J-WAVEが流れている会社は伸びない

ここ何年かフロアで音を流していました。最近はJ-WAVE。もともと作業している女性社員の、静かすぎるのが辛いという声を聞いて、まぁ小さな制作会社だしと思ってやっていました。

煽ったタイトルですが、別に制作会社では普通のことだと思うんですね。実際、私の師匠が経営する老舗制作会社でもそうでしたし、いまでもしっかり儲けてやっています。

しかし、これが制作会社から企画会社へ伸ばそうと思っている会社ならば、そうは言っていられないと思っています。そういう会社で、社員がいつも机に張り付いて静かにしているようでは間違いなくあっという間に倒産です。

もちろんそういう会社でも黙々と書類作業に打ち込む時間もあると思いますが、基本日中は商談や視察に出かける時間ですし、仮に内勤の日と設定していたとしても、同僚と雑談して適度に息抜きするような余裕やコミュニケーション能力は、不可欠なものだと思っています。だから音楽など流さなくとも自然に活気は出てくるはずです。

余談ですが、勤めているころも無口な上司とは反りが合わなかったですね。無口な人は集中力も高くて優秀だとも思うのですが、周囲の人間にとっては、この人いったい何を考えているんだろうって不安になると思うんですよね。別にあえて騒ぐ必要はないんだけど、自分が無口だと思う人は少し意識して周りの人に声をかけた方が良いと私は思います。

与えられた仕事を黙々とこなす社員が多い会社であるのか、自分で考えて仕事を作っていく社員が多い会社であるのか。今回の中途採用では、企画力ある人材、行動力ある人材をを中心に採用を決めました。ということで、これから当社は明確に後者を目指していくことになります。

またぞろ静かすぎるのが耐えられないという声が私の元にやってくるのか、それとも音楽が流れていなくても活気のあるフロアになっていくのか。ひとまず中堅社員の諸君は、もっとたくさん人と会ってくるようにしてください。

というわけで第7期、ラジオのスイッチを静かに切りました。

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9件のコメント

  1. そりゃ違うぞ(笑)

     工房では単調な手間仕事を耐えている訳ですから、気持ちが引き立つ環境を与えて上げなきゃ・・・

  2. 和尚さん

    和尚さんのご指導もあって、おかげさまであれから3年(そういう意味ではあっという間です)。全社員、単調な手間仕事からは脱却といったところです。

    かえってラジオがあると集中できないという声もあって。ありがたいことです。

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