2012年も残すところあと2日。一向に片付かない仕事の山を前に、どうしたものかと考えながら、いつものように書店に入ると、「トヨタの片付け」なんとかという本が目にとまりました。パラパラ立ち読みしていて衝撃を受けました。

似たようなコトバを、何となく分かったつもりで使うなと戒めていましたが、恥ずかしながら43にして初めて「整理」と「整頓」の意味を知りました。いや、知らされました。

ここ数ヶ月、仕事が片付かないと悩んでました。結構自信があったんです。サクサク仕事を片付けていく自信が。ところが、ここのところ取りこぼしや遅延が次々と発生し、参謀役のサポート室ともギクシャクしつつあり、なんとかせねば!そう思っておりました。

そして、「仕事を整理して欲しいんだ」とずっとわめいていました。ずっと。しかし、用語を間違っていました。

「整理」:不要なものを取り除くこと
「整頓」:必要なものを取り出しやすくすること

私なりにまとめると以上のようなことのようです。そして、仕事を片付けるためには、この「整理」の前に大混乱した仕事の情報や作業を「整列」させておく必要があることも本を読んでわかりました。

いつも秘書には「整理しておいて」とお願いしていたのですが、言われてピンと来るはずがありませんね。なにしろ何が不要なのかそれが分かっているのは私なのですから。

つまり私がお願いしていた「整理しておいて」は、本当は「整列させておいて」ということでした。常々これは「リスト化しておいて」と言っていたのですが、私の言葉が踊っていました。

実は、ちょっと前から秘書とはToDoをサイボウズのグループで共有することを実践していて割と上手くいくようになりました。どうやら直感的に正しい取り組みをしていたようです。

ただ全部出し切って整列させていないところに問題がありそうです。現在、一生懸命「整列」させています。

しかし、また大きな問題にぶつかっています。

急激に事業構想を広げなければならないので、それに使う頭と、決まった部分を実現するため実行に集中する頭とをスイッチングする方法が、まだボンヤリしています。

1点わかったことは、決まったことを実現する実行に集中するためには「整頓」が重要であるということです。この部分、いまいろいろマニュアル化を急いでいるのも間違いではないようです。

あと2日。