昨日インタビューを受けました。有名なメディアに取り上げてもらったのではなく、インタビュー記事を配信しているメディア会社から営業があって、そこが提示した条件が非常に魅力的だったのでこちらから依頼したものです。

もちろん、ベンチャー企業の社長らしく、泥臭く演出を自作自演しようと思ってのことですが、インタビューしてもらうことで、自分のしゃべったことをライターにまとめてもらい、現在自分で考えている事業ビジョンを明確にする作業を外注しようと考えました。

いろいろと尋ねられ、やっぱり一言で答えられないものが多々あって、こうやって自分の中できちんと固まってないのだから、社員に伝わらなくて当然だなぁと思いながら、延々2時間しゃべっていたのですが、「なぜ不況期に採用を続けるのですか?」という質問があって、これには簡単に答えられました。

好況だから人を採用し、不況だから採用しない、というような採用をやっていれば、不況期に採用を続けることが奇異に映るかもしれないが、事業展開の設計図に則り、適材適所で人材登用を続けていく前提であれば、景気がどうこうで採用をしたりしなかったりという判断は、ありえないのではないかと、偉そうに答えてみました。

実際不景気であっても、そんなの吹き飛ばす勢いで働いて収益上げますと言う人だったらどんどん入ってきて欲しいですしね。

え、そういう人材はいないよ?
これがいるんですよね。ということで2010年度新卒社員の募集を予定しています。

どうして新卒採用なのか?新しいアイデアを期待しているのか?とも尋ねられましたが、アイデア?企画?これぽっちも期待してません。というか、わかった風なことをいっている連中は片っ端からその鼻っ柱を折っていきますね。それで辞めるようなら辞めていいとも思ってます。

人間誰しも保守的な側面はありますが、就職活動中の大学生ほどその側面が強化されているものはないと思っています。小さな世界でとってつけたような体験と知識で、態度だけは一人前という人間がいかに使い物にならないかって、皆さんもよくご存じだろうと思いますので。

それでも新卒人材に期待しているのは、就職活動という競争に勝ち抜こうというガッツと、これから成長していきたいと希望に燃えるその志、その2つです。

成長したいということは、変わっていくことを受け入れるということ、ということで、特に成長動機は大事にしたいと思っていて、この変化を受容する精神が損なわれてしまったら会社の成長はあり得ないと考えています。

具体的な採用はこれからです。

”幸いなことに”不景気ですから、じっくりと取り組んでも十分に採算があうと思っています。なんならすでにどこかに内定でている人とかがいいぐらいです。