大事に取り組むとき小事をおろそかにしないのは至難の業です。逆に日々の仕事の仕上げに追われ、本当にやるべきことが疎かにならないように注意していますが、いずれにしても、身の回りのこと、それに細々とした雑事をきちんと誰かにやってもらう体制を作り、余裕を作らないといけません。

実はそういう半径1メートル以内の体制立て直しをしていて、なかなか仕事の進捗が進んでいないのには、そういった隠れた問題があったためでした。

自分が変わらないと相手は変わらない。相手の話をしっかり聞いて、その上でやって欲しいことをお願いする。書けばひと言ですが、相手の話を聞くというのは往々にしてそれは双方ともに不満や不安を抱えている状態であったりするわけですが、身近にいればいるほどそれぞれ思いも強く、また素直になれないところもあったりして、マネジメントで一番難しい局面だと思います。

やって欲しいこととは違うことを考えていたり、やって欲しいことを勝手に解釈していたり、などなど、そうじゃないんだよ!、というズレを正すために、何が問題で何を考えているのかを素直に聞いて、それから何のためにどうするのかを改めて丁寧に解説し、それからようやく本当に今やって欲しいことを思いを込めて説明して、任せたあとやっぱり出来るまで待つ。

対話は大切と、これまた言うのは簡単ですが、そこにかける時間や精神力は、生半可な情熱では補えないと痛感しています。

大変難しく書きましたが要するに奥様や秘書のことです。1に我慢、2に辛抱、3、4が無くて5に忍耐。無事解決し体制も新しくなりました。ありがとうございます。お陰様で日々鍛えられていると思います。

歩々是道場。