いま、猛烈に広告について勉強中。ということでタイミング良く目の前に現れた今週の東洋経済を熟読中です。

日頃いい先生についているお陰で、書いてある内容のほとんどが「本当はこうだな」と読めるので、存外早くいろいろなことを理解できると感じています。

電通の苦闘ということで、「マス不振でプライド捨て小口営業で地べたをはう」とまで見出しに出ていますね。なるほど、そうか、と感じるところ、気付いたところありますが、電通の社長さんが今期の決算説明会において総人件費抑制策を盛り込むことを示唆したとかで、「人材こそ最大の経営資源である広告会社にとって社員報酬の見直しは両刃の剣にもなる」という分析部分に興味を覚えました。

関係ないサラリーマン的には、電通も大変みたいだねーみたいな話で終わるのでしょうけど、もう少しその先も考えてみました。

給料下がったから辞めるというなら、それで辞めるような人間はたいしたことがないだろうし、独立なり転職なり先が読める人間は辞めているだろうし、危機的な状況になって火がついたように才能を発揮する人も出てくるだろうし。

まぁうまくいかない人もいるでしょうけど、こういう転換期、会社が新しいビジョンを提示したり、自分で新しいビジョンを見いだしたりすれば、もともと優秀な方々なんですから、さらに活躍の場を広げることになるんじゃないかと感じます。

人材という観点でいけば、大企業が震撼するような事態というのは、小企業には好機であってかつ驚異でもあります。

ぜひ好機につなげたいと思いますね。

週刊 東洋経済 2009年 6/13号 [雑誌] 週刊 東洋経済 2009年 6/13号 [雑誌]

東洋経済新報社 2009-06-08