本当にすみません。ブログの執筆が追いつきません。本来ならばこれは週末には書いてないといけないエントリーです。今朝まで海水浴で日焼けがヒリヒリしてましたが、ようやく落ち着いてきたのでペース上げていきます。

今週末、当社としては大きなイベントが控えています。

http://socialmediaseminar.jp/
連続ライブレクチャー+書籍シリーズ 「ソーシャルメディア・セミナー」

連続とあるように、今後継続して続けていく、シリーズ本の出版企画です。

いま、社のホームページには、ソーシャルメディア時代の編集プロダクションを標榜すると書いてあります。正直に申し上げまして、書いている本人もそれで完璧に納得しているわけではありません。なんだそれと思ってます。でも、他にいい言葉が見つかりません。

会社の理念はなんですか?と今日も尋ねられましたが、今は食べていくことに必死なので、立派なこと全然言えません。今日8月3日16時現在のところ、「新しい出版に関係する面白い仕事を楽しくやって、結果的にみんな給料がたくさんもらえるようにする」です。

とにかく、ソーシャルメディアの中で出版を考えることを来年も続けたいと考えています。そのためには、新しい面白い企画をどんどんと仕掛けて実践し、実績を作って売っていかないと、華々しいブランドのない小さな会社は大きくなれないどころか、生き残れないと思ってやっています。偉そうなこと言ったところで食べていかないと続けられませんから。

ただし、今回の企画については、かなり腰を据えて取り組んでいます。それは出版の姿を今の時代に適合した形で実現してみようという試みだからです。

企画自体は、通常の出版企画としてスタートしました。発端はソーシャルコミュニケーションについて一線の方々に本を書いて頂こうというものでした。出版社としては、読ませる内容にしたい、特に大学生に読んでもらいたいという意向があって、はてさて、どうやって実現したものかと悩んでいました。

そうしたときに、ここからすでにソーシャルメディア編集の実践なのですが、あなた出版社に興味をもってくれた@t2enonuこと、榎本さんとツイッター上で繋がって、何度かの企画会議を経て、最終的にこのソーシャルメディア・セミナーの実現へと繋がっていきました。

今回の企画のコンセプトは、榎本さんのアイデアで150年前の講演録を現代の日本で実現しようという試みです。これも非常に面白い着眼点です。

今から150年前、イギリスの科学者マイケル・ファラデーは、当時誰にとっても身近なものだったロウソクを題材にした公開講義を行いました。その講義録は『ロウソクの科学』という本にまとめられ、【今なお読むことができます】。
ロウソクに代わって、携帯電話やパソコンが身近なものとして普及した現在にふさわしい、「ネット時代の新しいポピュラー・サイエンス」を作りたい--それが「ソーシャルメディア・セミナー」の目標です。

ソーシャルメディアセミナー | コンセプト

その第一回のセミナーを今週の金曜日に開催します。第一回のテーマは「拡張現実(AR)」、そして講師は、AR三兄弟の川田十夢さんです。このシリーズは、川田さんに紹介いただいた株式会社内田洋行さんに協賛いただきまして東京協創広場 CANVASの素敵なフロアで、東京放送部さんの協力もいただき、Ustreamとニコ生の同時配信を行います。また、シリーズを通して、司会を長年NHK趣味悠々のパソコン入門で解説を務めていらっしゃった佐々木博さんがつとめます。

講師プロフィール

川田十夢(AR三兄弟)

1976年生まれ。未来開発プロダクション「ALTERNATIVE DESIGN++」主宰。拡張現実を実体化するユニット「AR三兄弟」を結成し、イベントやテレビなどさまざななメディアとコラボレーションを行う。Adobe Recordsインタラクティブ・アート最優秀賞、ミュージック・クリップ部門優秀賞をダブル受賞するなど、クリエイティブ世界でも活躍。

司会進行・シリーズ監修 佐々木博

佐々木博
1970年生まれ。オフィス創庵代表取締役。NHK教育テレビ「趣味悠々 中高年のためのパソコン講座」シリーズの講師を12年にわたって務め、執筆監修した書籍も30冊以上にのぼる。
http://soan.jp/

先日、関係者一同集まってのミーティングがあったのですが、もうその様子を配信したいほどに刺激的な内容で、これから本番が非常に楽しみです。席上、せっかくなのだから本にもソーシャルストリームを活かしたものにしようという話しになりまして、果たしてどういう紙面に仕上がるのか、またどういった内容にまとまっていくのか、そういった点でもまだまだ未知数の部分が多いのですが、それだけに面白いものを作っていこうという意気込みでまとまりました。

ぜひ観客、視聴者の皆さんと一緒に本が作っていけたらと考えています。動画配信するとはいっても、せっかくなのでライブな状況で本作りに参加してみませんか。川田さんのお話は本当に面白いです。

お申し込みはコチラから。Twitterアカウントをお持ちの方はTweetviteからも手軽に申し込めます。

今回のプロジェクトは、2、3ヶ月後に書籍として技術評論社より出版されます。