デジタル化についてさらに多面的に考える必要がある

昨年、金風舎に続く2つ目のデジタル出版レーベルとしてPIONNIERを立ち上げました。第2弾の執筆が遅延気味になっているところに、編集制作体制がゴタゴタしてしまい、あっという間に1年経ってしまいました。

東北地域の企画から始動のため改めて仙台に出向き話を伺いましたが、今回話しを伺っているうちに、このところいくつか感じていたことが繋がってきました。

PIONNERは電子書籍とプリントオンデマンド(POD)の組み合わせで実践しています。この手法を始めた3年前は、私自身デジタルと紙のハイブリッドだと認識していましたが、いまはどちらもデジタルだとの認識に加え、コンテンツ制作に関しては、ネットメディアを加え、マルチプロダクト対応が求められるようになってくるだろうなと感じています。

ただ電子+PODの手法については効能以前に存在自体がほとんど認知されておらず、その課題を再確認しましたが、話を伺っているうちにPODの仕上がりに研究の余地が大きいことに気づきました。PODの仕上がりは決して「悪かろう」ではありませんが、製作コストが安ければいいのかということです。

実はこの日、いつも立ち寄る駅ナカ書店で、このPOD本がひっそりと並んでいるのをみつけたときに、やはり紙にするならば並製本の仕上がりを提供できるようにした方がよいだろうなと、最近立て続けに配布用単行本の製作依頼を受けたこともあって、対応の幅を更に広げる必要性を感じて考えていたところでした。

とにかく沢山の刺激を頂きあれこれ考えながら駅に向かって歩いているうちに、この日は最初に西口、次に東口で打ち合わせだったのですが、そういえばと感じることがありました。

今日は、最初にいつも降りる側の西口のホテルメトロポリタンで、続けて東口のおしゃれなカフェでの打ち合わせでした。
東口に降り立つのは2度目だと思うのですが、ここは街全体が再開発されたんですね。今回始めて知りました。

最近、各地の駅を降りてみてなんとなく感じているのですが、駅裏感があるところが無くなっているように思います。慣れ親しんだ駅の顔としての表側はあったとしても、薄汚れ寂れた駅裏といった様相はどこにも無いような気します。

もしかすると、自分の中でも駅に表裏があると思いこんでいるように、まだまだ紙とデジタルといった二元論にとらわれている部分があるのかもしれないと思いました。

そういった意味では「在庫」や「流通」といった問題にとらわれるあまり、ソリューションとして安易にPODを考えていたかもしれません。そもそも初版部数と注文が見合っていれば在庫の問題は発生しませんし、そうであるならば販売をAmazon任せにする必要もありません。

最近は多層的なネットワーク空間を実感することが多く、マスを前提としたメディア空間からの転換の必要性を実感しながらも、まだまだ自分自身の発想はマスを前提としたものが残っているようです。さらに多面的にみていく必要があるように感じています。

PIONNIERはコンセプトから見直して再始動します。

PIONNIER ピオニエ

大いなる旅路

出張で京都に泊まったときは、翌日の新幹線を午後にして、寺社仏閣に立ち寄って帰るようにしてました。

ただ何度かやっているうち、あまりに貧しいなと思えてきて、もう仕事のついでで寺社仏閣へ行くのは止め、代わりにわざわざ京都に行ってまで行かないようなところにしようと、今回は京都駅前のPHP社にある松下幸之助記念館と、新しくできた、やはり駅近くにある京都鉄道博物館に行くことにしました。

もともと記念館の方で資料を漁ろうと思って、博物館の方はネットニュースでちらっと見ただけで詳細を調べてなかったのですが、現地についてここがあの梅小路蒸気機関車庫であることに気づきました。

小学生のときに図鑑で見て以来、いつかは行ってみたいリストに載せたまま自分でもすっかりその存在を忘れていたので、感激のあまりすっかりはまって幸之助記念館はほんの少ししか立ち寄れず、危うく新幹線にも乗りそこねるところでした。

小学生のときに写真でみたときには大迫力だったけど。いまはそれほどでも。
いまや機関車より建物の方に興味があって、これとても100年前のものとは思えない。鉄道コンクリート建築物で最古のものだそうです。
排煙装置がついてます。これを真下から覗いてみたかった。穴が空いているだけですが。
結局、今に至るまで走っている蒸気機関車に乗ったことはありませんが、博物館で見慣れているのでこちらはもう感動が薄い。

大正昭和初期の建物が好きで巡っていますが、保存されていたり再建されていたりとそのままのものが少ないので、ここはある意味現役で別格ですね。

実はこれほどまでにここで感慨にふけっていたのは、つい最近AmazonPrimeで「大いなる旅路」という映画を見たためでした。

映画の解説は上手くできないので、詳細はAmazonのページを参照して欲しいですがレビューも絶賛の嵐ですね。戦前、戦中、戦後を通じて変わらぬ男の仕事と、時代に翻弄され大きく変わる家族とその幸せといったストーリーで、本物の機関車を転覆させていたり、結構古い邦画を見ていたつもりですが、まだこういう名作があったのかと、まさにこの機関車庫はその映画の舞台のようでした。

加えて博物館で続編的な映画があることも知り帰ってすぐに見ました。モノクロ・カラーの違いもありますが同じ年の映画なのにこちらは随分軽薄な印象で、そのあたり時代の変遷も知れて面白いですが、「大いなる旅路」は帰ってからもう一度見ましたが、こちらは1回で十分です。

この他、関連お薦めアイテム2つ。

この新幹線大爆破もPrimeに出ていますね。何年か前にネットで知る人ぞ知る名作と知ってDVD買いました。これと「砂の器」をたまにBGV代わりに流していると、次男が「また観てる。これもう3回観た」などと言ってくるやつです。

「大いなる旅路」では若い高倉健(とても若い!)が、次男の役で運転士となって特急こだま号を運転しているのですが、その十数年後に、今度は新幹線爆破しようとしていたのか、と思うとなかなか味わい深いです。

もう1点は書籍です。分厚いのでまだ読みかけです。


国鉄改革のときに何があったのかが克明に描かれています。「大いなる旅路」でも、戦中の軍歌が戦後になって労働歌になって、デモしている職員を横目に黙々と働く様子が描かれていますが、その成れの果てがこれかと。JRになったときは高校生で物心ついたときにはストなどは沈静化していたように思いますが、あれじゃあ解体されて当然だろうなと思いました。

それにしても「大いなる旅路」で、機関士が男の一生の仕事と描かれていたころから80年ぐらい。平成も間もなく終わりですが、もはや男のロマンみたいなものはカケラもありませんね。どこにいったのでしょうか。

4年越しで能登半島を制覇した

家内の実家は石川県の小松市ですが、彼女も能登半島に行ったことがないということで、当然私も行ったことがなく、数年前に家内が帰省する機会に合わせ出かけました。ところが能登半島は思った以上に奥深く、輪島についたところで時間切れ。和倉温泉のあの加賀屋の隣の宿にとまって帰ってきました。

あれから4年。今年は吉方位が能登半島という助言を得て、最初は時間も無いことだし一人で気多大社まで出かけようと思っていましたが、その話をすると珠洲まで行きたい上半分も回りたいというので、下の子達を長女に託し一緒に出かけることにしました。

当初は週末一泊、神社にいって温泉つかって骨休めと思ってましたが、自宅からクルマでひたすら能登半島の最先端を目指し、この際だから行ってみたいという彼女の要望にひたすら応える骨折りの旅となりました。

ただ、主婦感覚での宿や食事の選択は、結果的にコストパフォーマンスもよかったので、2日で走行距離1200kmの荒行で疲労困憊しましたが、気持ちとしてはかなりスッキリしました。

日頃あちこち気軽に出かけている身なので、自分一人だとまた今度来ればいいやと行くのを見送ることが多いのですが、誰かと一緒に、特にこの際いろいろと満喫したいという思っている人と一緒だと、巡り合うものも違ってくるように思います。

宿についたら隣の街でお祭りをやっているというので、行ってみると無形民俗文化財となっている神事でした。「あばれ祭り」というそうですが、驚いたのは若者が沢山で、ここの祭りは後継者不足とは無縁だなということ。こういうことも一人で出かけていたらわからない気づかないままでしたね。


あばれ祭 - 日本遺産「灯り舞う半島 能登 〜熱狂のキリコ祭り〜」能登のキリコ祭り

伊豆や紀伊などもそうですが、半島には独特の雰囲気があると思います。日本列島半島制覇の野望がふつふつと湧いてきましたが、これからは一人で出かけない旅を考えようと思っています。

宿の目の前にある見附島(軍艦島)。
改装されたばかりできれいだし食事も地元の新鮮な食材で、国民宿舎だしなと舐めてかかってました。主婦感覚大事ですね。
聖域の岬。下はあの”ランプの宿”。ここは一度泊まってみたいですね。
日本3大パワースポットの青の洞窟。ブラタモリ風に岩石触ってみましたが、うんちくは何も出てこず。タモリさんはすごいなと。
レビュー見るとボッタクリだの散々ですが、こういった場所を維持して観光客を捌くのだからそういうものだろうと思います。先程の展望台含めて1500円。高いか安いか。
ここが能登半島の最先端。歴史ある灯台。最寄りの道の駅から小高い山を10分ほど登ります。
同時に日本の中心。能登はパワースポット目白押し。
帰りの食事は適当にと思っていたら、さざえ祭りをやっているということで目的のお店まで寄り道。東京からクルマで来たんですかと驚かれましたが、これは寄り道したかいがありました。1350円。
無事到着。2日で1283km。ひたすら走っていたので燃費もまずまずで、ETCも週末の割引だったので今回は旅費がほとんどかかりませんでした。

 

 

 

2018年下半期の展望

まずは振り返りを簡単に

従来であれば半期の振り返り記事を書くところですが、今年はもうダラダラ書きすぎたと反省しているので簡単にまとめます。

「一昨年立ち上げた事業の立ち上げ方で失敗して、その片付けの最終仕上げをこの半年で完了させました」です。あくまでも社長としての振り返りで、会社全体としては着実に成長しています。

「失敗は素直に認めて倍努力する」

数年前、そんな孫社長のツイッターの呟きがありました。確かに「立ち上げ方」には失敗しましたが、事業としては失敗ではないのでルートを変えて再び挑戦で倍の努力をすればいい話です。数千万ほど損しましたが、その程度で収められて上出来との振り返りです。

1.組織の基礎体力をつける

失敗の原因は、早く立ち上げなければ!との「焦り」からくる「過信」とその過信が生み出す「奢り」でした。信用しないとやっていけないのですが、それが過ぎてしまうと、なんでこれぐらいできないんだという奢りに繋がります。社長のお前がやれよという話です。ですから、今度は私が一人で初めてます。

引き続き人材育成と組織構築が課題ですが、ハードルを上げる目盛単位をもっと小さく、そして上げ幅を小さくしていく必要があるということです。

またこの一年、業務監査に入ってもらいましたが、これがようやく完成をみました。そして人材の見出し方も大きく学びがありましたので、秋からはかなり落ち着いた大人な会社な雰囲気に仕上がっていくと思います。

2.失敗体験からの副産物

7年前の手痛い失敗から万全の経営基盤を構築していたので、焦ることなく今後に向けた「倍努力する」ことを考えているわけですが、撤退戦の残念な気持ちを整理しながら前に進んで行くのはなかなかシンドイ仕事です。この過程でマネジメントに関する最新の心理学的手法をいくつか学びました。

この点についてはアメリカの研究は進んでいて、禅寺修行の思想に止まっている日本人は遅れていると思います。ということで、この心理学をツールとして使う件、マネジメント層に向けた出版のテーマとして考えています。

3.基盤整備とコンセプト整理

書籍のデザイン制作事業と出版コンテンツの企画編集事業の2つが分化していた状況を「一流」化と名付け1つの流れに整備しています。

固有事業としてのISSHIKIの磨き上げに力を入れていますが、今回はマネジャーではなくオーナーとして取り組んでいる点が大きく異なります。書店流通の出版市場は減少していますが、出版物の制作需要は変わらずありますし、出版の本質は変わっていないと考えています。

この先は実現方法が多様化していって、それが紙とデジタルの二項対立でも、出版と配信の並立でもなく、組み合わせでの対応だと考えています。このマルチプロダクトのコンサルティングを全国対応のサービスにすることが目標です。

4.提案の手法を変更

ニューズブックで複合的な事業体構築にチャレンジしましたが、この過程で何をどうしたら組織が動くのか(動かないのか)を学びました。次に課題と考えていることは、予算獲得のための切り込み方です。

お膳立てはできるようになりましたが、お酌をして宴が盛り上がるまでしっかりやる必要があると考えています。今後も全国対応で仕事をしたいと考えていますが、やはり現実問題、予算は東京で話をつけるのが一番です。そういった役割をもっと明確に果たしたいと考えています。

5.個人的に

半年間自己トレーニングにしていたライザップのトレーニングを再開します。先日、健康診断で目出度くも脱メタボの診断で、悪玉コレステロールがC判定、体重、視力がBであとはAでした。視力はもうどうしようもないのですが、体重をもうあと少し落としたら悪玉コレステロールも含めてA判定になるようなので、10月の再検査に向けて再び絞り込みます。

この1年以上、体調がおかしいなと思ったのは3日ぐらいでいたって健康ですが、これを超健康体にします。来年はいま出ている芽をしっかり伸ばすために、さらなるハードワークが求められると考えているので、そのためにも心身ともにバージョンアップの期間とする考えです。

読まれる本のデザインをつくる仕事

当社では書籍のデザイン制作事業を運営しているチームを「ISSHIKI」と名付けています。

本を作るためには、原稿を編集したあと印刷製本するまでに、レイアウトして表紙カバーを作る必要があります。レイアウトもレイアウトデザインを作って組版をする必要があって、最近は図解本が増えきたので、イラストレーションも求められるようになってきました。

この「ISSHIKI」は、複数のデザイナー、クリエイターで構成された制作チームなのですが、装丁、本文デザイン、組版をトータルでデザインすることでデザインの統一感を出すとともに、対象読者にあわせたテイストの調整、提案を柔軟に対応できることが強みです。

文字にすると簡単ですが、結構な手間暇かかっています。実際この手の本を企画して作るとなると本当に大変で、私自身、企画編集したらあとは誰かに上手く仕上げて欲しい編集だったので、自分が欲しかった制作チームを自社で作ってみましたというわけですね。電子書籍も同じように作ってます。

最近は版元の編集者の皆様だけでなく、一般の事業会社さんやフリーランス編集者の方々からも問い合わせを頂くようになってきました。

どういった実績があるんですか?というお問い合わせを頂きますので、プレゼンシートを作ってみました。

PDFはこちらから → 

そして、私自身は、このデザイン制作の前段部分のコンテンツの企画編集部分をEMDという概念でサービス事業化しようと考えています。このEMDでいくつか新しい実績をつくることが出来てきたので次のフェーズに進めたいのですが、1つ前のエントリーで書いたとおり、今回は腰据えて取り組む考えです。

晴耕雨読

すでに梅雨が明けたような天気ですね。最近、雨を鬱陶しくて面倒といった感覚がなくなって、逆に慈雨という言葉を噛みしめるようになりました。もしくは雨降って地固まるといったことも。

そういう意味では、今年は真正面から梅雨を楽しんでみようと思っていたら、あてが外れて晴れ続き。もちろん晴れている方がよいので、それはそれでよいのですが、なぜ雨でも楽しめるようになったのかと、この際振り返ってみました。

大量の天気情報

最大の理由は、テレビを見なくなったこと。もちろん大画面で各種動画サービスはみてますが、それに忙しくて、いわゆるテレビ局の番組を見なくなりました。唯一ニュースは朝晩見ているのですが、これが何かにつけて天気の話題。

世の中平和な証拠で結構なことすが、晴れでも雨でも一大ニュースになっていて、そのうち天候でいちいち何かを左右されるようなことが滑稽なことだなと感じるようになり、夜のニュースで最初が天気の話題であれば、その時点で見るのを止めるようになりました。

晴れの日に傘を借りた

もう一つの理由は、銀行取引が拡大したためで、例の「晴れの日に傘」をヒシヒシと実感するようになったためです。大変ありがたいことですが、まさに備えあれば憂いなし。おかげで多少の雨が降ったところで、ネガティブな感情に陥ることがなくなりました。

晴れの日に傘を借りるからこそ安く借りることができるわけで、特に今は大安売りされていますから、借りておかない手はないということです。それに新品の傘を置いたままにしておくと、雨が降りそうだなとわかったときも、雨にならないようにしよう頑張る思わぬ効能があることもわかりました。

晴れの日は何をするのか

そういうように考えてみると、これまでは雨が降ったらどうしようと、つまり「もしも」のことを中心に考えていて、肝心の晴れの日は勢いにまかせ、あまり深く考えずに動いていたことに気づいて、もったいないことをしていました。

ということで「晴耕雨読」という言葉を思い出して、そういえば雨が降ったら本を読んでというのは実践してきたけど、晴れの日に淡々と耕す畑がどういうもので、耕すとはどういうことかを、本当にじっくりと考えることなくやってこなかったなと感じています。

改めていろいろと周囲の人や環境に恵まれていることに感謝しかありませんが、戦に打って出るばかりで、地道に田畑を耕すことを疎かにしていたかもしれません。

おわりに

こんな四字熟語を安易にタイトルに使おうと考えるだけで我ながら焼きが回った気もするし、晴耕雨読なんて雨の日のタイトルとして選択するイメージを持っていましたが、今更ながら辞書引いてみると、悠々自適な生活を表す言葉なんですよね。豊かな生活を目指すと社内で言っている割には言ってる本人が貧しい発想でした。

今期は個人的にもデジカルとしても、15年目の転換点と設定して進めているのですが、期末が近づいてきて、なるほど物事の受け止め方、考え方の切り替えを求められていたんだなと実感しているところです。

こういうことを書いているということは、いままさに雨が降っているということなのですが、もう晴れ間が見えているので、次に晴れたときにどう動くか、今回は気分や勢いに左右されることのないようじっくり腰据えてと考えています。

「ISSHIKI通信08」発行しました

今月の請求書に同封してお届けします。

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ISSHIKIは、デジカルの書籍デザイン制作チームの名称です。書籍の装丁デザインとレイアウト・デザイン及び組版制作を一式提供するところから命名しました。最近はイラストレーションや編集作業の一部も一式に含めて請け負っています。

ISSHIKIでは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化を図っています。企画編集に多忙な編集者の皆様に、ISSHKIで頼んでよかったなと思って頂けるよう、スタッフ一同サービス品質向上に努力しています。

今月のトピックは、技術評論社の傅さんから玉造さんがもらってきた「職場の問題かるた」で遊んでみたというお話。職場環境改善はISSHIKIチームでも喫緊の課題で、日々現場で対話を続けています。

掲載実績は数ヶ月までまでの「主な」もので、多忙を理由に更新が滞っていました。実績を知りたいとのご要望にお応えするべくウェブサイトの改修を来月から開始します。

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3年後を見据え考え方と動き方を切り替えている話

月次で経営会議を実施しています。1年前の今日、大きく舵を切り替えました。それでどうなったのか、これからどうしていくのか、振り返りと展望をまとめてみました。

荒波に立ち向かった1年となりました

昨年7月に初めて展示会に出展し、わずか10ヶ月で2回目の出展。双方の展示会を起点として新しい仕事に取り組んでいます。

その新しい仕事には2つの種類があって、未経験の仕事に挑戦する取り組みがある一方で、変革を迫られつつもいまだ模索に終始して案件にならないものもあって、時間軸が大きく違う2つの取り組みを同時に見ている私自身の体感速度は、ますます加速しています。

デジカルとして求められていること、トップとして求められていること、一人のプランナーとしてやってみたいこと、そこにマネジャーとして「働き方改革」なる変革の大波も押し寄せ、会社としても個人としてもしっちゃかめっちゃかの怒涛のごとき毎日です。

もちろんこうなることは予測済みで(何しろそうすると自分で決めたのだから)、あえて荒波に突っ込んだわけですが、予測していたからといって大変な状況が軽減されるわけではありません。ただ、大波に揉まれ水を飲んで苦しんだとしても、予め波がくるとわかっていれば、乗り切ることはできて溺れることはないものですね。

いったい何が苦境の原因なのか、その原点に向き合ってみると、意外とたいしたことではなかったりします。そういった気づきを得られたことが今回最大の収穫です。

3年後を見据えたビジョン

昨年9月にリブート宣言したビジョンに向け駒を進めています。
https://www.digical.co.jp/about/

創業当初より「新しい出版のカタチ」を模索し「読まれるモノとコトをデザインする」をミッションに事業に取り組んで参りました。創業 15 年となる 2018 年を転機として、原点である「出版編集」に立ち戻り、この 5 年で拡大成長したブックデザイン・制作事業と電子出版関連事業を両翼として、これらを統合した新たな編集デザイン・サービスを全国展開する計画を準備しています。
進化を続けるデジタルクリエイティブのノウハウをコンテンツ企画編集に活かし、出版・メディア発信の力で、顧客の皆さまとともに創造的な仕事を作り豊かな生活を築くことを目指します。

書いて半年以上経っていますが、今回はブレることなく進められていて、いま3つのことを考えて取り組んでいます。

まず書籍のデザイン制作事業「ISSHIKI」の事業運営体制を再構築。業界縮小とネットコンテンツデザインの隆盛によって、撤退したり細分化した業者が増えているのか、トータルデザインの提案やワンストップサービスの価値は高まっています。伝統工芸とまではいいませんが、希少性の高いデザイン制作事業として、今後も磨きをかけていこうと考えています。現場も静かに燃えてきているのを実感します。

次に、電子書籍やPODといったデジタル出版や、メルマガやブログといったデジタルコンテツ配信を出版と組み合わせたりする案件、そのコンテンツ制作に出版編集のスキームを適用する企画が増えています。ただ想定していたよりも概念の浸透スピードが遅く(逆にいえば私が早すぎて)、事業として成立するまで時間が必要という認識です。この仕事は取り組み方を単独コンサルティング活動に絞り、3年後をめどに事業体へ整えていこうと考えています。

そして、社員の産休入りでトーンダウンさせた自社の電子出版事業「金風舎」について、上記のコンサルティングを実践する過程で得た知見や、働き方改革で体感している社会の潮流を見据え、コンテンツの企画制作段階から新設計で出版企画を実行しようと考えています。実は今こそ出版社を始めるチャンスと思ってます。

考え方改革を実践中

今回わざわざ困難な方向に舵を切っているのは、制約条件がある方が、それも強力な制約条件がある方が、その間に追い詰められ縮められた分、知恵も出て後々伸びが大きいと感じるためで、その視点に立った考え方と行動の切り替えを実践しています。

まずはご存知の通りフィジカルな改造です。目に見えて変化を見せることができ、健康にもなって一石二鳥です。この1年、風邪どころか一切の体調不良もありません。4月の展示会に向け自己トレーニングに留めていたのですが、もう一絞りしようと集中トレーニングをいつ開始するかトレーナーさんとタイミングを相談しています。

次にいまはまりそうなのは、タイムマネジメントの観点からの睡眠です。睡眠なんて努力も工夫も不要と思っていましたが、これは奥が深いし大した投資でもないのに莫大なリターンがあることに気づきました。今までなんともったいないことをしてきたんだと思いますね。

そしてメンタルマネジメントの研究です。この10年、禅寺にいったり茶道の師匠についたり、カウンセラーにみてもらったりと、いろいろと平常心の研究をやってきましたが、これもすでに昭和平成の取り組みかもなと感じています。

というのも、iPhoneを持つようになってライフハックにはまった結果、個人的な生産性はかなり向上したのですが、このところ限界を感じていて、身体的に健康になって衰えを感じなくなってしまったが故に、今度は頭の回転と心の動きが自分で求めている行動の結果に追いついてない感覚があります。

そんなときにいくつかの本を読んでいて。なんとなくモヤッとしていた霧が晴れたというか、いままでその視点はなかった、なるほどそうやればいいのか!とかなりの気づきを得て密かに実践中です。

同世代のおじさん向けにいうならば、アムロのためにマグネットコーティングが必要だということで、個人的にニュータイプ化プロジェクト実施中です。完全にひとり趣味なのですが、実益と盛大に一致しているので邁進します。

「ISSHIKI通信07」発行しました

今月の請求書に同封してお届けします。

PDF版のダウンロードはこちらから →

ISSHIKIは、デジカルの書籍デザイン制作チームの名称です。書籍の装丁デザインとレイアウト・デザイン及び組版制作を一式提供するところから命名しました。最近はイラストレーションや編集作業の一部も一式に含めて請け負っています。

ISSHIKIでは、編集者の皆さまが企画編集作業に集中できるよう「本作りをラクに楽しく」をモットーに、エディトリアルデザイン、装丁デザインの技術力とともに接客力の強化を図っています。企画編集に多忙な編集者の皆様に、ISSHKIで頼んでよかったなと思って頂けるよう、スタッフ一同サービス品質向上に努力しています。

今月は担当書籍のうち、桐原書店の語学書「FACTBOOK」が紀伊國屋書店で著者フェア開催となった件がトピックです。通常は書店店頭販売しない書籍ということで売上げランキング2位となりました。

掲載実績は「主な」もので、ここ最近は多忙を理由に更新が滞っています。実績を知りたいとのご要望を沢山お寄せいただきますので、そのご要望への対応強化をすべくウェブサイトの改修を計画しています。


ISSHIKI | 一式製作所 | 株式会社デジカル

14年目の運動会

週末は長男が1年生のころから数えて連続14回目の運動会でした。

ひところは3人同時で撮影編集係は大変でしたが、数年前から次女のみとなって多少寂しくなってきたところに、今年はいよいよ昼食が親子別になって、ますます地味な感じになってきました。これも時の流れですね。

といっても地味になっているのは我が家の話だけで、学校の方は少子化が嘘のように、この数年のマンション建設ラッシュで近辺住民激増のためクラスは倍増となり雰囲気は様変わりです。

校舎建て替え前は、昭和の牧歌的な自分もよく知る運動会の雰囲気でしたが、最近は新校舎のように現代的な野外スポーツイベントをみているかのようです。このあたり社会的な進化を痛感しますね。

そして観覧側も、昔はキャンプセットをもってきて酒盛りに近い親御さんたちもいらっしゃいましたが、ここ最近は学校やPTAの皆さんの努力で見違えるように皆さんスマートに観覧、撮影されていらっしゃいます。

というわけで、今年もそうなんだろうなとのんびりでかけたのですが、さていよいよ撮影だとビデオを取り出したところで、いきなり怒号が聞こえてきました。何事かとふと横を見ると、PTAのパパさんが最前列で仁王立ちして撮影をしている年配の男性二人に腰を低くするように注意しているところでした。

間違いなく生徒の祖父世代の方々だと思いますが、お二人とも体格良くしかも高そうなゴルフウェアを着こなして堂々たる容貌でしたので、恐らくそれなりに地位のある方なのだと思います。ただ、いきなり息子のような男性に面前で咎められたので、鳩が豆鉄砲を食らったかのような表情でフリーズしてました。

もう少し言い方もあるだろうなとも思ったので、だからこの世代はといった話にするつもりはありません。逆に、多少は反面教師として将来の学びを得た一方で、このところ強く閉塞感を感じる代わり映えしない現状とに照らし合わせ、現役世代としては、もっと考え抜いた対応をしていかないとならないんだろうなと、単に先輩世代を責めても仕方ないぞと、そういった思いを強く抱きました。

小学校の運動会参加もまだあと2年。