電子書籍の新刊刊行が迫ってきました。詳しくは別途エントリーを起こしたいと思いますが、現在のプロジェクトの端緒は震災直前のちょうど今頃だったように思います。それからおよそ1年。具体的に動き出して半年、この間に本当にいろいろなことがありました。

これから電子書籍は間違いなく普及します。

恐らく何処にも記載されることはないでしょうが、その端緒となる活動に、ほんの氷山の一角ですが参画できたことを誇りに思います。また僅か半年ですが、具体的に発刊に向けた編集作業を通じて、この先の展望として見えたこともあります。この1年の経験値はとても大きいと考えています。

そして電子書籍の企画が第2段階に入るこのタイミングで、紙の本について新しいサービスを展開することを決めました。

紙の本を作るサービスについては、デジカルとしては3年前からハラペコブックス、あなた出版社など、少しずつチャレンジ(失敗)して模索を続けてきましたが、今回はこれまでの蓄積だけでなく、電子書籍の準備を通じて考えた「本」の役割について、またこの1年の苦境を通じて考えた「経営」について、それぞれの積み上げを活かして、相当に付加価値の高いサービスを提供できると自信を持っています。

電子書籍の第2フェーズと、この紙の本の新しいサービスについては、今日もすでに動いています。半年後にはまた違う展開を見せられると思います。