今月から第12期です。主力事業であるブックデザイン・制作事業は、お陰様で今期も好調なスタートです。

この数年は電子書籍の事業立ち上げのために奔走していますが(しているように見えると思いますが)、実はブログに書かないだけで、主力事業の業態転換に注力していて、ようやくその成果が出始めたといったところです。

この業態転換のポイントは、サービス労働集約型から知識集約型への転換です。もちろん転換作業はまだまだこれからが本番ですが、方向性は見えました。

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今の総理が岸元首相の孫だということが面白いなと思うのですが、日本の中で完全に社会主義的な考え方が行き詰まり崩壊しかかっていると思います。

このところ 盛んに日本は素晴らしい国だと宣伝する番組や雑誌の特集やネットのまとめが作られているのも断末魔の叫びに聞こえますが、実は事業経営を低収益に止め、行き詰まりを感じさせていたその根源が、この社会主義的なものの考え方そのものにあるんだ、と気づき脱皮するのに時間がかかりました。

それにしても左翼の社会主義が消え、政権与党の国家社会主義的な考えも行き詰まりをみせていて、これから何が基準になっていくのでしょうか。それはよくわかりません。

しかし、すでにあちこちにその萌芽があると思い、実務家としては、その新しい流れを見つけ着実に経済的な成果を出すことによってのみ、その答えを見つけられるのだと整理しています。

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最近は、電子出版と言わずに電子書籍関連の事業と言葉を選んでいるのも、実はこの延長線上の話で、この場合の電子書籍も、epub3データをmobiに転換したデジタルデータのことだけを意味していません。

意味していませんが、「こういうことなんだ」と明示できるほど体系的に説明できるほど整理もついていません。いま各地を廻って意見交換を進めているのも、これが一番の課題と考えてのことです。

今期はさらに、経営者としての動き方も大きく変えていこうと考えていて、こちらはまだ模索中です。

コンサルティング業務を増やすべきと考える一方で、もっと人材集めを急いで事業構築に集中すべきとの考えもあり、今日現在はまだどちらも進めています。

これはモヤモヤして行き詰まっているということではなく、仕込んでいることが沢山ありその実務に追われているためで、3ヶ月ぐらいはこの状態だと思いますが、秋には次の展開を示すことができるだろうと思います。

いずれにしても今期はこれまでとは全く違うスタートになっています。今までとは違う出口を目指すわけですから、入口が変わるのも当然ですね。