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見たり聞いたり考えたりしたことを綴ります[香月登 編集ブログ]

Archive for 11月, 2009

デジハリでABC

昨日、一昨日とデジハリさんにお願いしてあったデザイン室のための特別研修に参加してきました。

P1020356

彼らにはある程度のウェブデザインの実践を課してあって、いくつか実績も作ったところで、改めてウェブデザインの基礎を短期集中で仕込んでいただきました。もともとPhotoshopもある程度使える連中なので、思惑通りに短期で重要なことを学ぶことができたと思います。

なんでDTPやってる人間にウェブデザイン?と思われるかもしれませんが、当社でも創業時にはレイアウトデザインしかやっていませんでしたが、現在ではカバーデザインも手がけていて、いまやこちらのほうが大きな実績を上げているので、ウェブデザインについてもこの先同様に良いものを作れると考えています。

少なくとも、私の頭の中で本のデザインと本を意識して作るウェブのデザインについては、意味として全く同じものなので、それを実現していこうと考えています。また、この先デザイン室はブックデザイン、ウェブデザインで終わるつもりは毛頭無く、萩原のほうも、違う方向でまた違う新しいことを始めようと画策してます。

DTPデザイナーの方が仕事の幅を広げるためにコーディングを学ぶことが多いと事前に聞いていたのですが、私はそういう垂直工程方向での技術拡大では長続きしないと思っていて、あくまでも水平方向にと、いろいろ相談して(無理を言って)特別カリキュラムを作って頂きましたが、申し分ない内容でした。

さらに先生方が自ら制作会社を経営されているということで、マネジメントや営業のケーススタディも具体的詳細に伝授頂き、実はこちらについては現業についても応用の利くもので、皆様々に刺激になったようです。

それにしても私も真剣にPhotoshopで素材作ったのは何年ぶりか。一生懸命遊んでた頃は5の時代だったのでマシンの性能、ソフトの機能どちらも隔世の感で一杯です。

情報設計、グリッドデザイン、生産性の高いデザインカンプ。要点を押さえた研修でしたが、何よりもよかったことは、先生方が終始一貫して「A当たり前のことを、Bバカになって、Cちゃんとやる」ことを力説されていたこと。

デザインを数多く見ない人間に良いデザインが作れるはずがない。デザインに限った話ではないですよね。企画編集だって漫然と本を読んでいるだけの人間に良い企画が作れるはずがない。これまた別段、本に限った話でなくウェブだって同じだと思います。

引き続き社員のバージョンアップにどんどん取り組みます。

posted by katsuki in 仕事 and have Comment (1)

「日本一の変人経営者」

マイリスペクトリストにまた一人。カレーチェーン店、coco壱番屋創業社長の半生記です。

4478009856 日本一の変人経営者
ダイヤモンド社 2009-11-13

by G-Tools

それにしてもcoco壱ってくせになるお店です。事務所の近くにもありますが、たまに一人で昼に出かけるときは、ここに行くことが多いです。で、どうしてcoco壱がおいしいのかということがよく分かる本でした。

ご自身でも書いていますが、私も今まで読んだ社長本の中でも群を抜いてハードワークです。日本電産永守社長以上の衝撃を受けました。でも、だからこそっていうのが本当に伝わります。

やっていることは極めて単純なことです。徹底的に率先垂範。そして徹底的な社員育成。もちろんおいしいカレーを作る技術やチェーン展開の仕組みにも他の追随を許さないものがあるのですが、そういうことは枝葉末節といわんばかりの現場主義と社員育成へのこだわり、そしてハードワーク・・・。

経営者ならば、時間の長さではなく、仕事の内容や中身で勝負すべきという意見が大半だろうが、仕事をしている途中、いろいろなアイデアも湧いてくるから、私は絶対、時間の長さが重要だと確信している。そもそも経営者はハードワークができなければ、成功はおぼつかない。ましてや、労働法にしばられない経営者の特権なのだから、ハードワークをしないと損ではないかと私は思う。(p.156)

最近、働いても働いても仕事が次から次へと湧いてくるので(ありがたいことなのですが)少々疲れてました。でも、何バカ言ってんのかと叱られた気がします。

明日も働きます。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (5)

R35と大人女子

社の中核を成す社員を集合させ水面下で進めていた職場環境改善プロジェクト。本日、2週間の協議の末、盛大にマニフェストを発表し実行に移すことで、次なるプロジェクトに移管し発展的解消をしました。

もともとは、各部門それぞれ一人ずつ配属されている35歳前後の男性社員3名で結成したチームR35。ちょっと前から(なんだよ君ら草食男子を気取ってんの)というぐらいに大人しすぎるので、燃え上がるチームにしました。なんだかんだいっても、私の息子からみればみんなもう立派なオッサンなんですから。

私は元気なおじさんたちとお会いすることが多いのでなおさらそう思うのですが、そういう人ってやっぱカッコいいんですよね。見かけがとか関係なく。で、仕事ができるできないとかそんな細かなことじゃなくって、とにかくわかりやすくパワフルなオッサン目指そうよ的な感じで2週間前の昼飯時に集合させました。

で、なかなか燃え上がらない湿った薪も、あれこれなんだかんだ言っているうちに、ようやくその気になってきて、〆切の今日ギリギリになりましたが、かなり熱いマニフェストをまとめてくれました。どうもご苦労様。次のプロジェクトもよろしく頼みます。

引き続き、この職場環境改善プロジェクトは、当社の大人女子チームが担当します。こちら実態としては、ほぼアラフォーなんですけど(笑)、良い意味でバブルの残滓が残っている彼女たちに、草食系な柔な空気を完全払拭してもらおうと思ってます。

実際彼女たちの営業における戦闘能力の高さや、女性的ちゃっかり度合いは、ビジネスにおいてはとても大事なことだとか思っていたりします。その一方で企画では女子の気持ちを忘れずにということでかなりバランスも良いんじゃないかな。と。

いずれにしても彼ら中堅社員の背中を見てしか若手社員は育たないと思うので、以後もずっとここをてこ入れしていく考えです。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (3)

電子出版って本当に未来があるのか?と最近は疑っている

電子出版の話題が最近また増えてきましたが、その将来性についてかなり懐疑的です(今の議論の延長線では)。とある版元の電子書籍担当部門になる方が仰っていたのですが、「社の方針として趨勢が判明してからでも遅くないと思っている」、という意見に私も同意します。

実際、電子出版が今想像されているように端末でコンテンツが読めるような形で実現したとして、新しいタイトルが発売されたときに、どうやって人は新しい本に出会うのでしょうか。誰でも手軽に出版できる時代になる代わりに、売れる著者はどんどん売れて、そうでない著者は、価格が安くなる分実入りが減ったり、立ち読みすらされないというような状況が普通に訪れるんじゃないのかなぁ、などとぼんやり考えています。そうなったらそうでグローバル化&格差社会反対みたく、元に戻せって議論になりそうな(笑)

いずれにしても、ネットの水平線上で売れる本を作るってかなり難儀なことになりそうな予感がしていて、そこのところを根本的に解決するような形を考えています。

そうやってあれこれ考えていることを発信していると、当社に興味を持ってくださる方もいらっしゃって、今週もお問い合わせくださった方にお会いするのですが、来月お会いする予定のライターの方とメールのやりとりをしていた内容を記録しておきたいと思います。

何言ってるのかわけわかんないと思いますが、私もなんとなく直感でしか考えてないので悪しからず(笑)でも、コミュニティを形成するってのは上記の電子書籍を売るということの答えの一つだと考えていて、そのためにメディア事業部を立ち上げてます。

デジカルの香月です。

> たまたま昨日、ある講演を聴いていて、「DTPは電子書籍に到るあだ花」と語る人がいました。

大変興味深い話です。
私もいずれDTPは紙だけではなくウェブのレイアウトも含有する意味になるだろうと考えております。

ハブメディアもその延長で考えているコンセプトなのですが、こちらは現在の電子出版よりさらに先を見据えたものとして考えておりまして、ネット時代のコンテンツホルダーとはどうあるべきか、という視点から出版を考え、その基盤となるものはコミュニティであるととらえています。

またそのようにして新しい出版のカタチが作られていけば、一方で既存の本の価値もさらに(希少価値として)高まって行くであろうと考えており、当社としてはその双方に取り組んでいこうと考えております。

では、お会いできることを楽しみにしております。
ご連絡お待ちいたします。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (2)

胡麻鯖とおきゅうと

週末、祖母の法要のために帰省しました。この時期に帰るなんてことは滅多にないので、何年ぶりというか実際祖母の葬儀で帰ったとき以来なので実に6年ぶりぐらいに胡麻鯖食べました。

胡麻鯖

胡麻鯖

すり鉢で胡麻をすって、そこに鯖の刺身を入れて醤油であえるだけです。子供の頃からお茶漬けでよく食べていましたが、酒の肴としても最高です。鯖が相当新鮮じゃないとダメだということで、実家でも食べられる時期が限られているのでお盆のころに帰っても食べられないのです。

結構福岡の食べ物はこっちでも普通に食べることができますけど、これだけは食中毒の恐れがあるので食べられませんね。食べられるところがあったら教えて欲しいです。

あと、定番の酒の肴といえばおきゅうとです。

おきゅうと

おきゅうと

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (3)

反省いや猛省しています

今朝ほど、あるライターの方からお電話頂きました。社員が仕事を依頼している方で私は面識がなかったのですが、意を決して電話してこられた様子で、何度も担当さんに連絡入れているのに振込についてなしのつぶてです。どういったことなのでしょうか?という内容でした。

寝耳に水とはこのことで、これまで請求で煮え湯を飲まされたことは数知れませんが、支払を滞らせたり、連絡を入れなかったりということは絶対にしないように、あえてこの規模の会社でも徹底的に管理会計をしていたはずが、それもそういった問題があるという事前の報告もなかったので、動転しながらひたすら平身低頭の電話でした。

すぐに調査したところ、連絡の行き違いと返事のし忘れ、それに監督者同士(現場と管理)の縦割りで無責任体制という、大企業病の典型的な症状があることが判明しました。頭にくるというよりも、これまで自分が一生懸命やってきたのは何だったのか・・・と、いっきにガックリときてしまいました。

人は信用するが、仕事は信用するな、と頭では分かっているつもりでも、現場では結局、人を信用するという名目で、仕事の管理が一切おろそかになっているという体たらく。これほど社員育成における社長の責任の重大さを痛感したのは初めてかもしれません。

つい先日、職場環境改善を考えている中堅社員連中が、社員育成は放任がいい、などとしたり顔で言っていたこともあって、まさにそういった無責任な気持ちが、こういう事態を招いているということを目撃することになりました。もちろん、言うまでもなく、そういういい加減な中堅社員を放置していた社長の責任です。

ライターの方は非常に丁寧な応対で、「こんなに少額なのに騒いですみません」と仰っていましたが、どういう気持ちでそう言うことを仰ったのか、痛いほどその気持ちがわかるだけに、本当に申し訳ないことをしてしまったと思います。

少額といってもそれだけのお金を稼ぐのにどれだけの苦労があるのか。そう言うことをちょっとでも考えたこともなく、単に書類を提出すればいい、提出されていないから処理しなくていい、そのような手前勝手な判断で仕事としている、適当にやってても給料は出る、といったぬるい環境にしていた社長の責任だと思います。

自分がもらった給料明細が何の連絡もなく、ちょっとでも減っていたらどれだけ頭に来るか。そういう経験もないから他人の気持ちも分からないのだろうと思いますが、要するにそういう適当な気持ちで働いていて、給料だけはちゃっかりもらっている(自動的に出ると思っている)わけです。

金額の多寡の問題ではありません。ヒヤリハットの法則でいけば、きっと相当いい加減な仕事が現場で眠っているはずです。もう一度最初からやり直そうと思います。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (2)

筆箱買った

なんか、電車に乗るってのを「汽車に乗る」って言う田舎ものみたいですけど。

なんていうのかな、ペンケース?買いました。いままで使っていたのが凄く気に入っていたのですが壊れてしまって。今日、ハンズに寄ったついでに、そうだ買わなきゃと思って物色していたら発見しました。

平常時

平常時

こんなのがあったのか!みたいな(知っている人には何でもないことでしょうけど)驚き。元来便利グッズをついつい買ってしまうタイプです。

使用時

使用時

そしてそのうち、やっぱ使いにくいな、って使わなくなるタイプです。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (3)

質より量

ブログって続けるのは大変みたいですね。自分の場合はなんだかんだで、前のアメブロから数えてもう1年以上になりますが、これまでシンドイと感じたことはないかもしれません。

逆にアレもコレも書かなきゃって思いながら書き損ねていることのほうが多いです。書きたいけど物理的に時間がない(twitterまでやってるし・・・)。

継続する秘訣なんてものを語れるほど続けていませんが、こういうのは質より量だと思うし、量が質に転換するだろうし、と思ってやっています。お茶のお稽古ももう3年目ですが、同じようなところがあるかもしれません。基本的なお点前なのに1年目と3年目では感じることが違いますし、未だに細々所作を直されますし、奥が深いというところではブログも日々変化していって、新しい発見が続いています。

社員の中で、企画に関与するものについてはブログをやるべきだと考えていて、特に新しく加わった社員にはブログを課していますが、なかなかこれがもう続けるのは大変みたいですね。好き勝手になんでも気兼ねく書ける社長と違って、社員として書くというのは本当に難しいのでしょう。

そんな中でも今回新しく加わったブログをご紹介しておきます。まずは10月に入社した岡田のブログです。テーマが決まってます。書くの大好きというだけあって面白い内容なので、ぜひ購読してやってください。

Women’s vs Men’sマネースタイル 女性と男性がお金を使うポイントはどう違う?

なんかまだデザインとかこれからですが、コンテンツはすでに入っているのでぜひ購読してやってください(フィードの設定とか変な感じですが)。

あと、同じく新しく加わった白井もブログがあります。テーマとしては期待が大きいものなのですが、こちらはまだコンテンツがこれからのようです。乞うご期待。ということで。

EDP 株式会社デジカルのシライが「編集力」について考えるブログ

posted by katsuki in 仕事 and have Comment (1)

思いを共有できるかどうかが大事

河野さんのつぶやきをたどって読んだブログ。

この記事を読んで「ウチの会社もこういう風に」って思った経営者がいないか不安だ。

マクドナルドの効率化手法 → 『なにそれ、こわい。』|フジイユウジ::ドットネットイユウジ::ドットネット

不安的中ですよ。ここにいます(笑)

数日前に萩原からこんな記事あるよと社内の一部MLで流れていたので読んでいました。

ハードワークを信奉する私も、この原田社長については、本やテレビを見ていてさすがに鼻白むところがあったのですが、修行から帰ってからというもの、実際に現在サービス業の零細企業を経営している身からしても、社のマネジメント層がこれぐらいのこと(生産性向上のための徹底的な実行)を実践しないと将来はない、というのが今の率直な感想です。でも、

普通の会社でやったら、業務効率が落ちる or 社員が疲弊する のどちらかなんじゃないかなー。

これ、仰る通りだと思います。普通にやったらかなり問題があると思います。

元のインタビュー記事にも書いてありませんが、少なくともマクドナルドがそれで上手くいっているのは、社員のほとんどが、自分たちの仕事が何なのか(何に対して奉仕するのか)ということを理解できている、つまり同じ方向を向いているためだと思います(それこそ詳細なマニュアルがあるということで有名な企業ですよね。見たことないですが)。

もし、社員の意識がバラバラなのに、社長がいきなり「生産性アップ!」の呪文を唱えたとしたならば、これは空中分解必死だと思います。みんな自分のやりたいようにやって、きっとお客様には視線が向かないはずだから(経営者としてそれぐらいの判別がつくようにはなってきた)。

この場合、私は決して優秀な社員なんていらないと思っていて、まず会社に必要なのは、自分たちの仕事、職場に対しする「共感」「共創」だろうと考えています。

何に向かって切磋琢磨していくのか。それが一致した場合にチームは強大なパワーを発揮するでしょうし、きっと周囲が驚くほどのスピードで事業が展開すると思うのですね(そのスピードはF1並だと思います)。

そして、そのときに残っているのが優秀な社員であって、単に頭が良い社員を連れてきたら実現できることではないと思います(ユニクロがヘッドハンティングしてきた優秀な人をバンバン切っているというのもそのためだと思います)。

で、一番難しいのはその「共創」できる思い、もしくは心を作ること。唯一、マネジメントの権化のような原田社長に、零細企業経営者として勝てるものがあるとするならば、そういった会社の思いの部分を、自らゼロから作り上げ成功させたときだと考えていて、これから頑張ろうと思います。

といっても、現実的には、ようやくその構築の端緒につけた(かどうかといった)ところです。これをいきなり全社員でやるのは無理だし、拒絶反応を示す社員もいるだろうし、で、選択と集中ということで、まずは当社の中核を成す(いや、成してもらわないと困る)35歳前後社員を集めて水面下で実施中です。

それで、まずは徹底的にこのR35 諸君と、働き方や自分たちの仕事について、腹を割って話そうというレベルから始めているのですが、これが思いの外パワーを消耗する仕事で、最近ブログやtwitterが滞り気味なのもそのせいです(それだけ重要な仕事なんだと思ってます)。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (8)

価値創造の根幹は複合機能化でいく

週末は、必ず買い物に付き合ってます。といっても家族サービスというよりは、いろんな店舗を見て回るのが好きなんだと最近感じています。

よく行くのはもちろん近所のサミットですが、芦花公園の大型店と千歳台の小型店の違い(どっちがポイント5倍なのかで行き先が変わるわけですが)、シミズヤ(外国商品)やオオゼキ(魚が美味しい)のような特色のあるもの、クイーンズみたいにちょっと値が張る商品があるお店、そしてイトーヨーカドーやオリンピックのような何でも揃う店まで。

その日の気分や渋滞度合いであっちに行ったり、こっちに行ったりしてますが、店舗ではあんまり値段は見て無くて、どういうお客さんがどういうものを買っているのかが非常に気になり、そっちを観察しています。たぶん客観的に見て行動が非常に怪しいですね。あとスーパーではないですが、最近はニトリとIKEAをはしごしたりしてます(これも結構面白い)。

と、そんな感じで小売流通の現場には多少興味があるところに、先日の経営研修で流通の大ベテラン経営者の話を直に聞いたものだから大変な触発を受けました。素人が聞いた流通の経営論をここにまとめて書いても意味がないので、自分がこれはいい参考にしようと思ったところだけ下記に。

いろんなスーパーに行っても、必ず共通しているのは売り場の作り方ですね。もう一般人でも常識ですが、入り口から「青果」「肉魚」「加工食品」というようにコの字型に配置されています。

青果肉魚といったベーシック商品が収益の基盤です。これが儲かるようにすればいいのですが、素人考えではすぐ販売力強化となるところを、仕入れネットワークの構築で単価を下げるのがミソです(言うのは簡単)。加工食品については、「お客様が作るよりは、経済的でかつ美味しく」さらに「健康」を考えているものが売れます(当然だけど、それが難しい)。

スーパーの従業員育成についても、お客様の回遊に合わせて「青果」「肉魚」「加工食品」というように段階を追って成長させていくことで知識や経験が積み上がっていくように成長させるべきというお話でした(これも言うのは簡単)。

以前、ショッピングモールのような会社にしようと書いたのですが、こういう話を聞いて、そのさらに基本となるスーパーみたいな会社から始めれば良いんだと思い直したのですが、具体的にはどういうことか。

仕入れネットワークで単価を下げるという点においては、以前は外注スタッフへの発注単価を引き下げるようなこともやっていたのですが、1年前からそれを一切止めて社内スタッフの生産性向上に振り向けることにしました。なぜなら、単純に価格勝負していくと中国人のDTPに絶対かなわないためです。

食材を新鮮なうちに加工してパックし並べるために努力するように、品質とスピードを徹底的に学ばせますが、このときに制作スタッフだといって、制作だけやらせることも止めました。ロボットを育てているわけじゃないからです(まぁでもこの真意が現場には全然伝わっていないみたいですが・・・)。

次に段階を追うという点においては、どういう会社でもそうでしょうけど、制作、編集、企画と段階的に全部経験させようと思っています。ちょっとずつ上の工程の仕事を経験させていって、次第にその案分を変えていくというようなものです(当然、当社の場合は、ウェブ制作運営もそこに入っています)。

で、最も重要なことは「加工食品」の部分です。これが社員の考えが全く統一されておらず喫緊の課題です。言うまでもなく当社の場合の加工食品は、本とウェブを組み合わせたサービスになるわけですが、社員にまだまだ自信がないためか、本だけ、ウェブだけの議論が進んでいます。とりあえず各部門でサラダパックや挽肉みたいな素材ごとの加工食品は作っていますが、買ったらすぐに食べられるお総菜にはなっていません。

スーパーの総菜が「お客様が作るよりは、経済的でかつ美味しくさらに健康まで考えて」作っているように、徹底的に研究し腕を磨いたものになっていなければなりません。が、今現場から上がってくるメニューを見ていると、校正ができます。デザインができます。ウェブが作れます。というような部分適合の話ばかり。それこそ、各々の分野においては、お客様のほうが旨いものを作っている可能性があるという世の中の現状が全く見えていないようです。ここを意識してもらえるようにしなければと考えています。

日本のサービス業は20年前から生産性が上がっていないというのは、どういう統計を見ても明らかなことですが、それを改善している会社はこの不況下でも収益を伸ばしていて、先生方の話を聞いていると、どうやら共通することは、これからの価値創造の根幹は複合機能だろうということ。例えば飲食店が販売もすれば宅配もするといったようなもので、今取り組んでいる出版サービスの開発も私の中では複合機能の実践なのですが、現状はまだまだ部分適合しかしていないのが実情です。これを一体となって機能するようにしない限り絶対に儲からないので、ここに集中して取り組むつもりです。

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