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見たり聞いたり考えたりしたことを綴ります[香月登 編集ブログ]

Archive for 9月, 2009

「希望を捨てる勇気」

(注)タイトルと本文はほとんど無関係です。先生の本のレビューを期待された方ごめんなさい。

本書は池田信夫氏の新刊です。まだ発売前なので読んでいません。先生のブログ読者なので、よーしAmazonで予約しようと思ったその日に、萩原から渾身のデザインが今日予約開始です、とのお知らせが。
ということでカートに入れたところでストップしたまま(見本待ってます・・・)です(笑)

池田先生の評価にはいろいろとあるようですが、私はブログで言っておられることと、実践されておられることにそう違いがないと感じていて、耳を傾けるべきだろうなと思っています。経済学の難しい話は全部は理解できませんから。

主催されているアゴラの起業セミナーは毎回かなり面白いです。ホリエモンから、はてブのネガティブコメントで凹んでいる場合ではないと言われていた先生は、非常に微笑ましいなと(笑)

ブログの時代になって、それこそ一億総評論家状態で、いろいろな意見を目にします。いつも何を基準に真偽を見分けるべきなんだろうかと考えているのですが、やはり、その人の言っていることとやっていることが合致しているのかどうか、そこが判断基準ではないでしょうか(発言自体にはその時々で間違い(言葉選びで)はあったりすると思いますから)。

希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学
希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学
ダイヤモンド社 2009-10-09
売り上げランキング : 664

ちなみについ最近、会計士の看板で出版プロデュースと言っている人をみかけて、それは一体どういう位置づけなんだろうなぁと。

posted by katsuki in 雑感 and have No Comments

もう少しカレーに水を加えた方がいいよ

久しぶりに土曜日更新ネタです。

土曜日はカレーの日になっていて、数年前から家内は子供用と大人用と2つ作り分けてくれているのですが、最近その大人用カレーから次第に水気が減ってきているのが気になって、「今日はちょっと水を増やしてみてよ」とお願いしてみました。

普段からごちそうに近い食事を毎晩作ってくれますが、なぜかカレーやインスタントラーメンのような、自分の方が得意なカンタン料理は苦手とするようで、「わかった」と、素直にアドバイスを聞き入れてくれます。

で、できあがったカレーは、いつもと変わらない状態に。。。

「俺の考えるカレーってさ、もっととろみがあってご飯に絡むものだけどさ。やっぱ水少ないくない?(なんだよこれ)」

「えー、でもいつもよりも多くしたけどね(うるさいなもう)」

という会話を口火に、これってまるで離乳食じゃないか、でもきちんと分量はかってちょっと多めにした、いやいや前に食べた業務用のレトルト覚えているか、と、しばしカレー水分量論争の末、ある1つの結論に到達しました。

2つに作り分けているといっても、ルーを入れるときに具材を2つの鍋に分けるだけのことで、子供用を小さな鍋にとりわけ、大人用はそのまま大きな鍋で煮込んでいるので、最初から少量で作るよりも水を多めにしておかないと、ルーの箱に書かれた分量そのままでは大きな鍋は水分が足りなくなるのではないかということ(このあたり自分は適当派、家内はキッチリ派)。

で、ここで終わればハイハイごちそうさまでした!みたいなヒマネタでしょうけど、毎日頭がマネージメントで一杯な私としては、なんでこういうことになってしまうのかが気になって仕方ありません。

何しろお願いしたことが実現されないわけで、たかがカレーとはいえ、それすら満足に作ってもらえないなら、社長業なんてどうなのかってことを考えてしまうわけです。

「あのさ、水分を増やしてっていったら、水の量を増やせばいいって思ってない?」

「だから、いつもよりも少し水を増やしたよ」

「・・・俺は、おいしい(食感の)カレーを食べたいんだよね」

「・・・あー、あぁなるほど・・・。水を増やすのと美味しいカレーを作るのは繋がってなかった(笑)」

いま、このブログの大きな課題の一つがコミュニケーションについて考えることなんですが、その根っこのようなものが分かってきた気がしました。

言い方、伝え方の問題:

「美味しいカレーが食べたいから、食感をよくするために、いつもより水の量を増やして欲しい。」と、やって欲しいことをきちんと言葉を選んで伝える。

聞き方、受け止め方の問題:

「どうして水を増やして欲しいって言っているのかな。きっと単に100ml増やせばいいということじゃないはずね。」と相手が何を求めているのかをよく考える。

会社としては、制作会社からの脱皮を図るため、企画・営業力強化を目指しています。10月からは、新しい仲間も加わり総力あげてこの課題に取り組む計画ですが、いま社長としては、そのために社員にどういった行動をとってもらう必要があるのか、その一挙手一投足を指示するのではなく、何のためにそれをしてもらう必要があるのか、それをもっとわかりやすく誤解のないように伝えることがとても重要なようです。

社長の言っていることがこれほどにも社員に伝わらないのかってのは、毎日痛感させられています。自分の言葉を編集しないといけません。

ええ、これは単なる夕飯のカレーについての話です。社長としての評価はともかく、どこの誰よりも面倒な旦那さんってことで他所の奥さんたちに評価されているのはよく知っています(笑)

posted by katsuki in 仕事 and have Comment (1)

昨日twitterでコミュニティについて考えた

顧問指導のもと社内でメディア関連のプロジェクトが複数進んでいます。どのプロジェクトにも共通する課題は、どうやってコミュニティを作るのか?ということ。

実は、このコミュニティっていう言葉がどうにも気にいらなくって、分かったような分からないようなそんな状態でいるからなかなか開発が先に進まないんだろうなと思っています。

コミュニティって聞いて皆さんどういうものをイメージされるんでしょうか。どうも自分の出自がそうさせるのか、新興住宅街の夏祭りと盆踊りっていうイメージが払拭できません。もちろんそれ自体悪いことじゃないと思ってて、実際、実家のある街はもう30年ぐらい続いていますね。小さな街なので行けば誰かに出くわすわけですが、今年は20年ぶりぐらいに会った中学の同級生から「おじさんになったね・・・」としみじみ言われました・・・。話が違うな。

それでいま考えているコミュニティはネットコミュニティのことなのですが、こちらはネットを介した新しいご縁の集合体みたいなものでしょうか(ほんといい日本語を誰か教えて欲しい)。こちらはサービスなりツールなりで、様々な形で人が集まっては散らばって、ネットからリアルにリアルからネットにと縦横無尽な感じがしています。

そうやって考えると、コミュニティを作るっていうことには、すでに集まっている人をまとめることと、何かの目的で人を集めることの2つがあるんだろうと思います。で、学者じゃないんで難しいことはわかりませんが、いずれの場合にも一番大事なことは、その事務局の運営なんじゃないかと考えています。

昨日twitterのTLをみていたら、当社で運営しているサイトについて言及されたつぶやきがありました。

http://twitter.com/passionhack/status/4345944420

それに対してすぐに返事を返して、また反応があって、おおこれこそtwitterの醍醐味だなぁと思いながら、一方でこのやりとりを担当者がやっていないことに問題の本質が潜んでいるんじゃないかと思いました。

そんなときに、TLにいつも楽しくつぶやきを拝見している@miho_jpさんから気になるつぶやきがあって、食いついてしまいました。

http://twitter.com/nobosan/status/4339460075

これ半分冗談ですが、半分本気なんです。少なくともサービス業に従事している人は全員関係あると思っています。いまリアルに直面しているお客様へのサービスで忙しい。だからネットで出会った人にはサービスする「ヒマがない」。ほんとうに?それでいいの?って。

いま若年層はネットへの親和性が高まっていると言われていますが、私自身はそんなことはないと感じています。みんな都合よくネットに詳しくなったり、不案内になったりしていると思います。

ネットもリアルも、どちらもきちんとサービスできるように、そういった仕組みをきちんと考えて運用する必要があるんじゃないですかね。極めて当たり前のことを言っているつもりですが、こういう話をすると、「ネットに詳しくないので」とガッカリするような答えが多いです。

集まっている人、集まってくる人のために、きちんと対話を続けること。もしくは続けられる仕組みを考えること。それがコミュニティを作ることなんじゃないでしょうか。大変なことだとは思いますが、難しいことではないと考えています。

ちなみに、さっきのつぶやきに反応してくれた方が結構いらして、その中の方が面白いものを作ってくれました。こういうことがあると単純にtwitterやってないのは損だよなと思います。だから儲からないのは真実だろうとも。

http://twitter.com/TERAINFO/status/4340611982

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posted by katsuki in 仕事 and have Comments (8)

新しく仲間が増えること

約二ヶ月にわたる人材採用が一段落つきました。たくさんのご応募ありがとうございました。全員の方によい返事ができず、採用については新しい方との新しい仕事に対する期待とともに、やはり採用はなかなかに辛く難しい仕事だと感じるところです。

最終的に4名の方に当社に加わって頂くことになり、今回の採用活動については期待以上の大きな成果を上げることができたと考えています。

特筆すべき事項としては、やはり社長ブログの効能です。実際に面談の際にお会いして、すでに当社のことを十分に理解してこられているので話が早いといいますか、もうこちらから話すことはないですね、というような場面が多かったように思います。私のブログを全部プリントアウトして持参された方もいて、これは率直に感動しました。

この社長ブログのあり方については、すでに何度か書いていることでもありますが、顧問の河野さんと相談し、極めて戦略的に実施した結果であることを書いておきたいと思います。今回の採用にかけた費用(聞くと驚くほどの低コストですが)とその効果(新規採用者のみでなく、その他の関係者への波及効果)も考えると、世の社長の皆さんにはますますブログをおすすめするものです(具体的なノウハウをお聞きになりたい方にはお教えします)。

採用が決定した方々は、年齢としては30代後半が中心で私とほぼ同世代の方々でした。また希望通り現職の版元編集者の方にもご応募いただき、そういったキャリアのある方々が、これから当社が目指していくプロジェクトに賛同した上で集まってきているという実感を持ちました。

あとは、そういったメンバーをきちんとまとめ、各自の持つ能力を上手く発揮してもらい、会社を前に進めることができるかどうか、私自身の仕事はまずはそこにかかっています。働き方、仕事への取り組みなど大きく改善していかねばならないと感じていることもあり、これはここ3ヶ月ぐらいで変えたいと思います。

今回の採用活動では、現在の雇用の厳しい現実をほんの少し垣間見る機会となりました。それによって何か明確な結論を導き出したわけではありませんが、この先何が変わって何が変わらないのか、きちんと見定めて行かなければならないという思いはだけは非常に強烈に持ちました。

ここ数ヶ月は、メディア事業部の立ち上げに集中してきましたが、すでに実行すべき計画は策定できているのであとはこちらはしばし結果待ちです(メディア事業部の面々は結果が出るまで寝食を忘れるぐらい頑張って頂きたい)。

来週からは、新しく加わる方々とともに、出版事業の新サービスの開発と営業に集中したいと考えています。こちらは年内、すなわち90日ぐらいで最初の結果を出したい考えで、これはすでに内定しておられる方々にお伝えしてある通りです。鳩山新政権も年内に何らかの成果を期待されていると報道されていましたが、ちょうど同じような感覚でやってみたいと思っています。

先月の社員総会で、今期のテーマとなる言葉を提示してあるのですが、みんな覚えているのかどうか(というか実践できているかどうか)。まあきっと覚えてないだろうなと思いつつ、ひとまず社長がそれを実践するしかないというところです。

posted by katsuki in 経営 and have Comment (1)

J-WAVEが流れている会社は伸びない

ここ何年かフロアで音を流していました。最近はJ-WAVE。もともと作業している女性社員の、静かすぎるのが辛いという声を聞いて、まぁ小さな制作会社だしと思ってやっていました。

煽ったタイトルですが、別に制作会社では普通のことだと思うんですね。実際、私の師匠が経営する老舗制作会社でもそうでしたし、いまでもしっかり儲けてやっています。

しかし、これが制作会社から企画会社へ伸ばそうと思っている会社ならば、そうは言っていられないと思っています。そういう会社で、社員がいつも机に張り付いて静かにしているようでは間違いなくあっという間に倒産です。

もちろんそういう会社でも黙々と書類作業に打ち込む時間もあると思いますが、基本日中は商談や視察に出かける時間ですし、仮に内勤の日と設定していたとしても、同僚と雑談して適度に息抜きするような余裕やコミュニケーション能力は、不可欠なものだと思っています。だから音楽など流さなくとも自然に活気は出てくるはずです。

余談ですが、勤めているころも無口な上司とは反りが合わなかったですね。無口な人は集中力も高くて優秀だとも思うのですが、周囲の人間にとっては、この人いったい何を考えているんだろうって不安になると思うんですよね。別にあえて騒ぐ必要はないんだけど、自分が無口だと思う人は少し意識して周りの人に声をかけた方が良いと私は思います。

与えられた仕事を黙々とこなす社員が多い会社であるのか、自分で考えて仕事を作っていく社員が多い会社であるのか。今回の中途採用では、企画力ある人材、行動力ある人材をを中心に採用を決めました。ということで、これから当社は明確に後者を目指していくことになります。

またぞろ静かすぎるのが耐えられないという声が私の元にやってくるのか、それとも音楽が流れていなくても活気のあるフロアになっていくのか。ひとまず中堅社員の諸君は、もっとたくさん人と会ってくるようにしてください。

というわけで第7期、ラジオのスイッチを静かに切りました。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (9)

出版を成功させるためにデザインがますます重要になっている

「売れる本作りをトータルにサポートする」という1枚目の看板でサービスを展開中ですが、創業来、ますます重要度が高まってきているのが、カバーデザインです。

ひとくちに出版といっても大書店に行ってもらえばわかるとおり、様々なジャンルの本がいろいろなタイミングで発刊されていて、とりわけビジネス書といわれるジャンルの棚では毎日壮絶な戦いが繰り広げられています。まさに資本主義の縮図といっていいんじゃないですかね。苛烈な競争のなかで生き残る(売れる)必要があります。

同じビジネス的な要素が強い棚に新書があります。ここも大変な数の新刊が日々発刊されていて、少しでも売れるようにと、あの手この手のタイトルがひねり出されています。ただビジネス書と新書とで大きく異なることが1つあって、それは瞬時に目にとまるデザインがあるかないか。とくに新書以上に参入社が多いビジネス書では、この目にとまるかどうかという問題は非常に重要になっていると思います。

そんなことを考えていたときに、ある編集者の方から「最初の一週間の売れ行きはデザインにかかっている」という話をお聞きして、やはりなと思いました。と、同時にどうして当社が求められているのかということも少しわかったような気がします。

それはデザインの善し悪しもさることながら、入稿のギリギリまで徹底的に修正にお付き合いするということを基準に据えているからだろうと思っています。本は印刷所にデータ入稿して店頭に並ぶまで2週間ほどのタイムラグがあります。いまやビジネスキーワードはネットで大量にそして瞬時に消化される時代ですから、最後の最後までタイトルを吟味し、かつそのタイトルに見合った読者を引きつけるカバーデザインを制作しなければなりません。

そういった場合、欠かせないことは、その修正要求にどこまでも応えることができる体制を整えるということだと私は考えています。社員にも常に作業効率を考えて、残業をせずにきちんと休みを取ることを要求しているのも、そういった詰めの段階で必ず過重な作業が発生するということを見越してのことです。

昔、よく社員が「この案件が終わったらすこし楽になります」といっていたのですがオオバカヤロウと言っていました。エコ運転が叫ばれる時代ですが、急加速、急停車は、燃料効率の悪い運転だというのはもはや常識です。常に巡航スピードを保ち、必要なときに加速する、そういう働きが求められていて、特にデザインでそういう要望に応えられるかどうかは、こんな厳しい時代だから職業生命に直結していると思います。

デザインというとなにやら瞬発的な発想力が求められるような仕事に受け止められがちですが、実はまったくその反対。継続的に大量の仕事をこなすことを前提に、今後も社員の育成に取り組みたいと考えています。

posted by katsuki in 仕事 and have Comments (2)

「しんどい」と「いやだ」は違う

毎週水曜日は役員ランチミーティングです。今年から始めました。

何を話しているのかというと、終始どうやって売上作っていこうかというような極めて真面目な話です。昨日あのテレビみた?みたいなゆるい話題ができない性分なんですね。

事務所に戻る道すがら「どうやって気分転換してるんですか」と萩原に聞かれて、最近注目しているある方が講演で言っていた、「”気分転換が必要なぐらいストレスで大変だと思うなら経営者なんてやめたらいい”と思っている」と答えたら。掲題の言葉をどこかの社長がテレビで言っていたと教えてくれました。

なるほど。確かにそうですよ。

たまにブログ読んでいる人から、なんでいつもそんなに元気なんですか?と聞かれることがあるんですが、毎日ハイテンションな訳じゃないですよ。見えないところで息抜きはしているし、落ち込んでいるときの度合いはテンションが高い分、反動も大きくてどん底にたたき落とされます。確かに陰ながら励ましてくれたり、癒してくれるひとたちもいてそれで助けられていることも多いのですが。ま、そういった企業秘密は社長ブログにはかけませんな(笑)

それで、日々しんどいなぁとは思うことがあっても(今週なんか特にそうだったけど)、いやだなぁとは思わないので続けられるんでしょうね。続けていると必ず成果が上がるし、上がれば嬉しいしで、やっぱり続けられると。逆に、いやなことはやってはダメなんだと思います。結局上手くいかないと思いますから。

最近の起業本にも、だいたい最初のほうに書いてあると思います。まずはじめに「やりたいこと」ではなく、「やりたくないこと」を書けっていうのが。

ここで大事なことは、いやだと思うことをやらないために、どれだけ考え抜いて工夫できるかだと思っています。そして、それを実行するのは、並大抵の努力ではダメだとも。

私自身、タイムカード押したり、満員電車に乗ったり、残業・休日出勤したり、家計の心配したり、するのが「いや」なので、そうならないようにしているだけだったりしますよ。単純に。

というわけで、それをしないようにするために毎日「しんどい」わけですが、やりたくないことはやってないから、常に前向きにいられるんだろうと思います。

だからといって、みんながみんな経営者になれって話ではないです。資金繰り考えるとか、他人の心配事を抱えるとか、必要のないところで頭を下げるとか、誤解されて陰口叩かれるとか、責任取ったり決断したりとか、それがいやな人もいると思いますから。

単に「いやだからやらない」で終わらないところが大事ですね。

posted by katsuki in 雑感 and have Comments (2)

読者のことを真剣に考えてみる

ブログリニューアルすると宣言してなかなか実行に移せていませんが(間もなくデザインの神が降りてくるらしいです萩原に)、昨日、大西からブログはこういう方針でお願いしますという直接的な依頼があり、そうだよなぁ、そういうことを書かないとなぁと思いながらも、一方で今のブログを興味深く読んでいますという声も聞いていたりするので、そうすると今度はそういう人は読まないだろうなぁとも考えています。

それならサブドメインで別テーマで1つ作るべきですよということで、さっそくドメインとブログは用意しました。が、正直なところまだそのテーマで書いて読者が集まるのか?そもそもそのテーマで集まってくる読者って同業他社だけじゃないか?とか、よしこれだ!とは至っておりません。

以下、雑駁な意見ですが。

本が売れなくなってるのは、読者を育てるというか、新しい読者すなわち明日のお客様となる人を作る目線に立っていない、要するに作り手の都合による本の制作と販売ばかりになっているからだと思うんですね(編集者だけが悪いんじゃなくって、営業も書店も、それこそ執筆者にも悪いところがたくさんあると思います)。

誤解のないように言っておきたいのですが、作り手の都合による本、いわゆる自費出版がダメだという話ではありません。読者のためといいながら、実際は出版販売する側のためだけに作っている本が多いんじゃないのか?ということです(ま、わかりやすく言うと資金繰りのために本を作っているということですが)。

自分の言葉を本のカタチで残したいという要望はとても大きいと思いますし、そこには著者をお客様と考えた編集者が必要なだけです(当社ではそれをこれからやります)。

で、日頃からそういう目線でウェブにも接しているのですが、ウェブの水平線上における、読者って一体どういうものなんだろうということを考えています。

これもまだ論理的な整合性がある話ではなく、単なる直感でしかないので違うだろうって言われたら、ああそうですか、としか言えませんが、ウェブって中途半端な書き手ばかりというのに異論はそんなにないと思うのですね(だから無料とか信用できないとかいろいろあるわけですが)、それって裏返すと中途半端な読み手ばかりなんじゃないかなと思っています。みんな2000円の本を買うときのように、購読している新聞ほどに、毎日真剣にウェブ読んでいるんでしょうかね。

でも、よくよく考えてみると、真剣に読んでいるものと、情報として流れ去っているものとあると思うんですね。だから、中途半端な読み手がいるイコール読者が悪い、のではなく、だからこそ読み手がどうあるべきなのか考えてウェブサイトを作っていかない(書いていかない)とダメなんだろうなと思っています。

これ簡単にいうとコミュニティを作るっていうことなんでしょうけど、私はこういうカタカナ使いたくないのでなんとか別の言葉で考えたいと思っています。で、言うまでもないことですが、真剣に読んでいるものが、何か新しいツールで配信されているから読んでいるのかというとそうじゃないし、単にアクセス数が膨大なものだからそうでもないし。日々ニュースで流れている新サービスどうよというのは、本質的な問題じゃないと思っています(いくらAppStoreでマガジンスタンドが出たとしてもね)。

いま水面下で執筆者と編集者の立場で有料メルマガの企画を進めているのですが、昨日、いずれ専門性高い巨大サイトに育てることを前提とした共同のビジネスとしてスタートさせることで合意しました。席上、今までにないものを一緒に作るということにあたって、どうして当社(というか私を)選んでくれたのかという話になり、そこにあったのは技術力ではなく(何しろ実績すらないんだから)、一言「信用」ということでした。

もちろん技術力は重要です。これが何もなかったら作ることはできないし、当社の社員も、日夜通常業務に加えて新しい出版を目指して技術開発に取り組むハードワークな日々でもあります。

しかし、ここで差がつくのは高々数パーセント程度のものだと思います。じゃあその技術力を補完するための「信用」ってどうやって築けば良いのしょう?それが本だろうがブログだろうが、読者のことを考える最初の起点じゃないでしょうかね。

ダラダラと書いてしまいしたが、リニューアルするにあたっては、何を書くのかテーマが大事なことは言うまでもなく、それを誰にどうやって読んでもらうのか、明確にしなければと考えています。が、そもそも自分は誰に信用されたいのかなと。

こういった話題、きちんと推敲してアップするべきなのかもしれませんが、それが正解なのかも正直わかりません。なんとなく、今日のところの考えを上げておくべきなんじゃないかということで、引き続き考え続けます。

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バカンスの国に行ってみたい

インターンで来ていたQuentinが無事帰国したという日報が届きました。

香月さん、デジカルの皆さん、お久しぶりです。
文句の激しいquentinです。
夏休みの間研修に来てたフランス人はなんていう人だったっけなってみんなが僕のことを忘れかけているじゃないかと思うと、さびしくてさびしくて涙が止まりません。
そうですよ。フランスに帰っていても、僕の、この人もううざいなっていう大げさなところが一切変わっていないんです。

みなさん、お元気ですか?相変わらず毎日遅くまで残業していて、それを見ている香月さんがイライラしていることと思います。せめてNO残業の木曜日をちゃんと守っていることを願っています。繰り返しになるんですが、たまに体を休ませてあげるのも大事です。そういえば、玉造さんがDTPの量に追われていてまだ生きているのかがかなり心配です。

(とてつもない長文なので中略)

なんてお礼言えばいいのかよくわからないんですが、みなさん改めてありがとうございました。日本で、またはフランスでみなさんに再会できる日を楽しみにしています。

A Bientot!
Quentin

PS:けっこうちぐはぐなメールでごめんなさい。
香月さん、ちょっとお願いがあります。
このメールは、皆さんが見れるようにquentinの日報として載せて頂ければうれしいです。
よろしくお願いします。

と、同じ日に、今度は去年のインターンだったDamienから無事日本に到着メールがあって(今度は大学院に留学)、今日事務所にやってきてくれました。

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たまたま縁があってフランスの学生をインターンに迎えるようになりましたが、私自身はフランス語はまったくわかりません。というか、彼らと会うまではパリという都市のことは知っていても、フランスという国については良く知りませんでした。しかし、彼らの日頃の生活や地方の話、両親の話、持ってきてくれる手土産などに接しているうちに、普通のフランスに興味が沸いてきました。

特に、彼らの国で働くということはどういうことなのか。バカンスの国、長期休暇を有効に活用している国ということで、もっと実態を知りたいなと思っています。

翻って日本では今週末から秋のゴールデンウィークだとか。祝日をかき集めて中途半端な連休を作るなんて、集中すべきところ(休暇の日数)で分散し、分散すべきところ(観光地の渋滞混雑)で集中させて、なんとなくくだらない仕組みだなぁと思っています。企業によって休むべき絶好のタイミングを自由に設定できないし。

こうでもしないと日本人の特性上、休暇が取れない会社があるといいますが、本当にそうですかね。生産力高い会社の社員は高給なはずで、そういう社員がいつでも長期休暇を取れるような社会のほうが、観光業の方々ももっと儲かるんじゃないですかね。

これからは自由に長期休暇を取れる会社が伸びるんじゃないか、そんなことを考えて、来年フランスに行きます。

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「したいこと」か「できること」か

物事がなかなか上手くいかないのには様々理由があるわけですが、「したいこと」をすればいいのか「できること」をすればいいのか、を考えたときに、多くの場合「したいこと」をしていれば、何事も上手くいくと考えがちなところに、上手くいかない遠因があるのではと思っています。

これは最近、若者をみていて気づいたことなんですが、自分に自信がない人ほど「したいこと」を強調しますね。もっというと未知のことは「やりたくない」とも。

そういう場面に直面したら、なるだけ「できること」からやってみたらいいんじゃないの?とアドバイスしていますが、私の伝え方が悪いのかまだあまり効果があるようには思えません。もちろん当の本人の目標がそもそも違うのかもしれませんが。

確かに好きこそものの上手なれといいますね。ただ、目標達成に向けて「したいこと」しか考えていないと、いつまでたっても具体的な目標実現方法を考える機会が訪れないと思うんですよ。つまり、目標に向けて何ができないのか分からないし、何をすればいいのか分からない。

で、個人はともかく、会社が理念とばかりに「したいこと」を世に宣言していたとして、目前の顧客が望んでいることができないのであれば、それは公約を実現できない政治家と同じで、何の存在価値もないと思います。

メディアなんて大仰に言っていますが、要するにそういうことだと思っています。

当社としても実現したいことは山積みですが、今はそれに向かってできることを120%実行して行くのみです。
はじめは小さな仕事でいいんじゃないですかね。業界紙に記事が載ったからって、イベントでプレゼンしたからって、別に顧客は見てないと思います。というか業界なんてどうでもいいです。どこにあるんですかそれ。

すべて「できること」を基準。それを当社のベースにしたいと思います。

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