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見たり聞いたり考えたりしたことを綴ります[香月登 編集ブログ]

Archive for 1月, 2010

きれいになる.jp

1つ新しいプロジェクトを紹介します。

岡田さんが編集長となって「きれいになる.jp」というウェブマガジンを始めます。何今頃ウェブマガジン?って思う人もあるかと思いますが、私はこれからが本当のウェブマガジンの時代になると思ってます(ほんとうはソーシャルメディアを目指してます)。これをここまで持ってくるにはずいぶん苦労したのですが、立ち上がってからは結構スムーズです。スポンサーのめども立ったので、もちろんまだまだ気を抜けませんが、これはいける(儲かる)と思います。

オープンに先行してblogを始めていますが、美容に関する内容だけでなく立ち上げ過程なども書いていくはずなので、こちらをぜひご購読ください。

「きれいになる.jp」まもなくオープンです!! – きれいになるblog

電子出版の話題が激しい勢いで盛り上がってますが、雑誌を電子化してアーカイブしたところで成功するはずないって、こんな簡単なことをどうしてわからないのかなと思いますが、頭のいい人たちはさっさとその本質に立ち戻って、コミュニティ形成とその運営に邁進しているようなので、当社としてもそれに乗り遅れまいと企画を進めます。このメディアの本質もそこにあります。

ここで必要なのがなによりもコスト削減。レガシー出版がうまく転換できないのはここをリストラしないからだと私は思いますが、そんなのリストラできるわけがないので永遠に実現できないと思います。それからコスト削減にもつながるのですがスタッフマネジメント。営業を誰がどのように担当するのか。ここが転換点の2つめの障害だと思っています。つまり元紙媒体編集長の岡田さんがここまで転換するのに3ヶ月かかったということです。

いまでもウェブのことはよくわかんないと謙遜気味ですが、別にテクノロジーについては、その詳細まで網羅的に知らなくてもいいと思っています(知ってた方がいいとは思うけど)。そこはメディア事業部の連中がフォローするし、とにかく編集長の存在感がとても大事で、紙の編集長やってた人なら基本的にOKだと思います。

あ、どこかの版元のどなたかが現在の電子出版でも紙で売れなかった本は、電子でも売れてないとtwitterで真実をつぶやいておられましたが、これは雑誌の場合も当てはまるかもしれません。いくら雑誌編集経験があるといっても編集長じゃなかったり、編集長だったとしても売れてなかったりしたら、ネットで売れるかっていうと難しいと想像します。

あくまでもテクノロジーの選択は2番目の問題で、何でコミュニティを形成するのか、それをどうやって低コストで維持するのか、そして本気で作り上げ、売り上げてやるという熱意や覚悟があるか、という本質を見失わなければソーシャルメディアは運営できると今はそんなことを考えています。

というわけで、よしっ、おれが、わたしが、売れるソーシャルメディア作ってやるぞと思った雑誌編集長の方、レガシー出版に見切りをつけて一緒にやってみませんか?

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アイパッドで考えた

昨日は朝からテレビのワイドショーまでエバンジェリスト気取りで辟易してたので、乗っかってお先棒をかつぐのもやなのでタイトル表記をカタカナにしてみました。

iPhoneが出たとき、あれ駄目だね。日本人にはあわないよ。ケータイで十分十分。とか言っていたやつがいまコッソリ2台持ちして「iPadすごいよ!」とかつぶやいてるんじゃないのかね。なんかそういう尻馬に乗った感じのぶれる日本人ってのはやだよね。

ちっちゃな端末という点では、先月衝動買いしたacerのASPIRE1410が最高すぎて、全く必要なくって。そもそも端末持ちすぎで、余ったMacBookを大西くんにある時払いの3万円で売ったぐらいなので(安すぎたか)、いい加減無駄遣いだとは思うけど、ネット端末についてはいちいち買い物から体験しておかないと気が済まない性分です。ええ。

そういう前提で、あらかじめ断言しておくけど、店頭で触ったら間違いなく買う(笑)

もうMac関係の偉い人が昔からあちこちで言っていることだからあえて私が言うことでもないと思うけど、この会社の製品を選択させているのはユーザーエクスペリエンスがその答えのすべてだと思います。もうコンピュータの性能でいえばacerのマシンは5万円だけど、これメインマシンでも十分いけますよ。HD動画もすいすい編集再生しているし。

Appleのおもてなし精神がその機能を上回る何かを提供していると思います。これはAmazonとかもそう思うけど、サイトからしてすでに買い物したくなるようになってるんだよね。

そういう目で当社の企画中のサイトやサービスをみてて、現在ここが決定的に欠けているなと思ってます。いまからやるSEIHAなんて特にここ大事だと思うね。で、技術的なことは河野さんにご指導いただいているのでお任せするとして、私としては取り組む人の仕事の姿勢の問題というか、精神的な問題として何が欠けているのかなと考えたときに、たぶんそれらの会社のサービス開発やっている人って、絶対に仕事するのに言い訳したり、弱音吐いたり、愚痴ったり、そういうことしてないと思うんだよね。

たぶん事務所がガレージだろうが、すてきなオフィスビルだろうがどうでもよくって、ただひたすら仕事に打ち込んで給料は気づいたら高給になっていてみたいな。別に強制的に気持ちをポジティブにして奮い立たせなくても、本心からその仕事に打ち込みたいと思っているからそうなるんだろうなと思います。

で、そういう仕事のおもしろさって何か一つでも突き抜けて仕事を成し遂げた経験がないと、いくら口で言っても永遠に理解できないだろうから、私自身はそれをいちいち言うのをやめようと思いました。新人だろうが中途だろうが。わからない人は黙って去ればいい。

そういうのがわかる人と仕事がしたいですね。もちろん日本人に限らずです。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (2)

日本人であることの意味を考えた

先のエントリーにも繫がりますが、技術バカは生き残れないと痛感した出来事がありました。

昨年末に、中国の会社からオフショア開発の用命はないかとメールがありました。とても流暢かつ丁寧な日本語で書かれたメールを読んで興味を持ち、来日の際にはお会いしたいという返事をしました。

当然のこと先方からスカイプではダメか?と返ってきたので、どんな人とも一度面談して仕事をするようにしているから、詳細を伺いたいが、ともかく話は会ってからだ、と返事をしていたところ、訪日の都合がついたので訪ねたいという連絡があり、昨日お会いしました。

オフショアということで、当然のこと価格は破格だったのですが(もちろん目を疑う価格帯であったことは言うまでもありませんが)、社長さんがずっと日本の会社で働いていて、今現在も取引先が日本の会社だけであることと、すでに多くの開発実績があること、商習慣も日本に合わせること、そしてなによりも「受託開発だからお客様のご要望に徹底的にお応えします」と力強く言うだけでなく、今何ができて何が出来ないかを正直に話してくれたことに、本心から開発の仕事で役立ちたいという思いを感じました。

私自身は、外国語はさっぱりですが、義弟が外国人だったり、外国人をインターンシップで迎えたりと、仕事の内容が極めてドメスティックな割には、感覚的にはインターナショナルなほうだと思っていますが(なんて日本語だ・・・)、それでも彼に会うまで昔中国を何度か旅行した程度の経験しかありませんけど、中国人ね・・・という偏見があったことは確かです。

でも、彼の技術力もさることながら、その熱意と正直さに私は感銘を受けました。何より久々に一緒に、この人と仕事がしたいと思いました。

いま不況と政権交代とで、なんだか日本人であるだけで高給当たり前、補助金当たり前の風潮になっていますが、常日頃から一体誰が稼いで納税した税金だと思っているんだとか、そもそも貰うことばかり、悲観することばかりでなく、もっと真剣に働いて稼ぐことを考えようよと腹に据えかねていたところに、価格以上の価値を爽やかに、かつ熱意をもって提示され大きく心を動かされました。

これをグローバル化とかそんな陳腐な言葉でまとめたくないです。彼と話をしているときに、ある意味はっきりと、ある一定の考えの日本人(子供手当をばらまこう、稼ぎがあるのに貰って嬉しいと考えているような連中)とはもう仕事をしたくない、と私は思いました。

いまSEIHAプロジェクトを進めていますが、この案件についてはパートナー企業を彼の会社にすることにしました。もしこれで成功したら、その価格帯からいって二度と日本の開発会社と仕事をすることはないでしょう。

当社は企画とビジネスで勝負し、開発コストを抑えて、高給をとってしかるべき高付加価値提供をすることに集中したいと思います。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (2)

御苑会

という、この新宿御苑近辺の会社経営者の集まりがあります。

地縁で繫がるというのも面白いな、仲間に加えて貰えないかなぁと思っていたら、別の集まりでたまたま近所の会社の方と出会って、そのつながりでご紹介いただき初参加してきました。

今回は20名ということで、とても全員の方とゆっくりお話はできませんでしたが、具体的にビジネスに繫がる話もあり(さっそく今日お一人の方とお会いしました)とても有意義な会でした。

それで、この御苑会にこれほどまでに参加したいと思っていたのは、ヘッドウォータース社の篠田社長のブログを愛読していたということもあります。経営者のブログでこれほど熱いブログを私は知りません。読んでて目はチカチカ、頭はクラクラします。篠田さんにお会いしたいという一念で参加した次第です。

ちょうど新刊を上梓されたということで、さっそく読みました。ブログ以上に火傷しそうな熱い本です。ちょうどオフショア開発のことで社内で検討をしていたときだったので、この内容はかなり響きました。仰るとおりだと思います。

生き残るSE
生き残るSE
日本実業出版社 2010-01-23
売り上げランキング : 840

さらにいうと、この「SE」のところを「編集者」に置き換えても、この本はそのまま読めます。自社の社員を見回しても、こりゃ生き残れないかもなと思うときがたまにありますけど、SEに限らず自分は技術(腕)で食っていけると自惚れてたり、これだけ働いている(作っている)から会社に貢献していると思っている人は、一度目を通しておいた方が良い本だと思いますね。愕然とすると思います。

いくら汗水垂らして働いているつもりでも会社に収益をもたらさない社員は淘汰されるべきです。顧客の信用を勝ち取るために寝食を忘れ共に考え、サービスを提供できるのか、結果稼げるのか。その大前提の上に、自分のやりたいこと、実現したいこと、が載っていなければなりません。

同じ釜の飯を食うということは、仲良しサークルで和気藹々ということじゃないので、単にやりたいことがあるだけなら、その仕事を辞めて趣味に生きたらいいと私は思います。じゃないと同僚にとどまらずお客様にも迷惑かけますからね。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (4)

産みの苦しみを堪能してみよう

歯が痛いと書いてた件。かかりつけの歯科医師と相談しながら、なんとか神経治療をせず温存しようという方向で頑張ってましたが週末一気に悪化。結局昨日大手術になってしまいました(かなり痛かった・・・)。

直接の原因は不明で、昔大きな治療をして歯に負担がかかる状態になっていたところに、体調が悪化(というか疲労蓄積だね)し免疫力が低下したこともあって、炎症を起こしたのだろうという見立てです。

まだちょっとだけ腫れてますけど、神経治療して膿も出し切って痛みは完全になくなりました。この10日間ほどずっと痛みに悩まされていたので今日は非常に快適です。

ただ、今回のように悪化したのには、痛み出してからもその痛みを堪えての働き過ぎが遠因にあると考えていて、まだ完治に至っていないこともあり、この際、仕事の取り組みに大いに反省をし、取り組み方法を変えようと思いました。

さて何を反省したかというと、ちょっと一人しゃかりきになりすぎてたかなということです。最近、とある人(私にとっては新しいまだヒミツの先生)とお話をしていて、自分の長所でもあり短所でもある、短気という点についてよくよく考えなさいという指導を頂いていたのですが、具体的には、もっと仕事を部下に任せること、その点が足りず、一人闇雲に動きすぎたのが痛みが悪化した原因であったとの反省です。

もっとも背景には新しいことに取り組むことだけでなく、現業を支えていたサブリーダー格が引き抜かれてしまうので、その穴埋めに働かなきゃという差し迫る要因もあったのですが、それはそれとして痛み出したときにちょっとペースを落として休みながらやってればよかったんですよね。

さて、予告していたとおり本当は新しいサービス(もしくはメディア)について、1月中に最低3つほど報告しようと思っていたのですが、このビジネスモデルがきっちりと固まっていないということもあって未だエントリーアップしていません。以前ならもう書いていたレベルのところまで準備は進んではいるのですが、まだ担当者レベルで魂が入っていないと感じていて保留中です。

担当者それぞれ今まさに産みの苦しみを味わっているところだと思いますが、私もここは別の次元で同じくそれを味わい尽くしてやろうじゃないかということです。ということで、担当者から「これでいきます!」というところまでしっかりと待って、それからブログに書こうと思います。

そうじゃないといつまでたっても、きちんと稼げる社員が育たないだろうなと、そういった危機感を感じてます。もしその人が稼げなかったらどうするの?という疑問もあるでしょうけど、それはそれで単純に退場するしかないでしょうねと思ってます。だからこその産みの苦しみだろうし、なにより資本主義は適者生存がルールですから。そういったこれまでとは違う厳しさをきちんとみせていかないといけないなと思っています。

私個人としては、新しい出版のカタチについていくつか具体的なオファーを頂いているのと、河野さんとの企画で若者チームと新しい出版の道筋について具体的なビジネスとして早晩成立できそうなので、実のところまったく焦るところはありません(逆にもっとどんどんやろうよというもどかしさはあるけどね)。

いずれにしても、ここしばらくの産みの苦しみを乗り越え、ビジネスが作れたら担当者それぞれ相当な自信がついてかなり稼げる人材になるだろうと、そしてそれが目に見える形となって現れたときに、完全に業態変更が完成するなと、そういうように考えると、これはかなり楽しみな感じの産みの苦しみです。そういう余裕でしばらくやってみようと思います。

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twitterでつぶやいた件でクレームがあった話

こういう記事は書きたくない記事だけど、ソーシャルメディアを実践する身として備忘録も兼ねて書き残します。ただ、炎上させるのは本意じゃないので詳細は書きません。

社員がつぶやいたことについて「こんなこと書かれては困る」というクレームを頂戴しました。当然のことながら悪意があってのことではなく、ひとまず無知と勇み足が原因だったのですが、内容を詳細に聞くと、やはり受け手がどうとらえるのか(面白がってRTしたくなる)、そのつぶやきによって関係者がどのような影響があるのか(え?聞いてないよ。何でこんなこと書かれてるの?と思う)、そういった思慮や配慮が足りないなと思いました。

こういうことはtwitterに限らず、ブログだろうが2ちゃんだろうがFAXの怪文書だろうが同じことではあるのですが、じゃあtwitterで生じた場合にどう対応したら?ということは恥ずかしながらこのように直面して初めて真剣に考えました。

「内部情報が漏れる会社と思われたら御社は困るのでは?」

ことの軽重はともかく、いただいた言葉を重く受け止めすぐに対策を取りたいと思います。

問題は、twitterのようなコミュニケーションツールを使うにあたり、結局のところ使用する人のモラルやマナーの問題だとして実質的な社員指導育成の放棄をしていた私の責任ということだと思います(と思って対応しなければなりません)。こんなことではこの先社員が増えて、どんどんtwitterを気軽に使い始められたら・・・。

それこそビジネスマナーのセミナーに社員を行かせていますが、ことコミュニケーションツールについては、社員に使用を許したり、率先して利用させたりする以上、社会常識としてどうあるべきか(振る舞うべきか)という話だけでなく、このツールはどういう仕組みで情報が伝達し、その伝達が加速していくのか、そういった仕組みをきちんと学ぶ必要があると思いました(それこそメール導入時以上にです)。

先進的なことを受け入れることに熱心な社員の意気込みだけに頼って、会社としてどのように取り組んで行くのか厳密に考えていなかった点は率直に反省したいと思います。そして本格的にソーシャルメディアで商売をしていこうと決めたこのタイミングで今回のようなクレームをいただけて良かったと思います。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (10)

社長の鞄持ち募集

地方大学を出てから東京に出てきました。

それまではひねくれ者のへそ曲がりだったので(今もか)、みんなが目指す東京なんて(ケッ)とか思っていて受験勉強なんてさらさらやる気もなく、単純に受かったところに入学したといった自分の人生なんて何にも考えて無かったバカ者でした。

それでも4年間オーケストラに入っていて、演奏の腕はさっぱりダメな感じでしたが、2年次のときにいろいろあって東京から招聘した指揮者の先生と出会って人生変わりました。

今でもはっきり覚えていますが「楽団ってのはケイエイするもんだよ」って言われたのが、今思えば経営というものを意識した最初の出来事ですね。それから指導されるがままに、楽団名変えて、組織を変えて、パートごとに顧問を招聘したり、年に1度だった定期演奏会を2回にして、東京からサウンドエンジニア呼んでCD作ってと、田舎大学の交響楽団はみるみるうちに様変わり。このときにいろんなことを啓蒙されたと思います。

で4年次になってこれからどうしようかというときに、その先生から「東京に出てこいよ」と言われた言葉を真に受けて上京してきました。二十歳そこそこのガキには東京からきたプロというだけでもまぶしいのに、気さくに経営手法から音楽論それに大人の作法まで教えてくれて。

何をこんな昔話をタラタラ書いているのかというと、その音楽家の先生方がちょうど今の自分と同じアラフォーだったんですよね。で、今その年代になって思うのは、なんかそういうように学生にあれこれ言いたいし、教えたいしというそういう思いが最近猛烈に強くなってきました。

というわけで、学生アルバイト募集します。いやアルバイトっていうよりも鞄持ち、もしくは書生みたいな感じ。社内に転がっているいろんな雑務を処理して欲しいのと、私の雑務を処理して欲しいのと、文句言わず何でも素直に言うことを聴く学生、もしくは馬車馬のように働く若者募集です。

出版やネットメディアや会社経営に興味があるなら、もう暇に任せて説教する勢いでなんでも教えますよ。

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本部長席に着席

ネットメディア時代の出版社に転換すべく苦闘の毎日が始まりました。

本当はソフトランディングしたかったのですが、やはりそういうことは机上の空論に過ぎず。ビジネス転換の現場は毎度のことハードです。今年はベンチャー体制で進むと決意していますので、未来の売上を作る仕事に集中することにしました。そのため当面の売上は捨てて、このときのために確保していた資金を切り崩します。

これまで資金繰りについては丸3年ぐらいは潰れないぐらいに余裕をかましてやっていたのですが、現在のところそれが丸2年ぐらいに減ってきていて、こういうのって社長しか認識できないことだから、一人じりじりと迫るタイムリミットを見据えながら、焦らず慌てず、それでも急いで仕事を進めてます。去年の今頃は不況の波直撃みたいな感じで直接的な危機感がありましたが、今は将来の展望がくっきりと見えているだけに、同じ危機感でもちょっと感じ方が違います。このじわじわくる感覚は創業2年目ぐらいの感じですね。去年から何度もかいてますが、だからいけそうな感じがしています。

ということで、新しい売上を立てるために、これからプロジェクトを同時に4つ立ち上げます(もしかすると5つ)。そのため直接指揮監督できる場所に陣取りました。この2月からの3ヶ月で目鼻がついて5月には転換開始できる見通しです。ここ数ヶ月はシンドイ毎日になりそうですが、それで向こう10年成長できる会社になると考えれば、まぁ短いものですよね。

それにしてもこの席は、「ちょっと君」と誰彼に声をかけてすぐにあれこれ確認できるし、いつも笑顔の岡田さんに声かけるとやっぱり笑顔を返してくれるしで、え?本当はちょっと引きつってる?(笑)、非常に快適です。

ほんとうはブログに書きたいことが山ほどあった(ある)のですが、この席に移ってから社員のみんなとのリアルコミュニケーション量が激増した上に、実は数日前から夜になると歯が痛くって(昔大きな治療をしたところの神経がまいってるらしいです)、ちょっと書く気力を奪われてました。数日休んでまた以前のペースに戻します。

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編集者.jp、本になりそうです。

年初にリニューアルを果たしたばかりの編集者.jpですが、いきなりの朗報です。

もともと自社での書籍直販も視野にいれて企画したサイトで、これからその準備もと考えていたのですが、出版社よりこのコンテンツを出版したいという問い合わせがあり、今週打合せ予定です。

企画者としては、こうやって企画したものが売れることは、その依頼をいただけただけでも本当に喜ばしいのですが、今回に限ってはそれ以上に、ウェブメディアについて、何をどうやったらいいのか、それが掴めたことが一番喜ばしいかもしれません。

誰にどのような内容をどういった形で提供するのか、という点は紙もウェブも同じですが、どのように読者を集めるのか、コストをどう見積もるのか、といったところは当然異なります。これが掴めただけでも相当な進歩です(量産するにはどうすればいいのか、ということもわかった)。

また中でも一番の収穫は、このようなサイトにおける「編集長」の存在がどうあるべきかわかったことです。来月2つのメディアサイトを立ち上げる予定ですが、そのノウハウはそれらのサイトにも活かしていこうと思っています。

今更空かすまでもなく、もともとこの編集者.jpは当社デザイン部門のマーケティングツールなのですが、そこでの成功に留まらず、ここ最近は、この編集者.jpを印刷して編集部で回覧しているなどの話も複数聞いていて、書籍編集者のベストプラクティスの共有という点でも多少は役立っているみたいで、それに加えての出版の話で本当に素晴らしいです。

発刊の暁には、新しい出版のカタチを一つ実践ということになるのかなと。このサイト、企画から立ち上げまで全部手作りだったのでなおさらに(私個人はかなり自信がつきました)。

出版の詳細など、この件の続報は追ってお知らせいたします。

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iPhoneとツイッターで会社が潰れるかもしれない

昨日のエントリー、河野さんに何か言われるだろうなとは思ってましたが。速攻でしたね・・・(笑)

「自己啓発本を読んで成功した」ってのと同じで、その人は本を読まなくても成功してただけの話。そしてその裏に100倍以上の成功してない人がいることを忘れてはいけない。だってみんな成功してないじゃん。こんなのは占いと同じだよ。
iPhoneとツイッターで会社は儲かる | smashmedia

自己啓発本乱造の現状を見る限り、この側面があることは否定できません。

確かに昨日のエントリーには迂闊なところがありました。私自身、本当にこのタイトル通りと考えているかどうかと問われれば、自身でも去年の6月時点ですでに「残念ながらiPhoneは仕事の生産性を下げます」とiPhone万歳を自分でも揶揄して書いているし、ツイッターについてもマーケティングツール?何それと思ってるし、ウソとは行かないまでもちょっと本心じゃないところで妥協してエントリーアップしてしまいました。それは反省です。

ただし、私も単なる一経営者として「このアイテムの組合せで儲かる」というキーワードに引っかかって、この本を手にしても、ちょっと先に原稿を読んだ者として、この本からはきっと得るものがあったと思うので(一方で読み捨てた部分もあるので)、河野さんが心配するほど最近の読者もやわじゃないので、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ、とも思っています。

ということは問題はこのタイトル付けでして、企画立案時に担当編集者が企画会議で悪戦苦闘しているのを目の当たりにしているので、彼の気持ちも考えるとなんともやりきれないというか、釣ったタイトルをつけないと売れないとされる出版の現状も含めて、そこでご飯を食べている身としても、なんとも身を引き裂かれる想いをするところです。

問題は、本の販売が書店での短期勝負でしかない現状の構造にあると思っています。これを解決するため微力ながら新しい出版のカタチを模索しているのですが、今回の企画に限っては私としては過渡期だから是非もなしと思っています。

一方で、河野さんとこうやって出版前に議論できるところに、ちょっとだけ光明を見いだしたというか(マイコミ親書さんの度量の深さも含めて)、読者との継続的なコミュニケーションを前提としたビジネスではないと今後出版は絶対に立ちゆかないだろうなと痛感しているところです。

重要なのはコミュニケーションをきちんと取るつもりがあるかどうか、そして、とり続ける覚悟があるのかどうか、だと思います。じゃないと、iPhoneを全社員に買って、ツイッターのアカウントを取った”だけ”では、会社は絶対に潰れますよ。

本書もコミュニケーションツールを会社経営の現場でどう使っているのか?という点に着目して読めば十分に得られるところがあると思いますが(私自身は徹底度合いがすごいと思ったので)、それはこのブログを見ている方々が発売後に店頭で判断されればよいかと思います。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (9)