スマホで面白いコンテンツを気軽に楽しめるというコンセプトで商売をまとめていこうと思います。実は結論としてはすでに自分の中では3年前には出ています。当時はスマホという言葉ではなくiPhoneでしたが。

残念ながらiPhoneは仕事の生産性を下げます
2009 年 6 月 2 日

読書をするのに本や雑誌のカタチはもう必要ない
2009 年 7 月 2 日

電子出版に興味がなくなってきた
2009 年 7 月 10 日

それから3年、ウェブメディアだ、アプリだ、やっぱり紙だと右往左往してきました。一時は無駄なことをしたかも、成長がないかもと思うこともありましたが、今はそれらを全部やって正解だったように思います。振り幅を大きく取ったのでどこが重心なのかわかってきました。どれも必要です。

最新のものを追いかける癖がついてしまっていて、この点はやはり「枯れた技術の水平思考」が必要なのだと考えています。最新技術は横目でチェックしながらもそこを追いかけて商売するのは止めます。その代わり、積み上げてきて頃合い良い感じになっているものを上手く活用して企画を実現していこうと思います。

ともかくもうスマホ手放せないですよね。電車乗って周りをみてもみんなスマホで何かを読んでるし。

あとはここに加えて、出版をもっとカジュアルにしたいと考えています。いろんな方とご一緒させていただいて、本を作る作業はその人を豊かにしていると思います。読書をするより本を書こうみたいな時代になるかもしれません。

加えて最近特に感じていることは、こんなところにこんな人がすごい経験をしている人がいるんだということ。普通の人がすごい経験をしていますしドラマを持っています。よく考えれば当たり前のことですが、そのほんのごく一部がテレビで焦点を当てられたりSNSで目立っているにすぎません。そういったいろいろな人の経験を1つのパッケージにまとめて、気軽に読書ができるような状況を作ってみようと思います。

そのためにはもっと買いやすく、読みやすく、そしてラインナップがわかりやすく、いろいろなことを整えていく必要があります。誰もやらないのでそこをやりたいと思います。ともかくIQBも1000冊と言っているので、1000冊作ってみなければ話は始まらないですし、どうせ頭を使うなら、どうやって難問課題を解決実現するかの部分で頭を絞るべきですよね。