ヨーシやるぞー、オーッ!と前に進み始めると、必ずおやっ?と、前に進まなくなる感覚に気づきます。そして振り返れば、そこには困惑した表情で立ち止まる人たちが。

何度か見た光景です。

動けと怒鳴ったり、ついてこれなければこなくていい、と突き進んで破綻したことも、逆に一緒に下がりすぎて泥沼にはまったこともありました。

そして極めつけは、そんなアクセルとブレーキしかない単純な人間が、自信喪失して混乱し、アクセルを踏みながら同時にブレーキを踏む始末。この一年が本当に自縄自縛の大変シンドイ状態でした。

そこからようやく自信回復し前進できるようになったある日のこと、手元にシフトレバーがあることに気がつきました。

マネジメントの実践では、長くて暗いラビリンスを抜け出した瞬間に、突然目前に新アイテムが現れる感覚が本当に面白い。

さてコツと書きましたが、経営は誰も教えてくれない一人っきり、と言うのが先達の言葉。

人の役には立たないかもしれませんが、自分の記録で書き残します。

何年もマニュアル車を運転してないですが、これはカーブを曲がったり、徐行で減速したときにセカンドに入れる感覚ですね。

3歩進んで2歩下がる、は、後退や停止でもなく、少しずつ進むこと。具体的には、しっかりと今の現場の話を聞くこと。これがまた本当に難しいわけですが。

経営のコツここなりと気づいた価値は百万両。