり面白かった。

 

余談ですが、黒っぽいスーツ姿の大軍団の中に明らかに場違いな全身ユニクロビジネスな感じで混じって話を聞いてました。

やっぱり世の中まだまだスーツ姿が当たり前ですよね。こういうところに混じると肩身狭く感じるということは、まだ自分の中でこういうお堅い世界で頑張っている人に憧れもあるんだなと思いました。

ただ、当日は企画の下見と称して銀座の高級寿司ランチを堪能した足で参加していたので、そういう自由さと天秤にかけたら堅苦しいのは御免なんですが。

で、肝心の大局観ですが、「直感」や「読み」が地上を足で測って実際に確認する作業とするならば、上空から全体を見るようなイメージです。

それはなんとなくわかります。将棋も終盤になると理詰めでミスをしたらおしまいだけど、序盤はどこから手を打つかまったくわからない。そういうときにこの大局観が重要になってくるというお話です。

なぜこの言葉が今の自分に響くのかというと、例えるならば電子書籍の本作りの終盤戦は完全に理詰めで何をどうすればいいのかはわかっているが、可能性のある広大な原野(だと思っているだけなのかもしれないが)の、どこからどう手を付けていったらよいのか、実のところまだよくわからないためです。なんとか掴みたいと思っているけどなかなか掴みきれない。

別に電子書籍の話に限ったことではなく、会社をこの先どうしていったらいいのか、ということも同様に将来の未知な部分を埋めたい!という気持ちに答えてくれる言葉がこの大局観のように感じています。

はっきりいって羽生さんの本を読んで羽生さんの話をきいてもまだよく分かりません。いや何となくわかるけど、まだこの大局観を実際に使える境地には達していません。

大局観使いこなしたいですね。