顧問指導のもと社内でメディア関連のプロジェクトが複数進んでいます。どのプロジェクトにも共通する課題は、どうやってコミュニティを作るのか?ということ。

実は、このコミュニティっていう言葉がどうにも気にいらなくって、分かったような分からないようなそんな状態でいるからなかなか開発が先に進まないんだろうなと思っています。

コミュニティって聞いて皆さんどういうものをイメージされるんでしょうか。どうも自分の出自がそうさせるのか、新興住宅街の夏祭りと盆踊りっていうイメージが払拭できません。もちろんそれ自体悪いことじゃないと思ってて、実際、実家のある街はもう30年ぐらい続いていますね。小さな街なので行けば誰かに出くわすわけですが、今年は20年ぶりぐらいに会った中学の同級生から「おじさんになったね・・・」としみじみ言われました・・・。話が違うな。

それでいま考えているコミュニティはネットコミュニティのことなのですが、こちらはネットを介した新しいご縁の集合体みたいなものでしょうか(ほんといい日本語を誰か教えて欲しい)。こちらはサービスなりツールなりで、様々な形で人が集まっては散らばって、ネットからリアルにリアルからネットにと縦横無尽な感じがしています。

そうやって考えると、コミュニティを作るっていうことには、すでに集まっている人をまとめることと、何かの目的で人を集めることの2つがあるんだろうと思います。で、学者じゃないんで難しいことはわかりませんが、いずれの場合にも一番大事なことは、その事務局の運営なんじゃないかと考えています。

昨日twitterのTLをみていたら、当社で運営しているサイトについて言及されたつぶやきがありました。

http://twitter.com/passionhack/status/4345944420

それに対してすぐに返事を返して、また反応があって、おおこれこそtwitterの醍醐味だなぁと思いながら、一方でこのやりとりを担当者がやっていないことに問題の本質が潜んでいるんじゃないかと思いました。

そんなときに、TLにいつも楽しくつぶやきを拝見している@miho_jpさんから気になるつぶやきがあって、食いついてしまいました。

http://twitter.com/nobosan/status/4339460075

これ半分冗談ですが、半分本気なんです。少なくともサービス業に従事している人は全員関係あると思っています。いまリアルに直面しているお客様へのサービスで忙しい。だからネットで出会った人にはサービスする「ヒマがない」。ほんとうに?それでいいの?って。

いま若年層はネットへの親和性が高まっていると言われていますが、私自身はそんなことはないと感じています。みんな都合よくネットに詳しくなったり、不案内になったりしていると思います。

ネットもリアルも、どちらもきちんとサービスできるように、そういった仕組みをきちんと考えて運用する必要があるんじゃないですかね。極めて当たり前のことを言っているつもりですが、こういう話をすると、「ネットに詳しくないので」とガッカリするような答えが多いです。

集まっている人、集まってくる人のために、きちんと対話を続けること。もしくは続けられる仕組みを考えること。それがコミュニティを作ることなんじゃないでしょうか。大変なことだとは思いますが、難しいことではないと考えています。

ちなみに、さっきのつぶやきに反応してくれた方が結構いらして、その中の方が面白いものを作ってくれました。こういうことがあると単純にtwitterやってないのは損だよなと思います。だから儲からないのは真実だろうとも。

http://twitter.com/TERAINFO/status/4340611982

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