全社員の75%がアラサー女性という社員構成です。いま育休中社員が1名、間もなく産休に入る社員が1名と、今後も一時的に戦力離脱する社員が増えることこそあれ、減ることはないでしょう。

こういった急展開に柔軟に対応することは並大抵のことではないですね。ただ私自身、子供を3人養育していて思うのは、そもそも”そういうものだ”と考え、ある意味”そういう”背負うべき制約があるからこそ、知恵や力もでるものと思っています。

いま世間では時短が叫ばれていますが、育児に参加していく社員が増えることは、本人自身が仕事の生産性を高めることに意識が向くことと、他の社員にとっても、自分がそういった状況になったときには相互支援が必要だという意識にもつながってよい傾向と考えています。

ただ、その時々の状況にあわせて最適化していくことと同時に、日々成長する社員のためにも、毎年しっかりと会社を成長させていく必要があります。そのためには状況を受け入れる覚悟だけではだめで、事業経営の責任を全うするためには経済合理性に基づいたシビアな経営の実践が必要だなと思っています。

生産性とは「得られた成果に対する費用の割合」のことです。社長の仕事は分子の成果を最大にするため、高収益な体制を追及することです。この点については新しい仕事を企画すること自体に挑戦のしがいを感じているので、今後も集中して取り組んでいきます。

一方で分母の部分を小さくしていくのは社員の仕事。これまでこちらの対策が手薄になっていました。これからさらに高い生産性を求められる時代になるわけですから、いまのうちにしっかりと生産性高い組織を構築していこうと考えています。