夏休みを延長します

例年ブログやFacebookページなどで夏季休暇を頂きますなどと事前告知していたのですが今年は止めました。

もともと店舗や個人向けサービスではないことが大きな理由ですが、現場は現場の判断で任せると決めたことと、そもそもいうほどの大事業をやってるわけではないしなと思い直しました。

加えて、個人的に告知調整したところで完璧に調整がつかないし、業務連絡はオンラインなので、そうならば休暇中もスマホ片手に吸収した方が手間が少ないだろうと考えです。

結論からいくとかなりよい具合で休め、父親・夫業の残債を解消できた上に、ずっと先送りとなっていた自分自身の仕事も進めることができました。

そう考えてみると、ここしばらくは非常に生産性の低い状態だったなと振り返っています。どういうことかというと、動き回り走り回っているほどの成果が得られていなかったということです。

今年は2年ぶりに妹夫婦が帰国して2ヶ月丸々夏休みの義弟からその実情を聞く機会がありました。教師ということもありますが、どうしてそんなに休めるのかと以前から不思議に思っていたので今回はかなりつっこんで話を聞きました。

話をきいているうちに、私自身がいわゆる「働き方改革」に惑わされていることに気づきました。もともと経営者は24時間365日無休が前提なのに、なぜ従業員と同じような働き方に合わせようとしているのかということです。

何がそうさせているのだろうと考えてみたのですが、自分自身で大満足と感じる点と、その時の合格点が同じでなければならないという思い込みがあって、常に満点を目指さなければならない、という考え方が根底あることに気づきました。

これは経営者としてのみならず、ビジネスパーソンとしても父親としても夫としても、はたまた長男としても常にパーフェクトを目指すという、ある意味傲慢な考え方ですね。

そのため、この考え方が何事も常にハードルを高くしなければという考えに繋がり、一方でその思いはあれど、実情としてはそのハードルの高さ(設定)が現実的にどれだけであればいいかまで見極めができておらず、いきなり高いハードルを超えられるわけもないのに(わかっているのに)、超えなければいけない、という思いだけがどんどんといわば焦りとして先行していました。

裏返すと常に何事にも「不足」と感じているわけですが、このときに不足しているからそれは全部自分でやるしかないとの思い込みに繋がって、こういうことをやっているのを周囲からみれば、「あれもこれも香月がやってくれるのだろう」と思うわけですね。

となるとまた休めないという思いが募るのに、休まなければならないと自分で自分を追い込むという。いやはや、任せ下手は自認していましたが、見事に自分一人で茶番をやっていました。

ということで、しばらくこの夏休みのペースを継続してみようと考えています。永遠の夏休みとはいいませんが(それはそれで面白いかも)、本格的に秋になるまで夏休みは延長します。

夏休みの宿題は、知足安分の「知足」の精度を高める、といったところです。

 

サイボウズLiveの後継ツールはSlackにします

【続】ITリテラシー暴君だったと思う。 | katsukinoboru.jp

サイボウズLiveのおかけで今日のデジカルがあったといっても過言ではありません。ほんとうに感謝に耐えません。

終了まで残すところあと僅かです。「このあとどうするのですか?」とあちこちで尋ねられるようになって半年ほど経ちますが即断できずにいました。それは切替えにともなう7年前の変革の大変さを思い起こして腰が引けていたためです。

流れを変えるのは難しい

まず、サイボウズLive導入後、DropboxやFacebookグループをはじめとするあらゆる情報ファイル共有ツールを試した結果、落ち着いたのがChatwork+Evernote(と社内ファイルサーバー)の体制です。切り替えて数年経っており社内ではすっかり定着しています。

当社の場合、電子書籍やPODに関してはすでにメッセンジャーやチャットを使うことが主流となっていてサイボウズは社外のクライアントとのやり取りに限っていますが、単行本の場合は、社外スタッフとの情報共有にサイボウズLiveがすっかり定着してしまっていて、さらに案件が単発依頼となることが多く、ほぼすべてのクライアントとはまだメールでの情報共有が主流です。

そういった状況下、現場で日々業務に追われている社員の負担を考えると、7年前に導入してついぞ使いこなせずに終わった人たちもいましたし、未だにChatworkを使いこなせない人もいますので、いかに業務を止めずに主幹ツールとなっているサイボウズLiveから新しいツールへ移行ができるのか躊躇してしまいました。

サイボウズLive&ChatworkからSlackへ

そこでまず考えたことはサイボウズLiveと極力似たツールを探すことでした。同じように手軽にグループが作れてスレッドが自由に作ることができること。可能な限り掲示板形式でタイムラインが加速しないものを希望していました。ZOHOというツールを見つけて良さそうだったのですが、とにかく使っている人が周りにいないことがわかり、この選択は消えました。

そうこうしているうちに世間一般の流れとしてもSlack一択だな、となってきたのですが、今度はChatworkを導入していたことが仇となってしまいました。つまり社内で上手く動いているツールをどう切り替えるのか、もはや私自身が移行を面倒臭いと感じる状況に陥り始め、併存でいいかなと弱気になりつつも、いまここで新しい構造を建設しておかなければ、いずれツケを払わされるのは間違いないと思い直し、社内の情報共有ツールもサイボウズLiveからの移行とともにChatworkからSlackに集約することにしました。

ツールをどう活用するか考え方の問題

この情報共有ツールの課題ですが、あくまでも社内外での大きな情報の流れがあるところに限っての話です。個別の窓口は引き続きメール、FBメッセンジャー、Chatworkを併用していきますし、情報のアーカイブ先としてEvernoteは欠かせません。そういった点では、当社の場合、情報処理の能力が問われる職場といえるかもしれません。

また今後の課題として、手軽なSlackをベースにするとなると、今度は再び誰しもがITリテラシー暴君になってしまうと感じています。今後この部分に意識を向けることができる人にマネジメントスタッフとして加わってもらいたいと考えています。

大切なお知らせ

ライザップ1年になります。

今月から再びトレーナーさんと次のフェーズを目指したトレーニングを開始しました。何を考えていて、どうしようとしているのかを簡単にまとめます。

重要なお知らせ | katsukinoboru.jp

前期第14期決算は創業来の大幅増収増益でしたが、これを好機と判断して抜本的な事業再構築を敢行することにしました。旧来の事業戦略で仕事を増やすことはできるが、目に見えない無理や無駄の累積によっていずれ立ち行かなくなるだろうとの判断でした。

計画としては3年ほど前から模索していました。まず美しいBSを作るを目標に2年かけて資本を積み上げ、さらに銀行取引を一気に拡大して万全の体制を整えました。次に新たな事業を立ち上げ、展示会に出展し、社員研修に旅行も海外へとハードルを一気にあげました。

もちろんどれも成功させる前提で進めましたが上手くいかないものもありました。撤収下手で以前に大失敗した経験から、撤退、転進、停止の判断を即断即決かつ、何が本質なのかの見極めに集中です。

この結果わかったことは、会社自体がメタボ体質になっていたということでした。経営顧問の指導もあって、この体質では成熟社会といわれる20年代は生き残れないなと考え、この際改革断行という第15期の目標でした。

そして、そういった会社のシェイプアップを目指すのに、自らがメタボ体型のままでどうするのかと、隗より始めよですね。これが重要なお知らせの本意だったということです。

さて、1年経ってみてどうなったか。先日、健康診断を受けて晴れてメタボ判定は取れて、以前はFで治療検討まで迫っていた悪玉コレステロール値が、Cの3ヶ月後再検診の様子見に改善され、医師にも健康的に減量できてますとのお墨付きも頂きました(ちなみにあと視力、体重がBで残りはA判定)。

当社の状況もまさに同じような状態です。

10月に再検診をクリアするため、トレーナーさんとは筋肉量を落とさずに脂肪だけをさらに落とす集中トレーニングで仕上げを目指していますが、デジカル自体もそこまでを目標に総仕上げを行っています。

ライザップはダイエットのためではなく、健康かつ多少美しくの部分まで踏み込んだところまで目指していますが、会社としても健康体を作った上で、10年は成長続けられる体制にします。この新体制のデジカルとしての社員採用を再開します。

金風舎:一部の電子書籍を販売停止といたしました


既刊電子書籍の販売停止について – 金風舎

金風舎もあっという間に5周年です。

この金風舎の前の2年間で取り組んだImpressQuickBooksと、その他にも表に出していない他社レーベルとして企画制作したアイテムやニューズブックなどを含めると、数える暇がないので正確にはわかりませんが、すでに200冊は電子書籍の企画制作に携わっていると思います。

すでに販売管理を移管して直接管理していないものもありますが、いくらロングテールとはいえ動きが鈍いままに棚晒しにしている状況を心苦しく感じておりました。また販売管理システムを整備してありますが、増加するアイテム数と販売収益に対して管理コストが多少負担になってまいりました。

さらに、新たなシリーズ企画を検討しているのですが、この企画の進め方をこれまでとは違う手法で取り組もうと考えており、そういったことから発刊から一定の既刊を経た既刊本の著者の皆様にお願いして配信停止のお願いをいたしました。

ご了承いただきました著者の皆様には、改めてこの場をお借りして、弊社での発刊の御礼を申し上げますとともに、今回力及ばず停止となりましたこと大変遺憾に感じております。

この5年で得た経験を今後に活かしていきたいと思います。

金風舎は引き続き継続してまります。この他、次の電子書籍企画も順次取り組みを変えて進めて参ります。

ニューズブック | 地域の良質なコンテンツを全国に届ける。 | Newsbook

PIONNIER ピオニエ

業界を救う手立てはない

業界関連ニュースをネットで見つけた父から、たまに「こういう記事があった。参考までに」とメールがやってきます。

大抵、見出しを見るだけで「それはもうわかってる」とか「その点についてはこう考えている」とすぐに返事を返すのですが、先日送られてきた記事をみて、今どきこんな記事書いているメディアがあるのか!と驚いて本文をしっかりと読んでしまいました。

出版不況、書店業界を救う手立てはないのだろうか

「出版不況」、「書店業界」、「業界を救う」と、3つの言葉に引っかかったのですが、特に最後の「業界を救う」という言葉に、経営顧問に初めて事業計画書を見てもらったときのことを思い出しました。

「さすが社長、大変な文才がおありです。ご立派です。しかしながら、いまの社長の会社の規模でいくら業界語ったところで、残念ながら誰もなんとも思わないでしょう。まずは事業をしっかりと立ち上げましょう。」

当時、業界変革の野望などもっていたわけでもなく、単にこういった切り込み方ができると考えているといった文脈で「業界」の文言を使っていたのですが、まさにその詰めの甘さを見抜かれたのでした。

以来、自ら「業界」という物言いを一切禁じて、またそういった記事もほぼ読み飛ばしています。とにかくそういった言葉を使っていれば、なんとなくそういうことなんだろうなと理解できるわけですが、関連する企業の業績が好調なときには非常に便利な言葉だし、そうでないときは大変危険な言葉だなと思っています。

ということで、この記事は一銭の役にも立たないと思いますが、いったい今どきなんのために書いたのだろうと思って見直してみると2016年の記事でした。

業界という観点にもはや意味がないと思っているので、記事が2016年だからどうだということではありませんが、単に気になった記事見つけたよと送ってきた父の行動から、過去記事は読み手のリテラシーの問題とともに、どう扱っていくのか、という点でメディア側にビジネスを考える余地があるなと改めて思いました。

価値ある過去記事は形を変えて提供すれば立派な収益になりますし、新たに記事を作っていく場合には、ストックを見据えたフローを考えていくべきだろうと考えています。

実務家としては考えているだけでなく、実行に移してナンボの話なので取り組みます。

デジタル化についてさらに多面的に考える必要がある

昨年、金風舎に続く2つ目のデジタル出版レーベルとしてPIONNIERを立ち上げました。第2弾の執筆が遅延気味になっているところに、編集制作体制がゴタゴタしてしまい、あっという間に1年経ってしまいました。

東北地域の企画から始動のため改めて仙台に出向き話を伺いましたが、今回話しを伺っているうちに、このところいくつか感じていたことが繋がってきました。

PIONNERは電子書籍とプリントオンデマンド(POD)の組み合わせで実践しています。この手法を始めた3年前は、私自身デジタルと紙のハイブリッドだと認識していましたが、いまはどちらもデジタルだとの認識に加え、コンテンツ制作に関しては、ネットメディアを加え、マルチプロダクト対応が求められるようになってくるだろうなと感じています。

ただ電子+PODの手法については効能以前に存在自体がほとんど認知されておらず、その課題を再確認しましたが、話を伺っているうちにPODの仕上がりに研究の余地が大きいことに気づきました。PODの仕上がりは決して「悪かろう」ではありませんが、製作コストが安ければいいのかということです。

実はこの日、いつも立ち寄る駅ナカ書店で、このPOD本がひっそりと並んでいるのをみつけたときに、やはり紙にするならば並製本の仕上がりを提供できるようにした方がよいだろうなと、最近立て続けに配布用単行本の製作依頼を受けたこともあって、対応の幅を更に広げる必要性を感じて考えていたところでした。

とにかく沢山の刺激を頂きあれこれ考えながら駅に向かって歩いているうちに、この日は最初に西口、次に東口で打ち合わせだったのですが、そういえばと感じることがありました。

今日は、最初にいつも降りる側の西口のホテルメトロポリタンで、続けて東口のおしゃれなカフェでの打ち合わせでした。
東口に降り立つのは2度目だと思うのですが、ここは街全体が再開発されたんですね。今回始めて知りました。

最近、各地の駅を降りてみてなんとなく感じているのですが、駅裏感があるところが無くなっているように思います。慣れ親しんだ駅の顔としての表側はあったとしても、薄汚れ寂れた駅裏といった様相はどこにも無いような気します。

もしかすると、自分の中でも駅に表裏があると思いこんでいるように、まだまだ紙とデジタルといった二元論にとらわれている部分があるのかもしれないと思いました。

そういった意味では「在庫」や「流通」といった問題にとらわれるあまり、ソリューションとして安易にPODを考えていたかもしれません。そもそも初版部数と注文が見合っていれば在庫の問題は発生しませんし、そうであるならば販売をAmazon任せにする必要もありません。

最近は多層的なネットワーク空間を実感することが多く、マスを前提としたメディア空間からの転換の必要性を実感しながらも、まだまだ自分自身の発想はマスを前提としたものが残っているようです。さらに多面的にみていく必要があるように感じています。

PIONNIERはコンセプトから見直して再始動します。

PIONNIER ピオニエ

2018年下半期の展望

まずは振り返りを簡単に

従来であれば半期の振り返り記事を書くところですが、今年はもうダラダラ書きすぎたと反省しているので簡単にまとめます。

「一昨年立ち上げた事業の立ち上げ方で失敗して、その片付けの最終仕上げをこの半年で完了させました」です。あくまでも社長としての振り返りで、会社全体としては着実に成長しています。

「失敗は素直に認めて倍努力する」

数年前、そんな孫社長のツイッターの呟きがありました。確かに「立ち上げ方」には失敗しましたが、事業としては失敗ではないのでルートを変えて再び挑戦で倍の努力をすればいい話です。数千万ほど損しましたが、その程度で収められて上出来との振り返りです。

1.組織の基礎体力をつける

失敗の原因は、早く立ち上げなければ!との「焦り」からくる「過信」とその過信が生み出す「奢り」でした。信用しないとやっていけないのですが、それが過ぎてしまうと、なんでこれぐらいできないんだという奢りに繋がります。社長のお前がやれよという話です。ですから、今度は私が一人で初めてます。

引き続き人材育成と組織構築が課題ですが、ハードルを上げる目盛単位をもっと小さく、そして上げ幅を小さくしていく必要があるということです。

またこの一年、業務監査に入ってもらいましたが、これがようやく完成をみました。そして人材の見出し方も大きく学びがありましたので、秋からはかなり落ち着いた大人な会社な雰囲気に仕上がっていくと思います。

2.失敗体験からの副産物

7年前の手痛い失敗から万全の経営基盤を構築していたので、焦ることなく今後に向けた「倍努力する」ことを考えているわけですが、撤退戦の残念な気持ちを整理しながら前に進んで行くのはなかなかシンドイ仕事です。この過程でマネジメントに関する最新の心理学的手法をいくつか学びました。

この点についてはアメリカの研究は進んでいて、禅寺修行の思想に止まっている日本人は遅れていると思います。ということで、この心理学をツールとして使う件、マネジメント層に向けた出版のテーマとして考えています。

3.基盤整備とコンセプト整理

書籍のデザイン制作事業と出版コンテンツの企画編集事業の2つが分化していた状況を「一流」化と名付け1つの流れに整備しています。

固有事業としてのISSHIKIの磨き上げに力を入れていますが、今回はマネジャーではなくオーナーとして取り組んでいる点が大きく異なります。書店流通の出版市場は減少していますが、出版物の制作需要は変わらずありますし、出版の本質は変わっていないと考えています。

この先は実現方法が多様化していって、それが紙とデジタルの二項対立でも、出版と配信の並立でもなく、組み合わせでの対応だと考えています。このマルチプロダクトのコンサルティングを全国対応のサービスにすることが目標です。

4.提案の手法を変更

ニューズブックで複合的な事業体構築にチャレンジしましたが、この過程で何をどうしたら組織が動くのか(動かないのか)を学びました。次に課題と考えていることは、予算獲得のための切り込み方です。

お膳立てはできるようになりましたが、お酌をして宴が盛り上がるまでしっかりやる必要があると考えています。今後も全国対応で仕事をしたいと考えていますが、やはり現実問題、予算は東京で話をつけるのが一番です。そういった役割をもっと明確に果たしたいと考えています。

5.個人的に

半年間自己トレーニングにしていたライザップのトレーニングを再開します。先日、健康診断で目出度くも脱メタボの診断で、悪玉コレステロールがC判定、体重、視力がBであとはAでした。視力はもうどうしようもないのですが、体重をもうあと少し落としたら悪玉コレステロールも含めてA判定になるようなので、10月の再検査に向けて再び絞り込みます。

この1年以上、体調がおかしいなと思ったのは3日ぐらいでいたって健康ですが、これを超健康体にします。来年はいま出ている芽をしっかり伸ばすために、さらなるハードワークが求められると考えているので、そのためにも心身ともにバージョンアップの期間とする考えです。

読まれる本のデザインをつくる仕事

当社では書籍のデザイン制作事業を運営しているチームを「ISSHIKI」と名付けています。

本を作るためには、原稿を編集したあと印刷製本するまでに、レイアウトして表紙カバーを作る必要があります。レイアウトもレイアウトデザインを作って組版をする必要があって、最近は図解本が増えきたので、イラストレーションも求められるようになってきました。

この「ISSHIKI」は、複数のデザイナー、クリエイターで構成された制作チームなのですが、装丁、本文デザイン、組版をトータルでデザインすることでデザインの統一感を出すとともに、対象読者にあわせたテイストの調整、提案を柔軟に対応できることが強みです。

文字にすると簡単ですが、結構な手間暇かかっています。実際この手の本を企画して作るとなると本当に大変で、私自身、企画編集したらあとは誰かに上手く仕上げて欲しい編集だったので、自分が欲しかった制作チームを自社で作ってみましたというわけですね。電子書籍も同じように作ってます。

最近は版元の編集者の皆様だけでなく、一般の事業会社さんやフリーランス編集者の方々からも問い合わせを頂くようになってきました。

どういった実績があるんですか?というお問い合わせを頂きますので、プレゼンシートを作ってみました。

PDFはこちらから → 

そして、私自身は、このデザイン制作の前段部分のコンテンツの企画編集部分をEMDという概念でサービス事業化しようと考えています。このEMDでいくつか新しい実績をつくることが出来てきたので次のフェーズに進めたいのですが、1つ前のエントリーで書いたとおり、今回は腰据えて取り組む考えです。

晴耕雨読

すでに梅雨が明けたような天気ですね。最近、雨を鬱陶しくて面倒といった感覚がなくなって、逆に慈雨という言葉を噛みしめるようになりました。もしくは雨降って地固まるといったことも。

そういう意味では、今年は真正面から梅雨を楽しんでみようと思っていたら、あてが外れて晴れ続き。もちろん晴れている方がよいので、それはそれでよいのですが、なぜ雨でも楽しめるようになったのかと、この際振り返ってみました。

大量の天気情報

最大の理由は、テレビを見なくなったこと。もちろん大画面で各種動画サービスはみてますが、それに忙しくて、いわゆるテレビ局の番組を見なくなりました。唯一ニュースは朝晩見ているのですが、これが何かにつけて天気の話題。

世の中平和な証拠で結構なことすが、晴れでも雨でも一大ニュースになっていて、そのうち天候でいちいち何かを左右されるようなことが滑稽なことだなと感じるようになり、夜のニュースで最初が天気の話題であれば、その時点で見るのを止めるようになりました。

晴れの日に傘を借りた

もう一つの理由は、銀行取引が拡大したためで、例の「晴れの日に傘」をヒシヒシと実感するようになったためです。大変ありがたいことですが、まさに備えあれば憂いなし。おかげで多少の雨が降ったところで、ネガティブな感情に陥ることがなくなりました。

晴れの日に傘を借りるからこそ安く借りることができるわけで、特に今は大安売りされていますから、借りておかない手はないということです。それに新品の傘を置いたままにしておくと、雨が降りそうだなとわかったときも、雨にならないようにしよう頑張る思わぬ効能があることもわかりました。

晴れの日は何をするのか

そういうように考えてみると、これまでは雨が降ったらどうしようと、つまり「もしも」のことを中心に考えていて、肝心の晴れの日は勢いにまかせ、あまり深く考えずに動いていたことに気づいて、もったいないことをしていました。

ということで「晴耕雨読」という言葉を思い出して、そういえば雨が降ったら本を読んでというのは実践してきたけど、晴れの日に淡々と耕す畑がどういうもので、耕すとはどういうことかを、本当にじっくりと考えることなくやってこなかったなと感じています。

改めていろいろと周囲の人や環境に恵まれていることに感謝しかありませんが、戦に打って出るばかりで、地道に田畑を耕すことを疎かにしていたかもしれません。

おわりに

こんな四字熟語を安易にタイトルに使おうと考えるだけで我ながら焼きが回った気もするし、晴耕雨読なんて雨の日のタイトルとして選択するイメージを持っていましたが、今更ながら辞書引いてみると、悠々自適な生活を表す言葉なんですよね。豊かな生活を目指すと社内で言っている割には言ってる本人が貧しい発想でした。

今期は個人的にもデジカルとしても、15年目の転換点と設定して進めているのですが、期末が近づいてきて、なるほど物事の受け止め方、考え方の切り替えを求められていたんだなと実感しているところです。

こういうことを書いているということは、いままさに雨が降っているということなのですが、もう晴れ間が見えているので、次に晴れたときにどう動くか、今回は気分や勢いに左右されることのないようじっくり腰据えてと考えています。

3年後を見据え考え方と動き方を切り替えている話

月次で経営会議を実施しています。1年前の今日、大きく舵を切り替えました。それでどうなったのか、これからどうしていくのか、振り返りと展望をまとめてみました。

荒波に立ち向かった1年となりました

昨年7月に初めて展示会に出展し、わずか10ヶ月で2回目の出展。双方の展示会を起点として新しい仕事に取り組んでいます。

その新しい仕事には2つの種類があって、未経験の仕事に挑戦する取り組みがある一方で、変革を迫られつつもいまだ模索に終始して案件にならないものもあって、時間軸が大きく違う2つの取り組みを同時に見ている私自身の体感速度は、ますます加速しています。

デジカルとして求められていること、トップとして求められていること、一人のプランナーとしてやってみたいこと、そこにマネジャーとして「働き方改革」なる変革の大波も押し寄せ、会社としても個人としてもしっちゃかめっちゃかの怒涛のごとき毎日です。

もちろんこうなることは予測済みで(何しろそうすると自分で決めたのだから)、あえて荒波に突っ込んだわけですが、予測していたからといって大変な状況が軽減されるわけではありません。ただ、大波に揉まれ水を飲んで苦しんだとしても、予め波がくるとわかっていれば、乗り切ることはできて溺れることはないものですね。

いったい何が苦境の原因なのか、その原点に向き合ってみると、意外とたいしたことではなかったりします。そういった気づきを得られたことが今回最大の収穫です。

3年後を見据えたビジョン

昨年9月にリブート宣言したビジョンに向け駒を進めています。
https://www.digical.co.jp/about/

創業当初より「新しい出版のカタチ」を模索し「読まれるモノとコトをデザインする」をミッションに事業に取り組んで参りました。創業 15 年となる 2018 年を転機として、原点である「出版編集」に立ち戻り、この 5 年で拡大成長したブックデザイン・制作事業と電子出版関連事業を両翼として、これらを統合した新たな編集デザイン・サービスを全国展開する計画を準備しています。
進化を続けるデジタルクリエイティブのノウハウをコンテンツ企画編集に活かし、出版・メディア発信の力で、顧客の皆さまとともに創造的な仕事を作り豊かな生活を築くことを目指します。

書いて半年以上経っていますが、今回はブレることなく進められていて、いま3つのことを考えて取り組んでいます。

まず書籍のデザイン制作事業「ISSHIKI」の事業運営体制を再構築。業界縮小とネットコンテンツデザインの隆盛によって、撤退したり細分化した業者が増えているのか、トータルデザインの提案やワンストップサービスの価値は高まっています。伝統工芸とまではいいませんが、希少性の高いデザイン制作事業として、今後も磨きをかけていこうと考えています。現場も静かに燃えてきているのを実感します。

次に、電子書籍やPODといったデジタル出版や、メルマガやブログといったデジタルコンテツ配信を出版と組み合わせたりする案件、そのコンテンツ制作に出版編集のスキームを適用する企画が増えています。ただ想定していたよりも概念の浸透スピードが遅く(逆にいえば私が早すぎて)、事業として成立するまで時間が必要という認識です。この仕事は取り組み方を単独コンサルティング活動に絞り、3年後をめどに事業体へ整えていこうと考えています。

そして、社員の産休入りでトーンダウンさせた自社の電子出版事業「金風舎」について、上記のコンサルティングを実践する過程で得た知見や、働き方改革で体感している社会の潮流を見据え、コンテンツの企画制作段階から新設計で出版企画を実行しようと考えています。実は今こそ出版社を始めるチャンスと思ってます。

考え方改革を実践中

今回わざわざ困難な方向に舵を切っているのは、制約条件がある方が、それも強力な制約条件がある方が、その間に追い詰められ縮められた分、知恵も出て後々伸びが大きいと感じるためで、その視点に立った考え方と行動の切り替えを実践しています。

まずはご存知の通りフィジカルな改造です。目に見えて変化を見せることができ、健康にもなって一石二鳥です。この1年、風邪どころか一切の体調不良もありません。4月の展示会に向け自己トレーニングに留めていたのですが、もう一絞りしようと集中トレーニングをいつ開始するかトレーナーさんとタイミングを相談しています。

次にいまはまりそうなのは、タイムマネジメントの観点からの睡眠です。睡眠なんて努力も工夫も不要と思っていましたが、これは奥が深いし大した投資でもないのに莫大なリターンがあることに気づきました。今までなんともったいないことをしてきたんだと思いますね。

そしてメンタルマネジメントの研究です。この10年、禅寺にいったり茶道の師匠についたり、カウンセラーにみてもらったりと、いろいろと平常心の研究をやってきましたが、これもすでに昭和平成の取り組みかもなと感じています。

というのも、iPhoneを持つようになってライフハックにはまった結果、個人的な生産性はかなり向上したのですが、このところ限界を感じていて、身体的に健康になって衰えを感じなくなってしまったが故に、今度は頭の回転と心の動きが自分で求めている行動の結果に追いついてない感覚があります。

そんなときにいくつかの本を読んでいて。なんとなくモヤッとしていた霧が晴れたというか、いままでその視点はなかった、なるほどそうやればいいのか!とかなりの気づきを得て密かに実践中です。

同世代のおじさん向けにいうならば、アムロのためにマグネットコーティングが必要だということで、個人的にニュータイプ化プロジェクト実施中です。完全にひとり趣味なのですが、実益と盛大に一致しているので邁進します。