3年後を見据え考え方と動き方を切り替えている話

月次で経営会議を実施しています。1年前の今日、大きく舵を切り替えました。それでどうなったのか、これからどうしていくのか、振り返りと展望をまとめてみました。

荒波に立ち向かった1年となりました

昨年7月に初めて展示会に出展し、わずか10ヶ月で2回目の出展。双方の展示会を起点として新しい仕事に取り組んでいます。

その新しい仕事には2つの種類があって、未経験の仕事に挑戦する取り組みがある一方で、変革を迫られつつもいまだ模索に終始して案件にならないものもあって、時間軸が大きく違う2つの取り組みを同時に見ている私自身の体感速度は、ますます加速しています。

デジカルとして求められていること、トップとして求められていること、一人のプランナーとしてやってみたいこと、そこにマネジャーとして「働き方改革」なる変革の大波も押し寄せ、会社としても個人としてもしっちゃかめっちゃかの怒涛のごとき毎日です。

もちろんこうなることは予測済みで(何しろそうすると自分で決めたのだから)、あえて荒波に突っ込んだわけですが、予測していたからといって大変な状況が軽減されるわけではありません。ただ、大波に揉まれ水を飲んで苦しんだとしても、予め波がくるとわかっていれば、乗り切ることはできて溺れることはないものですね。

いったい何が苦境の原因なのか、その原点に向き合ってみると、意外とたいしたことではなかったりします。そういった気づきを得られたことが今回最大の収穫です。

3年後を見据えたビジョン

昨年9月にリブート宣言したビジョンに向け駒を進めています。
https://www.digical.co.jp/about/

創業当初より「新しい出版のカタチ」を模索し「読まれるモノとコトをデザインする」をミッションに事業に取り組んで参りました。創業 15 年となる 2018 年を転機として、原点である「出版編集」に立ち戻り、この 5 年で拡大成長したブックデザイン・制作事業と電子出版関連事業を両翼として、これらを統合した新たな編集デザイン・サービスを全国展開する計画を準備しています。
進化を続けるデジタルクリエイティブのノウハウをコンテンツ企画編集に活かし、出版・メディア発信の力で、顧客の皆さまとともに創造的な仕事を作り豊かな生活を築くことを目指します。

書いて半年以上経っていますが、今回はブレることなく進められていて、いま3つのことを考えて取り組んでいます。

まず書籍のデザイン制作事業「ISSHIKI」の事業運営体制を再構築。業界縮小とネットコンテンツデザインの隆盛によって、撤退したり細分化した業者が増えているのか、トータルデザインの提案やワンストップサービスの価値は高まっています。伝統工芸とまではいいませんが、希少性の高いデザイン制作事業として、今後も磨きをかけていこうと考えています。現場も静かに燃えてきているのを実感します。

次に、電子書籍やPODといったデジタル出版や、メルマガやブログといったデジタルコンテツ配信を出版と組み合わせたりする案件、そのコンテンツ制作に出版編集のスキームを適用する企画が増えています。ただ想定していたよりも概念の浸透スピードが遅く(逆にいえば私が早すぎて)、事業として成立するまで時間が必要という認識です。この仕事は取り組み方を単独コンサルティング活動に絞り、3年後をめどに事業体へ整えていこうと考えています。

そして、社員の産休入りでトーンダウンさせた自社の電子出版事業「金風舎」について、上記のコンサルティングを実践する過程で得た知見や、働き方改革で体感している社会の潮流を見据え、コンテンツの企画制作段階から新設計で出版企画を実行しようと考えています。実は今こそ出版社を始めるチャンスと思ってます。

考え方改革を実践中

今回わざわざ困難な方向に舵を切っているのは、制約条件がある方が、それも強力な制約条件がある方が、その間に追い詰められ縮められた分、知恵も出て後々伸びが大きいと感じるためで、その視点に立った考え方と行動の切り替えを実践しています。

まずはご存知の通りフィジカルな改造です。目に見えて変化を見せることができ、健康にもなって一石二鳥です。この1年、風邪どころか一切の体調不良もありません。4月の展示会に向け自己トレーニングに留めていたのですが、もう一絞りしようと集中トレーニングをいつ開始するかトレーナーさんとタイミングを相談しています。

次にいまはまりそうなのは、タイムマネジメントの観点からの睡眠です。睡眠なんて努力も工夫も不要と思っていましたが、これは奥が深いし大した投資でもないのに莫大なリターンがあることに気づきました。今までなんともったいないことをしてきたんだと思いますね。

そしてメンタルマネジメントの研究です。この10年、禅寺にいったり茶道の師匠についたり、カウンセラーにみてもらったりと、いろいろと平常心の研究をやってきましたが、これもすでに昭和平成の取り組みかもなと感じています。

というのも、iPhoneを持つようになってライフハックにはまった結果、個人的な生産性はかなり向上したのですが、このところ限界を感じていて、身体的に健康になって衰えを感じなくなってしまったが故に、今度は頭の回転と心の動きが自分で求めている行動の結果に追いついてない感覚があります。

そんなときにいくつかの本を読んでいて。なんとなくモヤッとしていた霧が晴れたというか、いままでその視点はなかった、なるほどそうやればいいのか!とかなりの気づきを得て密かに実践中です。

同世代のおじさん向けにいうならば、アムロのためにマグネットコーティングが必要だということで、個人的にニュータイプ化プロジェクト実施中です。完全にひとり趣味なのですが、実益と盛大に一致しているので邁進します。

「ISSHIKI通信07」発行しました

今月の請求書に同封してお届けします。

PDF版のダウンロードはこちらから →

ISSHIKIは、デジカルの書籍デザイン制作チームの名称です。書籍の装丁デザインとレイアウト・デザイン及び組版制作を一式提供するところから命名しました。最近はイラストレーションや編集作業の一部も一式に含めて請け負っています。

ISSHIKIでは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化を図っています。企画編集に多忙な編集者の皆様に、ISSHKIで頼んでよかったなと思って頂けるよう、スタッフ一同サービス品質向上に努力しています。

今月は担当書籍のうち、桐原書店の語学書「FACTBOOK」が紀伊國屋書店で著者フェア開催となった件がトピックです。通常は書店店頭販売しない書籍ということで売上げランキング2位となりました。

掲載実績は「主な」もので、ここ最近は多忙を理由に更新が滞っています。実績を知りたいとのご要望を沢山お寄せいただきますので、そのご要望への対応強化をすべくウェブサイトの改修を計画しています。


ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

「ISSHIKI通信06」発行しました

先月の発行のお知らせが1月ズレていました。ということでこれは1ヶ月遅れの発行のお知らせです。

先月送付の請求書に同封してお届けしています。

PDF版のダウンロードはこちらから →

ISSHIKIサービスは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化も図っています。

掲載実績は「主な」ものです。この他の実績についてはウェブサイトからお問い合わせください。ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

「デジタルファースト」から「マルチプロダクト」へ

底本(原本)のない電子書籍をボーンデジタル、電子書籍から書籍にする出版方法をデジタルファーストと呼ばれています。

JEPA|日本電子出版協会 ボーンデジタルとは?

当社では、主に電子書籍をPODにしたときにデジタルファーストと呼んでいて、これに特設ウェブサイト(ランディングページ)の構築までセットにしたメニューとして「プロパブ」を準備しています。

「プロパブ」デジタル出版とウェブプロモーションで直接伝える。 | 株式会社デジカル

今後、この「プロパブ」の展開に力を入れていきたいと考えていますが、やはり同時に「単行本が欲しい」「ブランディングサイトを作りたい」といった要望もあり、さらにはコンテンツ制作時に、随時メルマガやブログとしても発信していきたいといった要望もあります。

こういった制作出版手法を上手く表現できる(自分なりに納得できる)言葉を探していたのですが、金融商品販売のときに使われる「マルチプロダクト」といった用語が一番近いと感じています。

コンテンツ制作も配信・出版もある種の構造としては投資活動ですし、取り組んでいる事業の「一流」化の商品展開としても合致します。

現時点では、私一人が構想するのみで、まったくの模索段階に過ぎませんが、将来的に「マルチプロダクト」戦略で展開したいと考えています。

書店で売っている書籍は棒組のビジネス書だけではない

当たり前の話ですね。

ただ東京の大書店の売れ筋とネットの出版の話題だけを追いかけていると物事見誤るなという自戒を込めて。

ISSHIKIで担当した桐原書店さんの本ですが、紀伊国屋書店で著者のフェアが開催されています。

日頃、青い本は学校売りしかしていないとのことです。私自身、この分野に詳しいわけではありませんが、とにかく制作がとてつもなく大変だったというのは、制作当時の社内の様子をみていてわかりました。

エディトリアルデザインの需要は以依然として高く、図解本などのイラストレーションの技術も含め、より高度な表現を短時間で制作する技術が求められているように思います。

スタッフ一同、日々技術的な研鑽を積んでおりますが、ISSHIKIでは、編集者の皆様の様々なご要望にお応えしていくべく、デザイナーの対話力や設計力の育成に務めています。

 

大西泰斗先生による「総合英語FACTBOOK」「英語表現WORD SENSE」| 桐原書店の新しい英語

昨日はサイン会もあったということで週間ランキング2位になっていました(7位の本も担当しました)。

予定のないGW後半を過ごして考えたこと

今年のGW後半はまったく予定を立てずに突入しました。考えがあったわけではなく何か予定を立てて遠出する気力も失うほどに疲れ切っていたんですね。

理由としては大きく2つです。

定期的に書いていますが、昨年前半から事業体制を変える取り組みを進めてきて、その最大の山場と考えていた先般のコンテンツ東京出展を無事終えたこと。またこの2年、長男長女と大学受験で、自宅に帰っても”常在戦場(これってもはや死語だね)”だったこと。

事業も受験も私自身が現場にいたわけではありませんが、だからこそ余計に心労となって気持ちが休まることがなかったんでしょうね。次なる課題も見えてきましたが、次のステージの端緒についたという安堵感から、どっと疲れが出たように思います。

実のところ後半初日は残業していたのですが、思考回路がマイナス回路になっていることに気づいて、これでは悪循環だと、完全にシャットダウンしました。

これまでも疲れ切って連休なにもせずに休むことは何度かありましたが、今回のようにはっきりとワーカーホリックを自覚して、いわば戦略的に休むという経験は初めてかもしれません。恐らくRAIZAPの超健康生活で体力アップし、疲れているとはいえ疲労困憊まで至っていないことも理由としてあると思います。

そして、先々のことを考えているうちに、仕事の向き合い方とでもいうのか、社長業として集中すべきポイントを変えてみようと強く思うようになりました。長くなるのでここでは書きませんが、そうしたいと思うようになったのは、新たに「これやってみたい」と思うことが、はっきり見えたためです。

新たに、といっても以前からやってみようと思っていたことなので、いわば優先順位の再設定ですね。ただ、やることが増えるのは事実で、抱え込まないためにもやることを減らす必要があるのですが、事業の持続性を考えると、リセットを繰り返すこともそろそろ限界と感じています。なによりこれからはマルチタスクな時代です。

そこで、ここは意図してやり方を変える転換点なのだなと理解しました。暫く模索したいと思います。ただ1つ明らかにしておきたいことは、さらにマイペースで進めよう、ということですね。自分自身が楽しくやれないのに、周りが楽しくなりようもありません。

とても面白い時代になってきました。と、連休最終日にそう感じるようになったので疲れは完全にとれたように思います。

最後の1年の始まりという機会

今年のGWは暦通りに営業しています

強制的に連休がつくられるようになって、元来の天邪鬼体質から、あえて祝日を出勤日にして研修などの社内イベントを実施したり、その代休を使って新たな3連休を作るといったことをしていて、GWについても中日を休みにしたりもしていました

祝日は都心が空いているということや、あえて休みを違う日に連休設定することで、会社全体として下請根性に陥らないようにすることなども意図していたのですが、そろそろこの取組も次のステージに上がる時期と考えています。

トップから始める働き方改革

この働きすぎ対策、各社員が自由に計画的休暇取得ができていれば何の問題もないことです。実はどうしたらいいのかはわかっています。

必要なことは、社員が多少休んだぐらいで会社が傾かない収益基盤の構築と、その構造維持のために日頃から自分が何をどうしたらいいのかがわかる職場の仕組み、そしてその仕組みに基き自ら計画的な仕事の組立ができる働き方の提示です。

どうすればいいのか分かっているのに、なぜ実現できないのか?それが問題ですが、わかっているのに実現できないのは、アクセルを踏みながらブレーキを踏んでいるためです。そこで、なにがブレーキになっているのかを考えてみました。

すると、私の場合、こういった難問を「一朝一夕にはできない」「言うは易く行うは難し」事案と、すぐに結論付けていることに気づきました。そこで、なぜそのように結論付けてしまうのかと自問してみれば、帰結するところ、何もかも一人で考え一人でやろうとしているためだと考えています。

オーナー社長としての責任として自助努力は不可欠ですが、下手に一人でやりきってしまうがため、結果的に実施に時間がかかって環境の変化に追いつかなかったり、私自身が少なからぬストレスを抱えてしまって行き詰まったり、あげく意図せず小さくまとまってしまったり、決めてかかってしまうことで、本末転倒な状態に陥ることが多かったように思います。

まずこの、何事も一人で考えてやってしまうワンマン体質を止めること、が先決事項です。

ダム式経営の実践

また先月後半から、育休第1号社員が復帰していますが、想定通り子供の熱などで休みがちです。想定通りなので、こういうことがあっても問題無いよう予め仕事環境の再構築期間を設けていました。いつ何時休んでも構わない前提で、慣らし運転しながら、このぐらいの期間でこうなることを目指しましょうといったものです。

このことは育休復帰に限らず、体調を崩して長期で休みが必要になった場合でも、有給の療養期間や復帰期間を作ったりして同様に考えています。このような対応を前提に考えているのは、当初、社員一人ひとりが工場といったような事業構造が前提の特殊な話と考えていましたが、今後さらに社会全体がデジタル化され、プロジェクトベースの仕事が増え社内外の枠組みがシームレスになっていくことを考えると、今後当たり前の環境になっていくだろうと考えるようになりました。若年層も減ってきていますから、さらに加速するものと思います。

このような「ひとり工場」が集約された会社経営を考えたとき、思いだすのは松下幸之助の「ダム式経営」です。このダム式経営は、規模の大小関わらずロジックとして同じことを適用できると考えていますが、問題は、松下幸之助が「ダム式経営」を実現するまでにブラック体質だったこと、また働けば働くほど儲けが出る右肩上がりだったという時代背景を、現代的にどう当てはめ向きあうかという点です。

もっとも、余裕をもった経営基盤を準備しておくというダム式経営の本質に変わりはなく、この資本的な課題はこの数年で解決しているので、「そうなりたいと強く思うことが重要だ」という幸之助翁の言葉を、愚直に実践することが必要と考えています。

平成最後の1年

1年後の今日、5月1日は新たな元号になっています。また来年は10連休の予定とのこと。

平成元年は大学に入学した年で、あれからあっという間の30年。当時せっかく覚えた煙草も酒も、いまや職場から灰皿がなくなっただけでなく、飲みニケーションもソフトドリンクが当たり前の時代となりました。いつの間にかそうなっているので日頃は気づきませんが、アルバイトしていた事務所で、煙草くわえてゲラの赤字と格闘していたころを考えると、今のように灰皿もなければゲラもなく、徹夜どころか残業ゼロ当たり前の電子書籍制作現場をみると、まさに隔世の感です。

先程のダム式経営の件が難しいと感じることも、考えてみれば自然に社長としての私を含め、一人ひとりの社員の生産性を極限まであげようとする、昭和後期的な発想にとらわれていたためかもしれません。

生産性とは得られた成果に対する費用の割合のことをいいます。今後も高い生産性を追及しなければならないことに間違いはありませんが、どういった成果を得ようとしているのか、そこにかける費用とは具体的に何か、について考え直す機会を与えられた1年が始まったと感じています。

すでに新時代に対応した会社がどんどん出てきていますが、当社もこの1年で次代に対応した体制を構築したいと考えています。

事業拡大のためには定例企画会議を持続させる必要がある

ワンマン経営の弊害

クリエイティブな仕事をする会社を標榜しながら定例の企画会議を持続させることができないこと。これこそが当社の事業規模を拡大できない最大の要因と考えています。現場が提案する企画の細部に至るまで、社長が何もかも決めてしまうことの弊害です。

中小企業経営者がワンマン経営を徹底し業績を維持拡大すること、そのため初期段階では企画の細部まで目を配り、しっかりと成果を上げさせること、これらは言をまたず大事なことですが、ある規模を超える段階で、企画を上手く現場に任せていくことが求めらると考えています。そうしなければいくらハードワークを標榜する社長といえども手が回りませんし、任せていかなければ現場も育たないためです。

しかし、この「任せる」が頭で分かっていても、目前の提案が明らかに失敗することがわかっていて、それによる失注から収益が大きく落ちる可能性があるとき、さらにそれが同時多発的に発生しているとき、この事態を辛抱強く見守りつつ正しく方向付けすること、これが本当に至難の業です。

問題その1:雑草も育ててしまう雑なマネジメント

最初は丁寧にプロジェクトの手入れをしますからどんどん育ってきます。そのうちに雑草がチラホラ出てきます。このときに雑草をすぐに摘み取ればいいのですが、ここで都合よく任せたからという判断で放任し(つまりマネジャーがやりきれずに)、一方でどんどん成長せよとばかりに水と肥料をやっているので、雑草も一緒にどんどん成長してしまいます。

気づいたときには、成長させるべき作物と雑草がわからなくなってしまって、慌てて雑草を刈り取っているうちに誤って大事な作物の芽を摘んでしまったり、手が回らなくなって雑草に負けて腐る作物が出てきたりします。

問題その2:後手後手が生み出す疲弊と消耗

失敗がなければ成長はありえませんが、失敗させたままでは顧客が離れますし、現場も疲弊します。そこでしっかりと見守っていく必要がありますが、一人二人ならなんとかなったとしても、これが三人を超えるととたんに目が行き届かなくなります。

そして、目が行き届かず事態悪化に気づいたときは、たいてい時間的成約からプロジェクト継続のための打ち手は、9割以上の成功率を求められます。これが最大の疲弊と消耗を招きます。

改めて会議の技術を磨く必要性を痛感している

上記で分析したとおり、自らの雑なマネジメントが生み出す危機回避に慣れてしまうこと、それが最大の問題点だと考えています。常に成功率9割の打ち手を考えていて、それを当たり前の基準としてしまう。これではどんなに優秀な人材でも疲弊しますね。かくいう自分自身もかなり疲れています。

恐らく自分自身のスピードが早すぎるのだろうと思います。簡単にいうと焦っているということですね。それは、稼ぐに追いつく貧乏なしと、闇雲に突っ走ってきたこの数年を振り返ってみてもよくわかりますが、こう考えると、まるで借金返済の資金繰りに奔走し、それが一段落ついたところで大仕事をやったつもりになっているダメ社長そのものでした。

実のところ、奔走してきたのは美しいBSを作るためで資金繰りで困らないようにするためでした。つまり全く焦る必要がなかったのですが、先の見えないこの時代でこの業界の、なんとかせねばという思いと勢いに飲み込まれていたように思います。

よその会議に出ると、岡目八目で「下手くそな会議進行だな」というのはよくわかりますが、自社でワンマン社長が進行する会議、自分ではしっかりやってる「つもり」でも、間違いなく下手くそな会議進行になっているのだと思います。だから継続できないし、何度も仕切り直しになっていて積み上げがない。

ここで少しスピードを落とすこと、打ち手の成功率は7割ぐらいで良しとすること、そういったことで現場社員が企画を回せるようにすること、このあたりを意識した企画会議を、じっくりと準備してGW明けから実施しようと考えています。

 

戦略的丸投げを考えている

15期も折り返しです。先日のコンテンツ東京での出展成果を次の段階に進むための今期中間指標と考えていましたが、想定通りの反応と想定外の成果が上がりました。

今回の出展目的は、1.提供業務を一本化するサービスの開発、2.提供できる付加価値の確認、3.計画実行検証サイクルの確立、でした。

サービス開発では、社員とともに進める過程で既存サービスの課題を浮き彫りにすることができましたし、出展によって社員自身が直接多くのフィードバックを獲得することができましたので、「1.」と「2.」については達成できたと考えています。「3.」はいわゆるPDCAを回すことですが、ここは引き続き課題として残りました。

ただ、前回の出展からわずか10ヶ月。出展会場もグラフィックデザインからコンテンツマーケティングへ変更しての取り組みで、社員には高いハードルを課したと思いますが、これを乗り切ったことで会社としてまた一つ成長があったと考えています。

自身の振り返りとしては、この準備開催期間を通じ自分一人できることの限界を突きつけられました。同時に課題としているクリエイティブ社員育成について、個々人の育成と同時に、各自の強みを活かしたチームビルディングの難易度が相当に高いことを痛感しています。

特にサービス開発については、究極私自身が全力で取り組んで完遂させなければならないと考えていますが、そこは身一つなので気持ちとしては一気にと思いながらも、着実に1つずつ時間をかけ成約していくほかなく、そのためにもこの新しい局面で「仕事を任せる」方法を新たに意識して変えていかねばと考えています。

「任せる」ことはこれまでもありましたし、もともと任せていきたいという気持ちの方が大きいのですが、これぐらいなら大丈夫だろうと考える仕事の大きさが、社員にとってはあまりに巨大すぎて抱えきれないという齟齬を解消しなければなりません。これは何度かチャレンジしては失敗を繰り返してきたのですが、今回は失敗を許さず確実にステップアップさせます。

久々に模索するエントリー。

「ISSHIKI通信05」発行しました

報告が遅くなりましたが、先月送付の請求書に同封してお届けしています。

PDF版のダウンロードはこちらから →

ISSHIKIサービスは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化も図っています。

掲載実績は「主な」ものです。この他の実績についてはウェブサイトからお問い合わせください。ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル