2017年はチーム力で仕事の質を拡大します

企画・編集のHONTENTS、デザイン・制作のISSHIKI、配信・出版の金風舎と、現在のデジカルには3つのチームがあります。

それぞれのチームは、当社の社員、提携プロフェッショナル、専属外注スタッフによって構成され、数人のメンバーはチーム同士をつなぐ仕事もしています。

例年、年始は近所の花園神社に出向いて祈願しているのですが、今年はチームごとにそれぞれ主要メンバーで祈願と新年会を行いました。

HONTENTESは多種多様かつ各地にいるメンバーが連携して活動しているので、恐らくよほどのイベントを企画しない限り、全員揃っての写真撮影は当面無理だなと思いました。それでも粘って何枚か撮影したので貼っておきます。

またISSHIKIは、年始からマックスパワーで仕事に邁進、新年会も盛り上がったのか写真を撮り忘れているようで、代わりに年始の挨拶ブログ記事を貼っておきます。こちらは全員のコメントがありますので、ぜひ読んでみてください。

私たちの考えているチーム力とは、チーム内でのプロフェッショナル同士の連携による相乗効果の発揮だけでなく、プロチーム同士の連携による新たな価値創造です。

「質の拡大」といった捉え方も理解が難しいと思いますが、私たちにとっては、納期の前倒しや期待を上回る成果物など、いわゆる仕事の質の向上はごく当たり前のことであって、それに留まらずチーム同士の連携によって提供価値を深く掘り下げかつ拡大していこうという考えです。

2017年、デジカルでは3つのプロジェクトチームの連携によって、出版とネットをつなぎ、これまでにないサービスやコンテンツを作り、新たな価値を新しいお客さんに提供できるよう、取り組みを強化していきます。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

2017年のデジカルはチーム力で面白く創造的な仕事をすることを目標に、多くのお客様の期待に応えられるよう、この1年事業を前進拡大させていこうと考えています。

2015年より、私たちは「読まれるモノとコトをデザインする」を標榜して事業を進めています。いま各スタッフは、それぞれのポジションにおいて「読まれるものを設計し、それを完成させる知識と技術を提供すること」が私たちの使命であると考えています。

また事業を進める過程で、私たちはその使命を果たすためには、チーム力の向上が不可欠であることに気づきました。そしてこれを持続させるためには潤沢な収益が必要であることも再確認しました。

そこで、私たち自身が、その認識を不断のものにしていくためにも、昨年は「面白く創造的な仕事で楽しく豊かな生活を築く」をスタッフ共通の理念として持ち続けることを決めました。

デジカルでは、2014年に読まれる本をつくる出版社として金風舎、2015年には本作りを楽に楽しくするISSHIKI、そして2016年は本質をコンテンツとしてデザインする HONTENTSと、立て続けて事業をスタートさせましたが、今年はこれらの各チームのチーム力を向上させ、またチーム連携による相乗効果によって、お客様の期待に応え続けられる仕事を提供し続けたいと考えています。

私たちデジカルの商品はチーム力です。

今年は、そのように力強く発信できることができるように取り組んでいこうと思います。

本年もよろしくお願いします。

2016年のまとめ記事

恒例のまとめ記事を書こうと取り掛かったらなんと3日もかかってしまいました。

当初は「5カ年計画の2年目の今年は、ひたすら地味に見えないところで苦労のあった1年。ブログエントリーも昨年までと違って一段と減りました。」と、簡単に終わるだろうと頭のなかでまとめていたのですが、ブログは減っても絵日記と称してFacebookの書き込みを増やしていたので、その過去記事をひっくりかえしてみると、それなりにいろいろと活動していた1年でした。

とにかく全国各地を巡ったのと、社内も机位置を何度も変えたのと、スタッフも事業も増えたしで、いつもにもまして駆け抜けた1年だったように思います。

HONTENTS本格始動

今年はなんといってもこれです。チーム編成からテスト事業遂行に企画立案、そして事業体制構築と昨年末の立ち上げからまる1年かかりました。すでに複数の案件が始動していますが、1月から笹金さんには正式にマネジャーとしてチームを率いて貰うことになりました。1年で現状のISSHIKIに並び立つもう1つの主幹事業に育てます。

金風舎のアップグレード

4月に2つのプロジェクトをスタートさせると決意しました。最初に形になったのはコンテンツの配信・出版サービスのKIMPです。HONTENTSの柱の1つとなるサービスですが、Kindleの配信やPOD出版に留まらず、ウェブサイトの制作まで幅を広げ、顧客のデジタルコンテンツの制作・配信をサポートします。

また、これは来年の実現になりますが、新たな独自レーベルを立ち上げます。金風舎のサイトもそれを見据えてリニューアルしました。

ブログの活性化と読書会イベント

どれも比恵島さんの大活躍でした。読書会は女子限定ということで社長が参加できずだったので写真もありませんが(金風舎サイトにレポート記事あります)5回も開催できました。ISSHIKIブログは、現場スタッフがコンテンツを作れるようになり、佑ブログは今年蓄積したノウハウを活かして来年アップグレードさせます。


「ベースキャンプ」開設

HONTENTSチームの活動拠点として、9月に現事務所の裏(新宿通りに面しているので向こうが表か)に10坪ほどの事務所を借り、若手社員とともに席を移動しました。全部手作りで事務所を作るのはこれで最後にしようと思います。手狭であることや社外スタッフの割合も大きいのでフリーアドレスにしてみましたが、案外使い勝手が良いなと思いました。

ニューズブックで全国行脚

今年は3月にMMN(地域新聞マルチメディア・ネットワーク協議会)で、ブックビヨンド社とローカルメディアラボ社と弊社のプロジェクト3社で発表をさせてもらい、その後ローカルメディアラボの牛島さんと各地の新聞社を巡りました。青森、秋田、宮城、長野、群馬、茨城、広島、愛媛、熊本、北海道と日本縦断ですが、来年も年初からスタートダッシュをかけ、春に向けて活動を加速させ結果出します。

社員旅行は浜松へ

それまでは私が車運転して出かけていたのですが、昨年から新幹線乗って移動するようになり、今年はさらにイベントも増やしグレードアップしました。来年も予定しています。さらに大人数ですが飛行機に乗って移動しようと思ってます。

ホテル泊が増えた

地方出張は言うまでもありませんが、宴席で車で帰れないときは事務所近くのホテルに泊まるようになりました。本当はもっと事務所近くに引っ越したいのですが、ママ友や学校の都合などでしばらくはそれもかなわないということで。それと最近、気分転換にドライブで遠出するよりも高い(物理的に)部屋に泊まるほうがリフレッシュできることに気づいたので、来年はさらに増えそうです。

机をいろいろと移動した

HONTENTSの立ち上げとISSHIKIの拡張と2正面で死力を尽くした今年後半ですが、アネックスビル「一番奥」→「一番手前」→ベースキャンプ→アネックス「中央」→「一番奥」→「さらに奥」と6回も移動しました。さらに数年ぶりにWindowsマシンを買いました。いまは本籍はアネックスビル、現住所はベースキャンプ、たまに千駄ヶ谷の個人オフィスと3箇所に机がありますが、来年の後半から本格的に社長室を作る計画を始動させ統合します。

スタッフが増えた

4月に予定していた新卒社員の入社後、ISSHIKI、HONTENTSともに増員しました。写真は10月の研修時ですが、さらに増えてます。そしてさらに来年も仲間を増やします。

取締役会と幹部合宿

月一でかなりシビアに経営会議をやっているので、これまでは緊急事態発生ごとの適宜開催だった取締役会を、きちんとした定例会に切り替えました。それからはじめて幹部合宿を場所を借りて実施しました。実のところ二年越しの取り組みです。

小さな会社でスタートし、今も十分小さな会社ですが、これまではワンマン社長がガミガミ言うのはなんともなくとも、若い社員が増えるにつけ感じる重責に幹部としてどう取り組んでいくのか、彼らとともに悩み、トコトン腹を割って話し合った1年となりました。彼らの働きのお陰でいまのデジカルがあるのは間違いありません。来年もこのマネジメントチームで頑張ります。

いろいろと決別、引退、卒業

20年続けてきたパソコン書の制作現場、感情的なワンマン経営などなど、いずれ辞めたいと思いながらも、グダグダと辞められなかったことを辞めると決めた1年でした。特に労基署から長時間労働の是正勧告をもらってからは、昭和なしきたりや意識からも完全脱却することを決意しました。今年は一番最後に会社としての年賀状も廃止しましたが、来年はさらに躊躇することなく新しいしくみや流れに切り替えていこうと思います。

DTPデザイナーを募集します

産休社員による欠員に加え[ISSHIKI]サービス増強のためにDTPデザイナーの正社員登用を前提とした人材募集をします。

ISSHIKIは、当社で提供している本作りに関する業務を集約したサービス・部門名です。「本作りを楽に楽しく」をモットーに、通常のデザイン制作会社とは異なるアプローチをとっています。

主たるお客様である出版社の編集者の皆さんに、本作りを楽に楽しく取り組んでもらうためにも、まずは社員である私たち自身がそれを実践すべきと考えています。

スタッフが実績やランチの美味しい店を紹介しているブログはこちらです。

現在は以下のようなデザイナーが在籍しています。

  • 書籍制作の実務経験3年以上
  • 実用書のデザイン、DTPができる
    • 毎月5冊程度のDTPをこなす
  • Adobeアプリケーションが使える
    • InDesignは当然。
    • Illustrator、Photoshopも使える
  • 30歳前後

実績はブログ記事を参照して頂きたいですが、100社以上の出版社と年間500冊ほどの仕事を担当しています。引き続き多くの依頼を頂いており、当社としても今後さらに多くの実績を積み上げていきたいと考えています。

現在は職場環境向上を第1の課題として、年一回の社員旅行や全社員研修のほか、社内プロジェクトや委員会を複数設置して、社員同士の対話を増やしチームワークのレベルアップを目指しています。

また残業ゼロを目指し(休日出勤や深夜残業はゼロにしました)、各自が週一回の17時帰宅(定時は10:00~18:00)デーを設定するなどの、生産性向上の取り組みに着手しています。

具体的な募集要項は追ってISSHKIブログにて告知します。

「商業出版」の終わり

いったい誰が「商業出版」などと言い出したんでしょうか。

今更終わりなどと書いていますが、編プロとして版元に企画を売り込まなくなった2010年にはそう思っていて、いつかこのことについて書こうと思いながらも、そんな暇もなく5年も経ってしまいました。

そういえば、その「商業出版」なるものをもちかけていた「出版プロデューサー」をかたるブローカーもいつの間にか消え去りましたね。もっとも単に自分の周りにいなくなっただけなのかもしれませんが。

本当なのかよくわかりませんが、いわゆる出版社が本を出版することは「企画出版」と表現するのが正しいようです。優れた編集者の皆さんは日夜、書店で売れる本が何かを研究して自ら企画を起こして出版し、逆風の出版業界を支えています。ISSHIKIでもそんな編集者さんをコツコツ紹介していこうと思っています。

そして「商業出版」の対向が「自費出版」なのですが、現状は恐らく多くの方がイメージするそれとは違う規模で、そのサービスの本質を理解している出版社によって大きなビジネスになっています。また巷間いわれるような低品質なものばかりでもなく、実際成功しているところはそれを単なる自費出版とも言っていませんね。

何が言いたいかというと、企画出版で成功できるほどの中身もなく、自費出版ができるような資金もない方が、腕の悪い企画出版編集者や調子のいいことをいう出版ブローカーの餌食になって「商業出版」などといっていたのが実際のところだったと考えています。

そしてそれを複雑にしていたのが、この間のソーシャルメディアの普及で、出版のベストセラー戦略のようなものをちらつかせてセルフブランディングなどといって煽る人たちが出てきたことでしょうか。

この5年近く、出版で迷っている方で、面白い(役立つ)コンテンツをお持ちの方にはまずは電子出版を、コンテンツを作る部分から悩んでいる方には無駄なお金と時間を使わずに済むブログを書くことを勧めてきました。売れっ子になっている人は今でもその電子書籍が売れてますし、ブログ記事をまとめただけでも売れたアイテムもありました。

見ていて皆さんおしなべて熱心にソーシャルメディアで発信をしていましたが、売れる方は淡々とコツコツやっておられて、なにより出版・配信したコンテンツとその人のビジネスがイコールになっていました。当たり前ですが手段と目的が整理がついてないとうまくいかないということですね。いくらFacebookやTwitterで挨拶したところで、挨拶しか返ってこないのは当然だということです。

となると、作家になるつもりはないし、成功した企業経営者のような潤沢な資金もないが、今現在の自分のビジネスやアイデア、社会的な活動についてまとまった考えを「本の形」で世に送り出したいという方に、その目的を達成するための高品質で廉価な出版サービスを提供する使命が我々にはあるかもしれないと思いました。これがKIMPサービスを作った真意です。

しかし、サービスをはじめてみて思うことは、先程「本の形」とあえて言ったとおり、すでに書籍形態でも単行本、ペーパーバック(POD)、電子書籍(Kindle)と3つになり、それを販売するウェブサイトとの境界も溶け出しつつありで、進化のスピードが尋常なく早いということです。

最初はそれに読み手側がついてこれないと心配していましたが、現役世代に限っていえば、もはやテキストに限らないかもしれないと、別次元での課題解決の必要性を感じてきました。

この先々のことはまたじっくり考えて別の機会に書きたいと思いますが、ひとまず「商業出版」なる言葉は、短い役目を果たし終わったものと思います。

【また観た】マネーボール

野球は観るのもやるのもさっぱりですが、すでに4回観ました。

つい先日も、チームの戦力増強会議の参考になるからと幹部に言った手前、自分も見直しておかねばと、ただ深夜なので要点シーンだけにとどめ会議に備えておこうと思いながら、結局会議当日の深夜2時過ぎ、感動とともに5回目の鑑賞を終えました。

ここまで書いて、なんだかこの映画のことを書いた気がするなと思ったら、しっかり5年前に書いていました。

なるほど、そういうふうに感じて観てたのか。

さて、5年後のいまはどう感じているのか簡単にまとめると、当然ながら弱小資本でチームを作っていく視点で大変参考になっています。さらに冒頭のロートルスカウトマンたちとの会議のシーンや、頑としてスターティングメンバーを変えない監督の様子からは、そのまま職人デザイナーの頭の中を観ているようで、これまた参考になります。

今回はまさにそのエースデザイナーがISSHIKIチームのマネジャーとなって、いよいよチームを構築するところにシフトアップしてきたところでの戦力増強会議。映画とは違った方向で紛糾もしましたが、最終的に出てきた提案は、私の想定を超えたものとなっていて大変おもしろかった。つまり真に現場視点での生産性向上につながる戦力増強策が出てきました。

しかし、今回の鑑賞で今までになく心に残ったのは、幹部に観て欲しいと思っていた合理的な経営手法の部分でなく、”野球にはロマンがあるよな”というブラピのセリフでした。

そういえば最近は理に囚われすぎかもしれないな。もう一度「売れる」原点にも立ちかえって、不合理と思える選択も勘ピューターで対応していく時期にきているのかもしれない。

来年は面白くなりそうです。

あなたのコンテンツをふさわしいカタチで届けます

11月スタートと決めていた金風舎のアップグレードプロジェクトですが、予定していた月内にリリースできました。金風舎の本体サイトは明日リニューアルサイトをオープンします。

このサービスは今後「HONTENTS」事業の幹となるデジタルコンテンツの制作・配信・出版サービスです。

現時点ではAmazonで制作・配信、出版することに特化したサービスですが「本質をコンテンツとしてデザインする」をミッションとするHONTENTSチームでは、これまでの「書籍」の出版概念を踏まえ、それを超えた新しいデジタルコンテンツの制作・配信サービスへと発展させていく考えです。

KIMPの強みはコンテンツの制作・配信・出版のトータルデザインができることですが、提供する制作技術も当社がISSHIKIとして出版社に提供しているものと同レベルで、その品質には自信があります。

ただし、いまは大々的にサービスを宣伝することは、次の2つの理由から控えたいと考えています。1つはバックボーンとなるISSHIKIの体制です。この1年ひたすらチームの増強と生産性向上に努めてきましたが、それ以上に出版社の編集者の皆様からの引き合いも増え、いまそちらに追いつくのに精一杯で、こちらKIMPまで手が回る状況になるのはあと少し、年明けまで時間がかかりそうです。

また、もう1つはHONTENTSチームとしては、このサービスを受託事業の営業ではなく、当社からの配信・出版フレームワークの企画提案として、積極的に攻めて進めていきたいと考えているためです。また、同時に「書籍」の出版概念を超えたコンテンツパッケージの配信を開発する必要もあると考えているためです。

デジカルとしては昨年2015年から5カ年の中期計画を実行中ですが、来る2017年は最初のピポットポイントを設定しています。このプロジェクトの展開がその契機となりますが、サービス開発、チーム育成と山積する課題を着実に進めて、高品質なサービスを恒常的に提供できる組織づくりに集中します。

「ほぼ」できたは何一つできてない

「あの件は出来ている?」

「ほぼ出来てます」

「そう、わかった」

(数日後)

「で、あの件はそろそろ出来ているよね?」

「ええ、少し難航してますが、ほぼほぼ出来てます」

「そう、大丈夫なの?」

「大丈夫です」

「そう、わかった」

(数日後)

「あの件、もう出来たよね?」

「はい、出来てはいるんですが…」

「どれ、見せて」

「これなんですが、このあたりがどうしても難しくて、このようにも考えたのですが…」

「なにこれ、全く出来てないじゃないか!」


一体誰が悪いのか。

「ほぼ出来た」を完成が見えているとして見逃す(そうあって欲しいと願う)方が悪い。

47歳になりました

例年の振り返りポイントとして。

昨年、舵を切り替えたと書いた方向性で淡々と過ごすことのできた1年。もちろん以前に比べ、なので例によってイベントやアクシデントに事欠きませんでしたが。

普段の靴をスニーカーに切り替えたし、年配の人から仕事をもらうような仕事は止めました。特に”仕事の機会”を頂くイメージの仕事は完全にストップさせ、独自企画で仕事を作ることにしました。これで数年前にそうしようと決めた、社内で企画が湧いて出てくるような体制に近づきました。

近づいたけれども完全に切り替わったわけではありません。この47歳〜48歳の1年を、後に振り返っての明確な転換点にしたいと思ってます。

こう決めると、次へ次へと展開したい気持ちになってしまいますが、大きく伸びるためには屈んで準備する段階も必要。これまではそういった時間を惜しいと感じていたのですが、今回は以前と違って少し気持ちに余裕ができました。

この1年で財務が好転したこともありますが、人材にも恵まれたという点が大きく、なにより短期的に収益を伸ばすことに興味がなくなったためです。人手不足で人材不足のこの時期、新しい事業立ち上げに多くの人に加わってもらい心強い限りで、この好機を逃さずしっかりと人材育成と組織の土台作りをと考えています。

今年は大河ドラマを欠かさず見てますが、当初、戦国の中小企業経営者、真田昌幸に入れ込んで見ていたのですが、ここにきてやはり徳川はすごいなと思ってみています。映像には全く出てきませんが家臣団の構成に参考になる点が多いと感じています。家康はあまり人気がないので資料が少なく読む本がなかったのですが、つい最近ずばり徳川家臣団の新刊を入手して、天啓を得た気分です。

個人的にもすでに企画の槍働きで八面六臂の大活躍より、地味だけど後々大きく展望が開くような盤石で堅牢な組織を作ることに興味が移りました。あとは、さらに楽しく仕事ができるようにと考えています。

過去記事:

42歳になりました。

44歳になりました。

45歳になりました。

46歳になりました。

「紙の本」を作る仕事を続ける理由

「ISSHIKI」事業を取引先の編集者の皆様にご案内差し上げてから、好評と取引拡大の機会を頂いてます。ありがとうございます。

個人的にデジタルコンテンツビジネスに邁進する方向性に変わりはないのですが、なぜまたこのタイミングで紙の本を作る仕事に戻るようなサービスを展開させているのか、私のことを電子書籍ビジネスをやっている人としてお会いした方の方が増えているので、あれれ?デジカルは電子は辞めたの?と思われないように説明します。


もう4年前になりますが次のようなエントリーを書きました。電子に邁進しているブログを書き続けていますが、この当時から方針は転換していません。

この時に未来像として描いていたことがISSHIKIサービスの原案と、POD(プリント・オン・デマンド)技術を利用した出版サービスで、後者を金風舎のサービスとしてこれから展開します。

この紙とデジタルの同時展開は、私自身が編集者として仕事を初めた当初からデジタル組版技術に深く携わっていたことに潜在的な理由があります。紙の本を作ることを求められながらも、その仕事はデジタルでの生産性向上を追求するものでした。

以来この十数年で得られたデジタル制作技術を、改めて出版編集者視点で、本作りのプロフェッショナルである現役編集者の方々や、全国にいる本を出版したい人々に提供することを考えていました。

ただ、ISSHIKIなどと新たな名称までつけて紙の本作りサービスとして提供しようと強く考えるようになったのは、実のところ電子書籍関連事業を強力に推進するようになったためです。


いつだったか記憶は定かではないのですが、ニューズブックプロジェクトも始まり、携わる仕事が電子書籍一色になり初めたころ、実家で事業内容について話をしているときに母が一言ポツリと言いました。

「あんたの言うとおり電子書籍ばっかりになったら、私が買える本がなくなるやないね」

この数年前に父とは新聞紙論争で「お前の言うとおりもう新聞紙はいらんな」と勝利していたこともあり、実家ではデジタル派が主流を形成していたのですが、この母の素朴な一言は突き刺さりました。

そうか将来的にデジタルコンテンツが主流になるかもしれないが、少なくとも既存の出版社には、書店店頭で売れる紙の本を作り続ける社会的な役割が厳然として残っているなと。

実のところKindleを文明開化の黒船のごとく讃え、ゴミのような電子書籍を粗製乱造する業者や、電子にしない出版社はダメだといった安易な業界批判の論調にも辟易していたので、そういった浮ついた流れから距離を置きたいこともあり、この母の言葉を契機にもう一度紙の本の制作と電子出版について見直そうと考えました。

これが紙の本を作る出版社のためにISSHIKIサービス立ち上げを加速させた理由です。


タイミングよく昨年AmazonPODサービスも始まり、本作りサービスを一般のお客さんにも提供できる素地が整ってきて、私の中で未分化だった「紙の本」と「デジタルコンテンツ」の仕事の位置づけが明白に整理がつきました。

そこで「本作りを楽に楽しく」のISSHIKIと「本質をコンテンツとしてデザインする」のHONTENTSとに事業を2つに分けて進めることにしました。

経営的には、職人的な技術が求められがちなデザイン制作業を、組織的に展開することや、2事業を同時育成など大きな課題があるのですが、これも生産性高いチームを作るという課題と考えると将来性があり取り組みがいのある課題なので、経営者として難しい課題を楽しませてもらおうと思ってます。