ソフトカバーのビジネス書もまだ少しは読んでいますが、最近は手に取ることが少なくなりました。ほとんどが読んだことある(実践している)内容になってきているためですね。

そこで最近見つけた新しいジャンルは「将軍の本」。ロジスティクス、リーダーシップ、戦略について最近読んでいる3冊を紹介します。

上2つは湾岸戦争時のアメリカ陸軍の将軍の本でかなり古い本です。たまたま見つけました。

ロジスティクスは、この先経営者として仕事を続ける以上、恐らくもっとも考え続けなければならない分野の1つと考えています。兵站が大事などということは、それこそ中学生のころから知ってましたが、それが具体的にどういう仕事をすることなのかは、最近になってようやく体感で理解できるようになってきたところです。

リーダーシップについては、日本のビジネス書は畳の上の水練教科書のようにしか思えず、せいぜい書店でパラパラする程度なのですが、一軍の将たる方が、若き小隊長のころからどのように考え行動し、将となったときにどのような心の置き方で振る舞ったのか、よくここまで記録や記憶が鮮明に残っているものだなと驚くとともに、いまの自分にはあまりに吸収濃度の高い内容で、なかなか読み進めません。

戦記物は腐るほど読みすっかり飽きましたが、なぜこの分野の本をこれまで手に取らなかったのか後悔するほどです。もっとも、これまでの自分の仕事が、せいぜい下士官レベルのものだったということなのだろうと思います。

最後の1冊は自衛隊の将軍ですが、日本のビジネスパーソンの生産性向上には、戦力回復の観点が抜けているとか、目から鱗が落ちる内容です。

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

リーダーを目指す人の心得

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