すでに取りかかっているので創るではないですが、ほぼ立ち上げから携わっているQuickBooksです。1年半も前にプロジェクトリーダーが予言していた現在の未来像に賛同し、かつ実現に向けて今なお骨を折ってくれているカウンターパートのためにも、ボーンデジタル総合出版社として成功に導きたいと思います。

先行き不透明な世の中、誰もがババを引きたくないと一歩引いて「ああすればいい」「こうやればいい」と美辞麗句が踊っているわけですが、自ら泥まみれになって動くというところを見て一緒に仕事をすることを決めました。相手も本気なので、私も本気の証拠に名刺を作ってもらって自社の名前ではなくて営業します。

大仕事ですが上場企業の看板と実績経験豊富な制作会社に豊富な情報。これだけの素材を与えられて面白くないわけがないですね。しかも誰もやったことがないという。とにかく大事なので本当に本気でやるという意味では、まずは自分が身一つになって背水の陣でやらないとダメだ!と思いました。

そのため以前も書きましたが、まず当社の事業再編を行い現場を任せられる体制を作りました。すでに取引先にはご挨拶をしてまわっておりますが、マネジメント専門のスタッフをあて稼働しています。この構想は6月に端緒をつけ7月に採用、9月からの実働3ヶ月で収益が上がるようになってきているのでほぼ予定通りです。

経営者としてはチームのメンテは必要なので完全に目を離すわけにはいきませんが、方針計画はズバッと確定させているので、後の工夫は現場に任せています。そういうわけで、先週からは電子出版事業部を一人で稼働させ本気も本気、何もかもゼロスタートにしたかったので朝も事務所には出社せず、現状はオフィスがない状態からスタートです。社員もゼロです。当然秘書もなし。全部自分でやっています。

正直かなりシンドイですが、だからこそ未来に向かって仲間を集めて任せられる体制を作ろうと発憤もできるわけですよ。それまでは自分でやるほかないです。またプロジェクトで全部の部分を自分一人で担当できるわけではないですが、より良く早く結果を出していくためにも、パートナーとして言うべきことは言うということで、じゃんじゃん提案してより良いものにしていくつもりです。

今までと違うものを創るわけですから、器自体も新しく創ろうという考えでいます。何度も書いていますが「編集者」という職業は不要にしました。企画の仕事、制作の仕事、販売の仕事、それぞれ誰が何をどう連携するのか、いま仕分けしてエスカレーションフローをまとめるところです。

プロとしては1冊出版できて「やったー!」と喜んでいるアマチュアと同じ土俵に立つわけにはいかないので、継続した商品開発ができるロジスティックを組み立てることが目標です。販売収益を上げて事業として回るように。なにより永続的な事業展開ができるようにする。そこに尽きます。

今回、企画、制作、販売の3つの部分にそれぞれ課題を設定して、かつチームを作ることにしました。散々このブログでも人集めを書いてきましたが、賛同頂いている人々とすでに稼働を始めています。これらの方々とは長く仕事ができるようにしていきたいと考えています。

ともかく、10年ぶりぐらいに一人っきりで仕事をしています。一人で本の企画を考えていたころの状態に戻りました。当時は売れる本作らないと会社にいられないと思ってやっててそれだけでプレッシャーでしたが、今度の仕事は、関係者を巻き込んでそれで売れる結果を出すという。

これは相当なやりがいですね。チャンスを貰えたことを感謝しています。ともかくも、この仕事は楽しみながらやりたいと思います。